はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

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「こんな機能の製品は無いものか、、有名メーカの宣伝では見ないけれど、、」
このような時に Amazonの検索で探して、試し買いしてしまうことが多くなった。
当然のことだが、期待外れの失敗も多々経験した。
そんな中で、期待どおり or それ以上、の製品に巡り合うことも稀にある。
今回は、そんなネット販売上の小物・少額(5000円未満)アイテムを紹介する。
(些細な話題です)

(1) 洗面・脱衣室用ヒーター
洗面コーナー用の暖房器として本格的な製品もあるが、ホンの短時間使うだけ
なので、大げさなものは、コストは高いし消費電力も大きく、無用と考える。
以下の製品は、600Wで十分に温まるし、人感センサー搭載で自動的にONして
くれる。目的にピッタリで快適に使っている。書斎の足元用などにも使えそう。
ドウシシャ セラミックヒーター 上下首振り 人感センサー付
https://amzn.asia/d/5w0V7gw

(2)充電、着脱式の自転車ライト
LEDヘッドライトはこれまでに何度も買ったが、構造、機能、照度の全てで
合格点のものは無かった。以下の製品は(詳細は述べないが)走行時のon・
off制御から、盗難防止の配慮まで、理想の機能を持っていた。ただし、自転
車フレームのフォークにブラケットが溶接してあることが前提の製品。
Hapyson充電式スマートランプ
https://amzn.asia/d/3w3fkTP

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 「逆流性食道炎」は、中年以降の人の多くが罹るポピュラーな疾患だ。日本では、食生活の変化や高齢化の影響で、罹患者の割合が急速に増加し続けているそうだ。食道-胃噴門部の活躍筋が弱まるために、食道に胃酸が侵入して炎症が起こる疾患。首下がりや前かがみ姿勢は間接的な原因になる。症状はけっこう辛く、仕事等の活動の大きな支障となる。悪性疾患でないとは言え、真の完治につながる治療法はなかなかなく、治療はもっぱら、胃酸の分泌を抑える薬の内服にたよることになる。その方式となれば著効を示す処方薬があるので、薬を飲んで炎症をおさめていくことはできるのだが、根本的な治癒を導くものではないので、薬との付き合い方に個々の特性に応じた工夫が要る。今回は、その関連の注意・工夫についてのちょっとした話。

先ず、胃酸分泌を抑える薬として、今日使われるのは次の4種に区分される:M1ブロッカー、H2ブロッカー、PPI、P-CAB (これらの情報はネット上に多数. ここでは触れない.)
よく使われる薬品名:ピレンゼピン、ファモチジン、ネキシウム、タケキャブ(←これのみ唯一の商品名)
効果は、基本的に右に行くほど顕著。医院で処方されるのは、右側3種類。患者側からみて、この3つからどのように処方してもらえばいいかと言う話しを記す。
結論的に言えば、強い症状を止めたいと思ったら、「タケキャブ」に限る。

ファモチジンは効果が弱い。治すというより、(辛いものや油ものをたくさん食べた、夜遅くに飲食したなどで)症状が出そうだと思ったときに、予防的に飲むのに向いている。市販薬にもなっているので、口内崩溶型(ガスター10 S錠等)を鞄に入れておくとよい。

PPIはそこそこよく効くのだが効果が出るのに日にちが必要。さらに「ネキシウム」は、私には合わなかった(むしろ腹痛を誘発する)。形状がカプセルで、しかもその色が無用に派手(毒々しい)であることもネガティブポイントだ。

タケキャブは、顕著な効果を示す。かなり即効的で持続時間も長い(効果は、飲んで1時間あたりから出はじめ、余裕で半日は続く)。腹痛なども出ない(唇が乾いて、塩っぱいような感触を覚えるという副反応があるのだが、このことは薬が効いている期間の確認に役立つ)。さらに錠剤が長細く半分に割れる形が良い。タケキャブの唯一の欠点はやや高価なことなのだが、20mg錠を処方してもらって、それを半分に割り、日によって飲み方を変えることができる。薬価は、20mg 157.9円、10mg 105.3円 なので、10mgとして使う場合でも、必ず 20mgを処方してもらうべきだ。逆流性食道炎では、最初に内視鏡検査をした後は、簡単な問診が行われるだけだ。通院する意味はほとんどないので、医院に出向く回数は極力減らしたい。ただし、1回に処方してもらえる薬の日数分には制限がある。そこで、20mgを1ヶ月分出してもらえれば、2月間もつことになるのだ。また、症状が、朝にひどい場合、夕方にひどくなる場合などあるのだが、半錠ずつ朝夕に内服する方式をとれば、1日中強力に効く。要するに、ひどいときには1日2回に分け服用、おさまってきたら、1日の中のどこかで1回、半分だけ服用するという使い方ができる。これが決定版だ。(症状がひどくなる時間帯があれば、それに先立つ食事の前に飲むのが効果的.)


