大谷翔平君はチャーター機で帰国するセレブになった:
マスコミ報道ではチャーター機で帰ってきたとは報じたが、その意義というか意味をあまり深く追求してはいなかった。私は「大谷翔平君もそこまでの『セレブ』というか超一流の大物になった。偉いものだな」と捉えていた。さらに国内での名古屋への移動もチャーター機だった。
彼はアメリカのMLBに挑戦してはや5年。アメリカンリーグのMVPにも一昨年選出されたし、昨シーズンでは100何年ぶりかで球聖ベーブルースの記録も破って見せた。今やMLB切っての大スター選手で、来シーズンの年俸は40億円以上とも噂されている。
そこまでの大選手になった彼の言わば「ティーム大谷」がどれ程の規模に達しているか知らないが、そのティームが移動するとなれば普通の民間航空機であれば空港では大勢のファンが集まるだろうし、運ぶ荷物の量も多いだろうから大変な手間と経費になるのは容易に想像できる。それを避ける為には、チャーター機を利用するのは極めて合理的だと思う。
アメリカでは多くのセレブというか超一流の俳優やスポーツ選手たちは移動用に自家用機を持っているようだし、チャーター機も利用すると聞いている。
私は「なるほど、彼もスポーツの分野でのセレブ(celebrityの略語で、有名人の意味)になったのだ。野球選手としてアメリカのMLB日卯戦して成功した大選手の一人なのだ」と解釈した。
私の記憶に誤りがなければ、アメリカに渡ったスポーツ選手の中で、ゴルフの分野では丸山茂樹もチャーター機を利用して移動していたし、テニスの錦織圭も同様なセレブの域に達していたと思う。
私は彼ら「セレブ」がそういう行動をとる原理は、金持ちであることをひけらかすのではなく、アメリカ独特の合理主義を採用しているのだと見ている。ウエアーハウザーでも8代目のCEO故ジョージ・ウエアーハウザーも長距離の出張の際には、自宅の庭にヘリコプターを発着させてシアルと空港内の自社の格納庫に飛び、そこから自社のジェット機で移動していた。こうすることで空港でのチェックイン等の手続きで、社内最高の高給取りの時間を無駄にしないようにしていると聞いた。
大谷翔平君はそういう合理主義の国アメリカのMLBで鍛え上げられ、言わば天与の資質を一層磨き上げて、超一流の野球選手に成長したのだ。
その大谷翔平君がWBCでもその力を発揮してみせるだけではなく、今シーズンも投手、打者、走者としての類い希なる能力を十分に発揮して、Aaron Judgeなどに負けることなく再度MVPに選ばれるような活躍を期待したい。