ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

旅人編(06)わしはその気になかなかなれん

2010年08月12日 | 旅人編
■平成22年8月12日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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郎女いらつめを 亡くし旅人は 弔問の 使者迎えるが 心は晴れず

うつくしき 人のきてし 敷拷しきたへの わが手枕たまくらを  纒く人あらめや
可愛かいらしい お前が枕に して寝てた この手枕に 寝る人らん》
                         ―大伴旅人―〔巻三・四三八〕 

霍公鳥ほととぎす 鳴きとよもす の花の 共にやしと 問はましものを
霍公鳥ほととぎす 鳴いてるお前に 聞きたいな 卯の花咲くのと 同じに来たか》
                         ―石上堅魚いそのかみのかつを―〔巻八・一四七二〕

橘の 花散る里の 霍公鳥ほととぎす 片恋しつつ 鳴く日しそ多き
霍公鳥ほととぎす 散った橘 恋しいと 甲斐もないのに 鳴く日が多い》
                         ―大伴旅人―〔巻八・一四七三〕 




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