-----参考となるリンク集------

胃食道逆流症(GERD)と逆流性食道炎/オリンパス(株)
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/esophagus/esophagus_04.html

NHK健康--胃食道逆流症の症状--【胸焼けの治し方】胃食道逆流症の治療と注意すべきこと/NHK
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_428.html

兵庫医科大学病院>もっとよく知る!病気ガイド>胃食道逆流症(GERD)注意
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/12

日本消化器学会ガイドライン>患者さんとご家族のためのガイド>胃食道逆流症(GERD)ガイドQ&A>Q7〜Q9
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/gerd.html#q1

胃酸の分泌を抑えるお薬(酸分泌抑制薬)の解説
https://www.tanaka-cl.or.jp/health-column/isan/

PPIとH2ブロッカーはどう使い分けるべきか
https://www.m3.com/clinical/open/news/962018

逆流性食道炎は薬で治せる?薬の使い分けとは?(オンデマンド療法のことなど)
https://www.tamapla-ichounaika.com/knowledge/category/post-35616/

タケキャブ錠10mg、タケキャブ錠20mg
https://clinicalsup.jp/jpoc/drugdetails.aspx?code=65139

食道裂孔ヘルニア改善には腹式呼吸?正しい腹式呼吸とは?
https://www.tamapla-ichounaika.com/knowledge/category/post-35111/


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「首下がり」の症状が強く出ている最中は、体の他のトラブルに意識が向かいにくくなる。知らず知らずのうちに他の疾病を悪化させないよう注意した方がいい(病気一般について言えることです)。
意識すべきは、首下がりの症状や治療経緯と連動して生じやすい疾患があることだ。

今回の私のケースで重要となる観点は以下の3つだ:
(1) 首の曲がりは食道の形態に直結するので、首下がりの状態にある間ずっと、食道が、極端な前かがみ姿勢のときの向き・形になっている。
(2) 首下がりからの回復を促すためには、横臥姿勢をとることが有効だ。デスクワーク中、ある程度の時間おきに休んで一旦横になるのがよいし、しっかり昼寝することも効果的と(医師に)勧められた。
(3) 首下がりから回復するためには、就寝時の枕は低くした方がよい。(ホテルなどを含め)首の姿勢の観点では不自然に分厚い枕が使われている場合が多いので注意する。

以上のどれもが原因となって、発症・悪化しやすくなる病気がある。「逆流性食道炎」だ。実は、首下がりになる前に一度発症したことがあり、もっと早く気づくべきだったが、逆流性食道炎のことは忘れて一生懸命横になる時間を確保していた。枕も薄くした。そのような過程で、のど奥の詰まり感、(時折現れる)痰と胸焼けなどの症状を少しずつ断続的に自覚するに至り、しかもその状態をしばらく放置してしまった後に(首下がりのときとは別の)医院に駆け込むことになった。内視鏡検査の結果、案の定、(軽度裂孔ヘルニア含む)逆流性食道炎とわかった。

今なお悩みが続いているのは、(2)のジレンマ問題だ。逆流性食道炎を治すには、(胃に物が入っているときは)横にならない方がいい。首下がりを治すには、なるべく横になった方がいい。考えられる対策は、食後すぐになるべくがんばってデスクワークを進めることだ。横になる休憩は食後2時間より後にする。さらに、(3)に関連することとしては、寝る時に左下(右側が上)の姿勢をとることが大切だ(胃の入り口は右側なので)。寝返りを打てば元の木阿弥だが、、経験上、意識するとしないとでは、明らかに違う。
以上は、(中高年で)首下がり症候群を発症した方に共通する注意事項になると思う。

逆流性食道炎の処方薬についても追加情報がある。これは次回に。


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(遅まきながら)ここで以下をお断りしておきます。
このブログでは、私個人の経験に基づくことを記しています。状況が共通する人も少なくないと思い、ブログにしているわけですが、もちろん、病状・原因・経過などは人によって違うでしょうから、個別の治療方針は、医療機関でよく相談して進めていくことが基本です。
=====

MRIや血液検査もして、結局、私の「首下がり」の症状に対しては、器質的・内分泌的な異常は認められず、ジストニア(異常な筋肉拘縮)によるものと診断された。しかしこれで、本質的な機序や原因が特定されたわけではなく、言葉が割り当てられただけとも言える。ただし「ジストニア」系統ならば、パーキンソン病ではないとして、治療方針が区別される、、こうした意味があるようだ。(人間の体に起こることは、未だ解らないことだらけと再認識する. 特に神経関係の症状では.)

