ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

セツブンソウ

2010年02月20日 | Weblog
栃木市にある「星の町」そこには1月にはロウバイが咲き2月にセツブンソウが咲きます。小高い山の日陰の斜面に小さい妖精のような可憐な花、セツブンソウ。2月は節分と暦の上では春ですが、まだまだ寒さ厳しい時に楽しませてくれます。
知人が咲き出していると教えてくれましたので見に行きました。自宅から車で約2時間です。9時半到着。早速カメラを抱えて山道に入り、セツブンソウを探しましたがあまり咲いていません。土地の人が来ていたので聞いて見ましたら、まだ早いそうです。
雨があまり降らないのできっと遅れているのでは?と言う事でしたが、雨は結構降っていたと思うのですが栃木は降っていなかったのかしら?

お話が好きなようで、何も聞きもしないのに、「私も安い一眼レフを持っていてこの花を写しに来るのよ!」「今日はカメラを持ってこなかったんだけどよ」「趣味だから花を写しても人に写真を売ったりはしないのよ!」「なかなか上手に写せないよね!」「この網は写真を撮る人が山に登って花を写したり出来ないように網は、はってあるんだよ!」「小さい花だから踏まれるとひとたまりも無いんだよ!」「ひどい人がいるものよな!」
初めはいちいち話しに対して答えていましたが、なかなか何時までも離れてくれずひっきりなしのおしゃべりに私はへいこうしてしまい、しまいには口をつぐんでしまいました。
やっと気付いたのか・・・「邪魔して悪いな!」と言ってぶらり、ぶらりと離れてくれました。

やっと静かにセツブンソウと向き合う事が出来ました。良い顔のセツブンソウはないかと探しました。今年はセツブンソウの周りにおが屑が敷かれていました。管理する人の花に対するいたわりなのでしょうか?背の低い花なので地べたに座り込んでカメラを覗き「べっぴんさんに写してあげるね」と心で語りかけながら良い表情を追いました。

11時になると人達が花を見に繰り出してきました。引き上げ時です。
今一良い表情に逢えなくて一寸残念なのでした。
もう一度機会があれば咲き乱れているだろうセツブンソウに逢いに来たいと思いました。
写真は精一杯のおすまし顔のセツブンソウ