新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

新型コロナウイルスによる肺炎に関する話題

2020-02-03 07:46:12 | コラム
テレ朝は矢張りねー:

どうもこの話題から離れきれない。昨2日夜にテレ朝の「日曜スクープ」に何気なくチャンネルを合わせてしまった。話題はやはりこの件についてだったので、特に新鮮味はなかったが、気になったことがあった。それはテレ朝のエース的存在のように見えるコメンテーターの川村晃司の中国寄りの発言だった。言うなれば「矢張り朝日新聞だったなー」と痛感したのだ。


それは昨日には「中国問題グローバル研究所所長」の肩書きに変わっていた遠藤誉博士の主張に対して、川村が習近平とエチオピアの関係を擁護する趣旨のことを言ったのだった。川村が言い出した途端に遠藤博士が彼の方にキッとなった表情で顔を向けられたと思ったら、カメラが切り替わってしまった。遠藤博士の発言の主たるポイントは先日の産経新聞の解説と同じだったし、本日の産経新聞に櫻井よしこさんが指摘されている「習近平が一帯一路にエチオピアを組み込んで言わば高利貸しをしている実態」がより明快だと思う。WHOは中国にがんじがらめにされているのだ。

既にネット上ではデトロス事務局長が習近平と握手している写真がでているが、遠藤博士の解説では「デトロス事務局長は中国に実態調査に行ったのだろうが、その訪れた先は武漢ではなく北京だった」というのだった。間違った方角に行っていたのだった。即ち、彼は習主席に「どうすれば良いか解っているのだろうな」と因果を含められたのではないかとすら思える、偏った姿勢を見せていたのだった。その意味では産経が「デトロス事務局長の更迭を主張する社説」を掲げたのは尤もなのだ。

ところが、川村は真っ向から遠藤博士の指摘を否定してかかった点はTBSでの興梠神田外語大学教授と同じだったし、テレ朝はテドロス事務局長の“appreciate”を「感謝する」と訳していた。テレ朝はここまで徹底していれば、寧ろ潔いと言えるかも知れない。番組そのものの内容は決して悪いものではなかったと私は“appreciate“するが、河村の言い分が際立っていたと思うし、困ったもんだと感じていた次第だ。