そこで、診療科が(脳神経内科から)神経筋内科に移り、ボトックス治療を受けることができた次第、、ここまでは既に述べた。
ボトックスは、首の筋肉の物理的動作側面に反映するだけだ。その効果がで出ている間に、脳内プログラムをなるべく速やかに正常化(再構築)したい、、こうした戦いが始まるのである。
その再構築を促進してくれる薬物療法があればもちろん助かる。そのために最初に処方された薬が、トリヘキシフェニジル塩酸塩「アーテン」とゾルピデム酒石酸塩錠「マイスリー」だった。
(低い枕を使い)横臥している時には、首の向きは正常になっているので、この状態で、余計な思考を無にしてプログラムをつくり直すことが回復につながる、、このように私は解釈している。
さてそこで、マイスリーは睡眠導入剤。寝入りばなの頭の働きを確かに止めてくれる。物理屋にとっては辛いところもあるが、効果はよくわかるし、実際に具合も良くなるように感じる。
一方、アーテンは、『抗コリン作用により、脳内のドパミン作用を強め、パーキンソン病における手足の震えなどの症状や抗精神病薬によるパーキンソン症候群などを改善する』こういう働きをする薬だそうだ。無にする以上にもっと積極的に、神経系のフィードバックに働きかけるようだ。私流の解釈では、フィードバックあえて乱すことで、残存する間違ったプログラムを一旦壊して、再構築を促すことを狙うものだ。―しかし、この処方は、私には全く合わなかった。腕や手指に震えが出るようになり、心理的な不安も増して、歩く時の姿勢を意識するどころではなくなる。こわばりも無くなるというよりは悪化するように感じられる。結局、このことを医師に話し、アーテンは止めてもらった(服用したのははじめの1W程度のみ)。
そのようなプロセスで、一つ光明を見つけた。フルスルチアミン「アリナミン」を飲むことだ。筋肉における代謝を向上させる薬剤で、ありふれたビタミン剤なのだが、これによって首が重く張った状態で姿勢を正すのが楽になる。疲労回復よりももう少し本質的な効果が明らかにあるようだ。ただし、寝付きには反する効果があるようなので、夜は飲まない方がいい(後日次第に判ったことだが)。

結局、朝、昼食後にフルスルチアミン25、寝る直前に「ゾルピデム」(いずれもジェネリック名)を服用。これが私には合っていた。ゆっくりではあるが、ほぼ確実に回復する軌道に乗った。
---
しかしこれで話は終わらない。首下がりに伴って発症あるいは悪化する全く別の疾患があるのだった、、
(続く)

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「首下がり」に罹ってしまったら、長い期間の苦痛を覚悟する必要がある。
ただし、寝込むような症状ではないので、通勤や就業は続けねばならない(症状の程度はまちまちだが、多くの場合こうなるだろう)。
頭部というのは、人体中の特段重たい部分であり、また、(視覚情報の)視野の向きを定める座標基準となる部位でもある。頭の支え方と向きが変わってしまうと、立って歩くことにいろいろな意味で無理が生じてしまうのだ。視界が変わる(脳が覚えていた基準に対する異変が起こる)ので、ぐるぐる回りのような目まいを覚えることもある。こうした症状を少しでも緩和する手段を講じる必要がある。

ボトックス治療である程度首が立つようになったら、自分の意志をもって、歩く時の姿勢を修正することが大切だ。歩くときに、お腹を前に出して重心バランスをとることのないよう気をつけねばならない。そうしないと、全身あちこちの筋肉が異常に疲労し、腰、膝、ふくらはぎなどの痛みも加わってきて、一層大変なことになる。
そこで、私が見出した有効な対策は以下のとおり。
・腕を曲げ、前腕をお腹の左右に水平(かつ平行)に置き、脇腹を絞める体勢で固定する(男子ならベルトをつかむのもよい)
・お腹を前に突き出さない
・胸郭を(十分に)開き前に出す
・顔面を(後ろ側に)引く
私は、以上を掛け声のようなフレーズにして、これを唱えながら歩いた。
一番下の「顔面を引く」ところが特に大事。(写真撮影のときによく言われる)あごを引くこととは違う。顔面の面の位置を後ろにずらすのだ。少し上向きでもいいから、そのまま平行に後ろに移動。このとき、あごは上がって構わないが、お腹を前に出しふんぞり返るように頭を上げるのはダメ。あくまで、胸だけを前に出しながら顔面を引く。
改善してきたら、最初の腕の形は普通の腕振りスタイルに戻すことができる。ただし、それ以下の3項目は常に守るよう心掛け、習慣にしてしまう。(私は、若いころからこれに反する猫背型の姿勢が癖になっていた、、今にして思えば最悪だった、、)

