(イブニング 2003年~ )
先日たまたまつけたTVにこの作者のくさか里樹さんが出演されていた。
介護をテーマにした漫画を描いているという。
申し訳ないがこの作者の漫画は一度も読んだ事がない。
「ケイリン野郎」というタイトルを聞いたことがあるっていう程度である。
しかし、そのTV番組を観て読んでみたくなり、図書館から借りてきたのだが、これはスゴイ!
介護の現場をかなりリアルに描いている。
介護虐待、高齢者性問題など、かなり取り上げにくいテーマにも真正面から取り組んでいるのだ。
個々のお年寄りの顔や身体つきも実にリアル。
食べ方、おもらし、暴れ方・・・実に、実にリアル。
認知症の老人のとまどい、周りの人間たちのとまどい、
そういった心理面も実にリアル。
リアルでないのは主人公の百太郎ぐらいか?(笑)
常に前向きで、規則よりも老人のことを真剣に考えて行動する百太郎。
介護する人間の理想ですよね。
そして、どんな悲惨な現実が描かれていてもラストはちょっぴり救いがある。
私には、どちらかというと漫画は現実逃避の場であって辛い現実から逃れたい場であるから、
こういう現実に即したものは実はちょっと苦手だったりする。
でも、こういう風に現実から目を背けずにきちんと描かれた漫画は非常に好感が持てる。
この作品は20代の若い読者も多いようだ。
若者も年配者も、いつかは全ての人が老いるのである。
今、年老いた人たちにどう接するか、今後、自分が年老いたときにどうするか、
多くの人たちが、色んなことを考えるきっかけになればいいな、と思う作品である。
先日たまたまつけたTVにこの作者のくさか里樹さんが出演されていた。
介護をテーマにした漫画を描いているという。
申し訳ないがこの作者の漫画は一度も読んだ事がない。
「ケイリン野郎」というタイトルを聞いたことがあるっていう程度である。
しかし、そのTV番組を観て読んでみたくなり、図書館から借りてきたのだが、これはスゴイ!
介護の現場をかなりリアルに描いている。
介護虐待、高齢者性問題など、かなり取り上げにくいテーマにも真正面から取り組んでいるのだ。
個々のお年寄りの顔や身体つきも実にリアル。
食べ方、おもらし、暴れ方・・・実に、実にリアル。
認知症の老人のとまどい、周りの人間たちのとまどい、
そういった心理面も実にリアル。
リアルでないのは主人公の百太郎ぐらいか?(笑)
常に前向きで、規則よりも老人のことを真剣に考えて行動する百太郎。
介護する人間の理想ですよね。
そして、どんな悲惨な現実が描かれていてもラストはちょっぴり救いがある。
私には、どちらかというと漫画は現実逃避の場であって辛い現実から逃れたい場であるから、
こういう現実に即したものは実はちょっと苦手だったりする。
でも、こういう風に現実から目を背けずにきちんと描かれた漫画は非常に好感が持てる。
この作品は20代の若い読者も多いようだ。
若者も年配者も、いつかは全ての人が老いるのである。
今、年老いた人たちにどう接するか、今後、自分が年老いたときにどうするか、
多くの人たちが、色んなことを考えるきっかけになればいいな、と思う作品である。