新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月22日 その3 矢張りウイルスの感染が気になるので

2020-02-22 16:19:33 | コラム
掛かりつけのクリニックのS先生に伺って見た:

先生のご意見は「貴方は高齢で確かに心不全を抱えているので、極力人混みを避けていた方が良いだろう」だった。そして「どうやら流感にも似ているようなものらしいが、もし発熱したら厚労省(なのかな)の指示のようにあの電話番号を試してみて、何と言われるかを聞いてみるしかない」だった。ということは「このクリニックでは診ることは出来ない」と言われたのと同じだった。先生は私が発熱に弱いとはご承知だが、37.5度くらいなら耐えられるのではないかと激励された。何れにせよ、私はこの「クリニックや病院にはいきなり行くな」という政府の言い分は無慈悲だと思わずにはいられなかった。


ところでマスクだが、このクリニックでは看護師さんと3人の医療事務担当の女性は皆マスクをしている。だが、S医師はしておられない。看護師さんが「先生がマスクをしておられないとは」と苦情めいたことを言われた患者さんがおられた」と教えてくれた。そう言われて見れば、S医師がマスクをしておられたのを過去32年間1~2度見たことがあったが、その時は悪性の風邪だったと聞いた記憶がある。テレビに登場される多くの感染症専門の医師の方は「マスクをしていても意味はない」と言われるのは「ウイルスはマスクを通過してしまうので防ぎようがない」と解釈している。

産経新聞は比較的発見しにくい場所に「アメリカのCDCが日本を渡航注意とした」と掲載していた。確か最早9ヶ国だったかが同様の処置をしているとの報道もあった。それはそうなるだろうと思う。何分にも、我が国の政府は未だに韓国と共に中国からの入国制限を湖北省と浙江省だけにしているし、ダイアモンド・プリンセス号への対応が各国のメデイアに悪し様に言われているからだ。我が友のSM氏は「このままにしていたら、トランプ大統領に日本からの入国を禁じられるのでは」と言っていたが、本当にそうなりかねない気配だ。そうなれば、彼は帰国できなくなってしまう。

それどころではない。森会長も小池都知事もオリンピックは開催すると明言しておられたが、開催しても選手団が来なくなってしまう事態が起きないとは言えなくなりはしないかと、私は密かに危惧している。全人代を延期しそうな中国が、選手団を送り込めるところまで事態を改善できるのだろうか。24日までは連休とやらなので、何処にも行かずにジッとしていよう。この界隈にはあれほど中国人が多くても、未だに感染者が出ないのは不思議なのか、それとも奇跡なのか。

余談だが、本日は2020年(令和2年)2月22日と、これでもかと「2」が並んだ日だった。

2月22日 その2 「パーテーション」って何のこと

2020-02-22 08:41:45 | コラム
カタカナ語排斥論者の嘆き:

今朝ほどは「テレビ朝日さん、如何に何でもパーテーションはないでしょう」と叫んでいた。何もテレ朝だけではないが、この「仕切り」か「間仕切り」等を意味する“partition”を「パーテーション」とする傾向が段々に激しくなってきた。思うに、普通の日本人には「パーティション」が発音しにくいだろうとカタカナ語製造業者が気を利かして、こういうとんでもないカタカナ書きにしたのだろうと疑っている。ジーニアス英和辞典はチャンと「パーティション」というカタカナ書きまで記載されているのに。

私はカタカナ語製造業者が何故英語本来の発音を無視して、おかしなカタカナ書きをしてそれをテレビ局や新聞社に強制(しているのか、彼等が「これ、これ」と思って飛び付くのか)しているかとすら疑っている。現在のように世を挙げて英語教育の強化を謳っているときに、何の恨みがあってインチキな発音になってしまうカタカナ語を普及させるのか、私は憤慨する前に呆れている。特に酷いと何度も指摘した「セキュリテイー」などは、立派なはずだと思う学識経験者がテレビで躊躇うことなく「セキュリティ」と言っているのは凄いと思う。

あの方々は中学校から高・校大学にかけて、一体どのような教師にどのように英語を教えられたのだろうか。“security”を英和辞典でも英英辞典でも見れば、発音記号は「セキュアラテイー」に近いように掲載されている。元の動詞の“secure”を敢えてカタカナ表記すれば「セキュアー」であるのだから、それを名詞形にすれば最悪でも「セキュアリテイー」となると思うよ。こんな事を何度言っても効果はないと承知しているが、言っておかないことには「本当の英語の発音」を知って貰うことが出来ないと思うので、敢えて言っておくだけだ。カタカナ語製造業者よ、反省せよ。

野党は総理を追及するが

2020-02-22 08:11:30 | コラム
ホテルの見積書と領収証と明細書:

野党は居丈高に総理に「ホテルからの見積書その他を見せろ」と追及している。そこで、在職中に良く利用していたし、本社からの副社長以下の出張者が利用したホテルとの場合を思い出してみた。

その場合は「ホテル」の定義を、現在ならばコーヒー1杯で¥1,000も取るような高級なところとしておこう。我が事業部で個室を借りて50人ほどのお客様を招待したパーティーを開催したことがあった。確か担当したのは私だったと記憶するが、営業担当者に交渉したのは「どのくらいの規模の個室か」と「1人当たりどれほどの予算になるか」を口頭で話し合っただけで、見積書などは貰っていなかった。このホテルは永年全社的に使っていたし、営業担当者とも信頼関係があった。主催者が本部だったので、費用は副社長がクレデイットカードで支払ったから、領収証はなかった。

ご存じの方は多いと思うが、この格付けのホテルでは食事等の場合にはテーブルに注文した品々を記載した伝票が提示され、もしも現金払いにすればその伝票に「受領済み」という判がおされており、それが領収証となって経費伝票に添付していた。我々はあらためて領収証を取ることはないが、時には領収証を要求する人がいるのを見た記憶はある。今回、野党が騒ぎ立てたので、初めてホテルが発行した「上様」と手書きされた領収証を見た。野党の方々はホテルを使われた経験がないとは思わないが、私には何故あれほど色々な書類を出せと追及するのかなと思っている。

確かフジテレビのバイキングでは鈴木哲夫が「この見積もりから領収証の件は重大だ」と言っていたが、彼は野党の主張と同様に総理が虚偽答弁をしたと疑っているのかと思って聞いた。虚偽答弁ならば重大であり、総理を貶める絶好の材料になるだろう。だが、私には枝葉末節の問題であり、時節柄あって欲しくな時間の浪費だとしか思えない。お仕舞いに言っておくと、テレビ局は「上様」を「ウエサマ」と言っているが、私は「ジョウサマ」が正しいと教えられたし、「ジョウサマ」と入力すると「上様」と出てくるよ。