他にも、関連疾病を防ぐための注意とか、有効な処方薬とか、いろいろあるが、別の稿であらためて。

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ここからしばらく、「首下がり症候群」とおぼしき症状に見舞われた人に対して、アドバイスになりそうなことを記していきたい。

(1) 先ず鏡を見て、この病気だと気づけ
 歩く時に、姿勢と筋肉の使い方が普通でなくなり、非常に疲れるようになる。これが典型的な自覚症状だ。立った時の首の角度を鏡で見れば、首下がり症候であることは容易に判断できる。

(2) 近くの医院で紹介状をもらって脳神経内科のある病院へ行く
 かかるべきは、(整形外科ではなく)脳神経内科だ。ただし、総合病院は、紹介状をもっていないと受け付けてもらえないところが多い。そこで、先ず、内科か外科系の近所の医院に行く。首のレントゲンを撮ってもいいが、そんなことをしなくても判断はつくので、単に内科医の問診を受けるだけでもいい。とにかく紹介状をもらうことが必要。ただし、紹介状の宛先は、「ボトックス療法」を実施している病院がよい(そうでないと二重手間になる可能性高い)。「ボトックス」という言葉を出せば、医師であれば直ぐわかるはずで、必要ならば電話で問い合わせてくれると思う。

(3) ボツリヌス毒素を基にして開発された「ボトックス療法」を受ける
 注射によって、首の前側の筋肉を無力化する。首下がりの程度があまりひどくなければ、これで回復のスタート段階に立つことができる。注射の3日後ぐらいから効果が出るが、、とても長い回復過程がそこから始まることになる、、

<続く>

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症状や回復の過程のことはひとまず置く。
何はともあれ本blogで皆さんに伝えたいこと、、それは、私がこの病状に陥ったきっかけに、明確な心当たりがあることだ。
これを見た皆さんには、同様の轍を踏むことを避けてほしい、、その一念でこのメモを書くことにした。
首下がり症候群は、動物(主に哺乳類)が首を支える生体的なフィードバックの誤動作状態だと言える。
私の推察では、この誤動作は、’ハード的に対応可能な範囲を逸脱した’の類の警告的信号を度々検知することで、ソフトウェア的に通常のルーチン動作をやめてしまう現象に他ならない。ハード的な破綻を防ぐために、首を一定角度に保つべく働くプログラムが、セーフティーモードに入ってしまう、、こう理解できそうだ。

今回の私の場合、そのようなエラー検知について、心当たることが2つある。
その1.連日長時間 、ノートPCを使うために前かがみ下向きの姿勢が続いたこと。
その2.頭・首を後ろに反らせることを抑制してしまうヘッドレスト付きのOAチェアを使用し続けたこと。

その1は、よく知られた事で、実感を持つ人も多いだろう。ノートPCのモニターは、デスクトップ型に比べて低い位置にある。普通に机上に置いて使うと、うつむき姿勢になる。長時間使うには適していない。やむを得ないときは、必ず、高く持ち上げる専用台を使うべきだ。
(私が今使っているのは:BoYataノートパソコン スタンド 型番 BY-N31-Silver Amazonリンク

その2がさらに重大だ。
椅子のヘッドレストが、PC作業に適するように付いているならば、あなたは、非常に危うい状況にある。
「きっちりある所から後ろには頭が行かない」ということを、脳のフィードバックプログラムが学習してしまうのだ。
長時間デスクワークするときには、時々、バックレストよりも後ろに首を反らせる動作をしないといけない。
特にヘッドレストが直立の基本姿勢より前に位置しているときは最悪だ。私はこのことを薄々感じながら、数年間あるヘッドレスト付きの椅子を使ってしまい、遂に首下がり症候群発症に至った。もちろん、その椅子は、(原因が思い当たったとき)即刻処分した。
(自動車座席のへッドレストは、追突される事故対策のため装備が必須であるが、本稿の観点ではかなり、いや、非常に問題があると思う)


