はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

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前回分:はぎわら_m の部屋 2006年12月28日 の最後の部分に〔追補〕の記述を加えました。

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とりあえず、上のタイトルを拙作川柳とさせていただきたいと思う。


公益法人に433人天下り 国家公務員の再就職状況(共同通信) - goo ニュース
官僚の「天下り」歯止めかからず - goo ニュース
官僚「天下り」歯止めかからず 政府が再就職先状況公表|政局|政治|Sankei WEB


---Sankei-WEBの記事抜粋---

官僚「天下り」歯止めかからず 政府が再就職先状況公表

 政府は27日、昨年8月から1年間に退職した課長級以上の国家公務員1236人の再就職状況を公表した。許認可などで中央官庁との関係が深い公益法人(財団、社団)や独立行政法人、特殊法人、認可法人に再就職したのは537人(前年比25人増)で全体の42.5%を占め、官僚の「天下り」に歯止めがかからない実態が浮き彫りになった。

 退職者で再就職したのは85.8%にあたる1084人(前年比21人増)で、財団法人には283人(2人減)が再就職し退職官僚の最大の受け皿となった。このほか株式会社などの営利法人170人(10人増)、社団法人150人(3人減)、独立行政法人89人(28人増)、特殊法人8人(4人減)-となっており、前年とほぼ同じ傾向だった。

 再就職者数を省庁別にみると、財務省の325人をトップに、国土交通省303人、経済産業省131人-などと続いた。財務省は207人が税理士などの自営業に転職したのに対し、国交省では182人が公益法人や独立行政法人などに再就職し、最大の「天下り官庁」となった。

(2006/12/27 11:05)


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お詫び:
「釘をさす」という用語を誤って使っていましたので、「押さえを打つ」(本来囲碁用語)に訂正しました。(お恥ずかしい限り、、(^^;)
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〔追補〕

我が国の行政は、税金で運営される数多くの関連法人を抱えている。小泉内閣の掛け声で、いわゆる「特殊法人」の数は減ったが、大抵は「独立行政法人」に名前を変えただけだったし、また、社団法人・財団法人などの公益法人は相変わらずあまた存在している。そして、これらの法人にはどれも、「理事」だの「監事」などという高報酬の保証された重役ポストがある。言うまでもなく、中央省庁からの天下りポストだ。

独立行政法人などを一覧するリンクは、例えば以下のサイトにまとめられている。

住所録とリンク/裳華房

重役が何人いて、誰が就いているかは、たいてい、概要→組織 などをたどれば見ることができる。読者諸氏も、このような組織サイトをチェックして、そこにいる重役諸氏が日々いかなる仕事を為しているのか、、考えてみることをお勧めしたい。


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すでに広く報道されていることであるが、政府税制調査会の会長が21日に辞任した。この会長は、小泉政権時の経済財政諮問会議のメンバーとして、「新自由主義」を実政策の形で具現化することに重大な加担をしてきた(サプライサイド)経済学者の一人である。(本間正明 - Wikipedia

そして、もちろん、先ごろ突然に議員まで辞職した、御用学者大臣 竹中平蔵氏のことも忘れてはならない。(竹中平蔵 - Wikipedia

さて一方、対米従属型国家主義路線の具現化に大きな影響力を与えてきた政治学者は中西輝政氏 (中西輝政 - Wikipedia)。同氏は、前回12月17日のサンデープロジェクトなどにも出演していたが、既に安倍政権から一歩引いた立場を装っており、発言にも精彩はなかった。

時の流れに一定の変化が現れはじめているのは、当然のこととは言え、歓迎すべきことである。しかし、微妙な情勢変化を感じとり、一歩先んじて身を引いておくこれら権力志向型学者たちの行動の周到さには、私は正直腹が立つ。

意思決定に関わり、権力を利用した者は、最後まで責任を引き受けよ。招いた政策がもたらした悪しき影響が見えてきたならば、率先して批判の矢面に立て。誤りが認識されたときには、見えるところに出て頭を垂れよ。報酬やキャリアや知名度を持ち逃げするような卑怯な身の振りは許されない。


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気がつけば、このBlogを開設して一周年が過ぎていた。
当初は、一日一記事の投稿を考えていたが、これは(自分でも予感したように)即座に挫折した。まあ、ものぐさかつ筆不精の小生としては、何とか平均週一以上の投稿を目ざす、、あたりが息切れせずにちょうどいいというのが目下の認識だ。(ぐちを言わせてもらえば、種々雑多の用務と、種々個性的な学生の指導を抱えて、仕事以外の余力がほとんど無くなってしまうんです、、ホントニ、、)

来訪者数などどうでも良いと思って書き始めたが、管理ページに行くたびに、前日のアクセス数が見えてしまうので、全然気にしないというのも難しいものだと実感した。ただし、アクセスを競う気持ちが前面に出ると、一時的には無理を通してしまう気力の原動力にはなるが、ハタと我に返って急に冷めればそれっきり、、ということになるのが見えているので、ある程度意識的に、熱くならないよう心がけてきたという部分もある。

考えてみれば、リストラだの「勝ち組」「負け組み」だのという恐怖感と欲の気持ちに訴える手法によって企業収益を持ち上げてきた昨今の企業経営の戦略についても同じようなことが言えるだろう。日本人の滅私奉公的な勤勉さも、もはや限界に達している。国民も、さすがに、このおかしな「戦後最長の好景気」のカラクリに気づきはじめている。

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一応の節目ではあるので、これを機に、当ブログ(無料版です)のタイトルのあたりのデザインを少し改めてみることにした。

色彩トーンの変わり目をどのように自然につなぐか、、予想どおりなかなか難しい、、(どなたかよい参考サイトなど教えて下さい)。というわけで、改訂途中の暫定版での二年目スタートとなってしまった。

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