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この3年におよぶコロナ禍のために、ノートPCを睨む時間を増やすことを余儀なくされた人が多い。(その上、空いた時間はスマホなる人も多々)
私も、大学のオンライン講義などのため、もろにそのような状況に置かれた。
―その結果、、昨年秋、「首下がり症候群」を発症し、長らく苦しむこととなった。
この病気は、命に関わるとかではないが、回復がとてもゆっくりとしか進まない。なるときは、何かをきっかにしてパッと急に発症し、以後、適切な治療を受けてうまく進んでも、半年以上かかって極めて徐々に回復に向かう、、「腰痛」とか、「四十・五十肩」とかの類の(整形外科領域の)疾患とは全く違うのだ。神経活動の学習的なソフトウェア動作にかかるトラブルであり、時間をかけて学習をインプットし直すことで回復に向かうしなない、、このことをいやというほど実感することとなった。

以後何回かに分けて、関する実体験的情報を掲載します。



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PC(Windows環境)を用いて理系の文書を作成する人向けの話題です。

理系の内容の文を、PC上で、ビジュアル的に出版レベルの文書として
完成させようとするとき、用いるフォントが悩ましい問題となる。
理工系の文章だからこそ悩ましくなる理由はいろいろあるが、まず、
物理量を表す記号はイタリック(斜)体の文字、さらにベクトル量であ
る場合にはボールド(強調)体の文字で表すという表記上のルールがあ
る。その上、上付き・下付き文字、ギリシャ文字、算術演算子などの
数学的記号が頻繁に登場し、さらに、プランク定数や℃、Åなどの特
殊文字が必要になることもある。こうした、通常とは異なる字体や記
号類がそこかしこに織り混ざった文を、欧文として綺麗に表示・印字
できるようなフォントが求められる事情にあるのだ。
さて、さて、当ブログでは過去の2007年に、「℃」などの記号を、欧
文フォントで表すときの苦労や対策についての記事(物理量を表すためのフォント)を書いた。
その当時の見解として、「純粋な欧文フォントであらゆる特殊記号を
表すことは困難だ。Unicode系のフォント(代表例Arial Unicode MS)
を使うことが、限られた対策になる。」と結論した。
そして、10年以上の時が経った。その間に、私が使うPCのOSは、ほと
んど全て、Windows10に変わった(ダウングレード版XPからWin10に入
れ替え、快適に動いているものも多々)。それに伴って、Windowsや
Officeの内部で標準的に使われる文字コードも、unicode系が主流に
なっていった(当方は詳しい知識を有しません.詳しい情報はネット
検索でどうぞ.)
こんなことを薄々感じつつ、一旦自分なりに決めたフォントの使い方
を変えることもなく最近に至っていたのだが、先日、ふと気になって、
アップグレード・アップデートしたWin-Officeに備わているフォント
と、それによる特殊記号の表示のされ方を調べてみた。
その結果、興味深い(私にとってはかなりびっくりの)ことが分かっ
てきたので、ここに、自己用メモを兼ねてまとめておく。

→続きを書く時間がとれませんので、書きかけ状態ながら、準備した
図だけを以下に掲載して、とりあえず公開します。(後日続きを書く
予定.また、稿をいくつかに分ける可能性も検討中.)


表1. MS Windows-Office環境の欧文系各フォントで表示した、理工学でよく用いられる記号の一覧(対応するUnicodeのコードポイントも示している).
〔以下は縮小表示.その画像かココをクリックすると、フルサイズで表示します.〕




図1.MS Windows-Office環境の欧文系各フォントの字体比較.注目すべき違いが現れるものを掲げている.立体,斜体のちがいと交番の際の表示のされ方にも注意されたい.

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この項目は、先に投稿した記事の付記のところにリンクするために立てています。


MS-Wordは、欠点もあるが、書式を詳細に指定したテキスト、数式、ベクトル画像、ラスタ画像、罫線による表、を、一括環境で扱うことができて、しかも、最初の3つは、余計な知識を使わずにWYSIWYG(ウィジウィグ)で編集可能な、とても便利なワープロである。
Wordを使って、数式等を含む見栄えのよい文書を完成させた後、それを画像化して、他で使いたいという場面も少なからずある。
そのような場合の変換をWebサイト上で無料で行ってくれるサービスを見つけ、便利に活用させてもらっている。
-というわけで、それを紹介した前の記事の最後のところにジャンプするリンク(の練習)。
Convertioの紹介

---
〔追記〕
その後、日本語OCRも、Webサービスを使ってあっさり実現できることを知ったので、追加紹介する。
何と、(かなりの)世界中の言語から選ぶことができて、出力も、Word,Excel,テキストを選択指定できる。
(少なくとも私にとっては)「いつの間にこんなに進歩したの」と驚きを覚えるほどの高性能でした。
FREE ONLINE OCR SERVICE

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・突然ながら、計測実験をする人のための技術資料を扱います。
---
開発・研究で使われる計測器は、ほとんどの場合、リモート制御のためのデジタル通信インターフェースを備えている。高機能な機器では、これを使ってPCからリモート命令を送ることが前提になっていて、手動では限られた機能しか使えないのが普通だ。そのインターフェースとしては、複数種類が備わっていることが多いが、今回は GPIB (General Purpose Interface Bus)と呼ばれる規格を使うときの話である。
、、と書き出してみたが、入門的な話を十分に書く余裕はないので、以下は、既にGPIBに触れたことのある人にのみ意味をもつ内容となってしまうことをご了解願いたい。

GPIBを運用するためには、PCにつなぐインターフェースボード(あるいは外付けユニット)が必要だ。このボードのメーカーは多数あって、メーカー毎に、汎用プログラム言語上で使える関数が仕様化されているのだが、ただでさえ、各機器固有の膨大な命令を調べるのに苦労しなければならないところへ、この呼出関数の使い方も調べなければならないという苦労が重なる。だから、インターフェースボードには、よく使われる標準的な製品を用いることにして、そのために用意された関数群に統一して、慣れながら、ノウハウを蓄積していくことになる。ところが、残念なことに、この標準とされているのはNational Instruments(以下NI)社という米国メーカーである。同社の日本語のHPがあって、サポートはそこそこ十分になされているのだが、仕様書や解説文書で日本語化されているのは一部だけであり(和文も分かり難いのが多いが)、さっさと使うという風にはなかなかならない。「英語なんだから斜め読みでも何でもできるでしょ!」と言われそうだが、今回、故あって(概念的に特に分かり難い)「シリアルポール」を行う関数についてのNI社の解説文(ネット公開されている)を日本語訳してみた。そうすると、、やはり、今まで分からなかったところまでよく読み取れる。できた日本語を読んで分かるというよりは、訳す過程で、精読したことが利いているのだろう。
― というわけで、前置きが長くなったが、今回は以下に、Webサイト http://www.ni.com/tutorial/4054/en/ に公開されている、「Serial Polling and SRQ Servicing with NI-488.2 Software and Basic」と題された文書の(私なりの)日本語訳を掲載させてもらう。(NI-488.2を使って、計測プログラミングする人にのみ意味があります.ごめんなさい.)

なお、オリジナルサイトで、改行の入り方が間違っていて明らかにコードがおかしくなっているところなどは修正しています。また、Word文書として書いたものをページ毎に画像化してリンク付きサムネイルの形で貼り付けるものです。(NI社に対しては、製品に関する公開説明文書をサイトを明示して載せるものなので、(利益に協力するだけの意味しかないので)許諾は必要はないと思う、、が如何でしょう.)

        
↑各ページ(左からp.1~p.5)のサムネイルをクリックすれば内容が表示されます。


【付記】 ― 一般向けの情報としては、こちらがメインです。
gooブログには、Word文書やPDFをそのまま掲載する機能はない。そこで、Word文書を画像化して貼ったのだが、その際、docxからjpegに変換するソフトとして以下の「Convertio」というWeb上フリーツールを使った。実用性十分のおすすめツールなので、ここで紹介する。(なお、上の文書の画像は、さらに Paint Shop Pro ver.7 (今となっては貴重な軽快に動く画像加工ソフト、Win10上で問題なく使える.)を使ってpngに変換したものです.)




Convertio ― DOCXファイルをオンライン上でJPGに変換する簡単なツール:
https://convertio.co/ja/docx-jpg/


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仕事用のメインPCとして、WindowsXP 機を永らく使っている。
快適であったが、ここ数ヶ月ぐらいの間に、Explorer.exe のつかさどるフォルダ表示などが、明らかにもたつくようになってしまった。ウイルスや重い常駐プロセスが入ってしまったかとも思って調べたが、それらしいものは見当たらないようだった。

ということで、'ダメで元々'と、レジストリの手動チューニングを試みたところ、以下の設定によって、てきめん・顕著な効果が認められたので、雑情報としてメモしておく。

調整したのは「追加のワーカースレッド数」で、これによるチューニングの話は以前から知っていた。ただし、数年前にはその効果があまり認められず、元に戻して使っていた。

何故今になって効果が見られるようになったかは不明。一つの可能性は、WindowsXPの更新プログラムのために、カーネルが当初の標準設定以上のワーカースレッド数のプールを求めるようになった、、ということだろうか。(根拠も知識もありませんが.)

---
レジストリキーの位置:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SessionManager\Executive

AdditionalCriticalWorkerThreads
および
AdditionalDelayedWorkerThreads

デフォルトの値は両者とも0だが、これを前者1、後者3にする。
これは、Pentium4, 3.2GHz, 2.0GB RAM のマシンで私が試行錯誤的に決めたもので、キャッシュの効き方などを揃えるように配慮しながら、体感的に判断し、同程度であれば少ない方をとる方針によるもの。
CPUのスペックなどにより最適値は変化すると思われるが、数台のPCで試したところ、どの場合も大体、Critical: 0~2、Delayed: 3か4 あたりを試すといいようだ。

〔参考サイト〕
窓使いの友 - WindowsXP をパフォーマンスアップ!/:MikasaPHP
DOUBLE SLASH! -XPレジストリチューン/「SKUNK WORKS」

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Word2007やExcel2007でつくられた*.docxや*.xlsx形式のファイルを、文書の送付や交換に使う例もちらほら見られるようになってきた。

2000~2003版の古いOfficeソフトしか使えない場合に、この新形式ファイルを受けとってしまうとちょっと困ってしまう、、ので、ファイルコンバーターを探してみたところ、何のことはなく、マイクロソフト社によって、旧Office用のアドインが公表されていた。今年1月の最新版(ver.4)で、名称は、Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック
インストール(ごく簡単)すると、例えばword2000の「開く」メニューの「ファイルの種類」の選択肢に、「word 2007 文書 (*.docx)」等が追加される。
--<MS社の説明>--
Word、Excel、PowerPoint 2007に、*.docxや、*.xlsxなどの新形式ファイルを旧形式に変換した上で表示、編集、保存できる機能が追加されます。互換機能パックの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 (924074) を参照してください。
--
便利、、というか、2007版の発売当初より提供してほしかったし、もっと積極的にアナウンスもしてほしい。

=====
ところで、よく知られたことだが、Wordは、長く編集を続けると、正常に読めないファイルをはき出すことがままある。(私が今も主力にしている)Word2000のころに問題になり、そのため、Word2002~2003では、壊れているファイルを開こうとしたときに自動的に修復する機能(手動で行うときは、[開いて修復] 機能を使用して文書を開く方法 による.) が備わった。私の経験では、読めないファイルができてしまった時には、あわてずに、いろいろなバージョンのWordで[開いて修復]を試すのがよい。そして、それでもだめなら、最後は、開く際に「ファイル修復コンバーター」を指定して、文字情報を救い出す。このように割り切ることにしている。

Word 文書が破損している場合のトラブルシューティング方法/マイクロソフトサポートオンライン



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物理的な説明に使う図の描画には、(本格的なCADやドローソフトは機能過剰で、)wordの図形描画機能がちょうど適当だと思う。このBlogにおいても、wordで描いたドロー図形を、背景透過型のpng画像ファイルに変換して使うことを何度か試みてきた。しかし、その度に、方法に迷ったり、意外な失敗となったりして、試行錯誤を繰り返し時間を費やしてしまうことが多かった。そこでこの際、種々の方法をテスト・整理してみたところ、早くて確実な方法を見つけることができたので、その結果を、備忘録的に記載する。

実は、Windows上でMS-Officeを使用している場合は、Word、PowerPoint、ペイント、Offiice Picture Managerなどの各機能をうまく使うと、大抵の画像処理ができ、今の課題の透過pngへの変換も可能な場合がある。しかし、これらのプログラムのバージョンの違いや組み合わせ方によって、できる場合とそうでない場合があり、ストレスと混乱の元凶となる。そこで先ず、Windows-Officeの標準機能での対応は、きっぱり忘れることにしよう。

今の目的に好適な以下の2つのフリーソフトを導入する。私が散々試した上でお薦めするソフトであり、目移りすることなく、この2つだけ使いこなせるようにする(と言っても使い方はごく簡単)ことをお勧めする。

[A] WMFCopy
word文書内の図形メタファイルを、クリップボード経由でEMFファイルに書出すソフト。
ソフトの小物たち

[B] Gcon
Windowsメタファイルを、透明色を指定した上でpngに変換する(ピクセルサイズも指定可)ソフト。
flow of water:Gcon/みず氏
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手順は以下のとおり。

1) Word上で図形を描く。透過させたいところは「塗りつぶしなし」、透過させたくないところは白以外の色で塗りつぶす。最終的に、必要部分をグループ化しておく。

2) 上でグループ化した部分を、クリップボードにコピー。

3) [A]のWMFCopyを起動して、クリップボードにある図形を、EMFファイルとして、適当な場所に保存。

4) [B]のGconを起動し、設定窓中、[PNG]タブで、「色数」を256色に指定、「透明色を指定する」をチェックして色を「白」に設定。さらに必要に応じて、「編集」タブでピクセルサイズを指定。

5) Gconのショートカットアイコンに、3)でつくったファイルをドラッグ。

6) テスト用のHTMLファイル(bodyのbgcolor(背景色)には、どこにも使わない色を指定しておく)から呼び出してテスト。失敗している場合は、4)の透明色の指定を直して再実行するとうまく行くことが多い。

7) 以上で透過ファイルは完成だが、これをブログサービス用のサーバーにのせる際には、画像の形式やサイズが自動変換されないよう注意すること。

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実行例
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3)の段階のファイルを、Offiice Picture Managerのエクスポート機能を使って単にpng変換すると、右のような状態となる。少なくともIE6で見ると、色のついた背景の四角面が見えてしまう。



上で述べた4)5)の操作(256色指定)を行うことで、(IEのバージョンにかかわらず)このような透過画像になる。この形式が最も確実。



しかし、Gconの処理4)5)を、フルカラーに指定して実行すると、(gooブログでの表示は)このようになる。IE7では透過になっているが、IE6では白い背景の四角が見える。ただし、(ブログに載せずに)画像ファイルを直接IE6で表示するとちゃんと透過になっているので、ブログソフトの側のファイル変換の問題も関わっているらしい。


また、色数を1bit2色に指定すると、何故か右のように化けてしまい、失敗。



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高校物理的な解説図へ適用した例(149*250px, 約7KB)

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〔追記〕
Internet Explorer Ver.7 (IE7)にバージョンアップしたPCを使う機会があり、当ブログを覘いてみてびっくりした。上の実行例の1番目も3番目も透過型になっていて、1~3の画像は全く同じに見えている。フルカラーpngの透過がうまくいくかどうかには、ブラウザ側のファイル形式対応と、ブログソフト側のファイル変換の、両方の問題が関わっているらしく、(私には)予想以上に複雑なこととなってしまった。とりあえず、事実に即して記述を訂正・追補しておく。(状況や原因をうまく整理・説明できる方は、どうか教えて下さい.)

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先日来少しづつ加筆していた「浮力の説明の謎 (8)」の末尾に、 実際の水中のゼリーにはたらく浮力の効果を撮影・確認した写真を掲載した。(実はこの写真は、4月11日の稿で宿題となっていた懸案の課題であった.)
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以下、物理量を表す文字・記号のフォントに関する道草的情報。

欧文フォントを使って、座標変数のx、重力加速度のg、速度のv、加速度a、ディラック定数エイチバー、セ氏温度の単位℃、オングストローム記号Å、などを表す際には、物理的に通例となっている文字の形が出てこなくて困ることが多い。特に、学習者向けのテキスト的な文章や、試験問題を書くときには、誤解や取り違えを起こさないように字体を選ばなければならないので、適切なフォントを探すのに、毎度結構な時間をとられる。

そこで、この際、初等物理によく登場する物理量の文字等が、各フォントによってどのように表されるかを調べて、画像にまとめてみた。(物理量を文字で表すときの約束にしたがい、文字はイタリックで比較している.)



青色の文字は、しばしば問題となる字体。オレンジ色の文字は、その解決策になるなど、知っていると何かと便利なフォント字体。

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ディラック定数エイチバー、摂氏単位記号℃、オングストローム記号Åについては、IMEパッドなどを使いUnicodeを指定することで、いろいろと表示できる。これを表にしたのが以下の図だ。



(Office2007に付属してインストールされた(らしい))Arial Unicode MS フォント関連情報)には、プランク定数とディラック定数が並んで準備されており(最初からイタリックなので、多分そのつもりの文字なのだろう)、その他の特殊文字類も非常に数多く含まれている。℃の記号の表示は最難関の一つで、私の知るところでは、Arial Unicode MS 以外の欧文フォントでは表示できない。非ゴシック系の欧文フォントに合う℃が見つからないのだ。「゜」「C」の組み合わせは、あまり奇麗に見えない。 日本語全角文字のフォントは、欧文フォントと調和しないし、英文文書には含めたくないということもある。何かよい解決策はないものか、、―うまい方法をご存じの方はどうか教えて下さい.―


---07-08-06 参考サイト追加---
パソコン便利ツール集 ―フォント・外国語処理―/makoto_watanabe氏

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