はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

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PC(Windows環境)を用いて理系の文書を作成する人向けの話題です。

理系の内容の文を、PC上で、ビジュアル的に出版レベルの文書として
完成させようとするとき、用いるフォントが悩ましい問題となる。
理工系の文章だからこそ悩ましくなる理由はいろいろあるが、まず、
物理量を表す記号はイタリック(斜)体の文字、さらにベクトル量であ
る場合にはボールド(強調)体の文字で表すという表記上のルールがあ
る。その上、上付き・下付き文字、ギリシャ文字、算術演算子などの
数学的記号が頻繁に登場し、さらに、プランク定数や℃、Åなどの特
殊文字が必要になることもある。こうした、通常とは異なる字体や記
号類がそこかしこに織り混ざった文を、欧文として綺麗に表示・印字
できるようなフォントが求められる事情にあるのだ。
さて、さて、当ブログでは過去の2007年に、「℃」などの記号を、欧
文フォントで表すときの苦労や対策についての記事(物理量を表すためのフォント)を書いた。
その当時の見解として、「純粋な欧文フォントであらゆる特殊記号を
表すことは困難だ。Unicode系のフォント(代表例Arial Unicode MS)
を使うことが、限られた対策になる。」と結論した。
そして、10年以上の時が経った。その間に、私が使うPCのOSは、ほと
んど全て、Windows10に変わった(ダウングレード版XPからWin10に入
れ替え、快適に動いているものも多々)。それに伴って、Windowsや
Officeの内部で標準的に使われる文字コードも、unicode系が主流に
なっていった(当方は詳しい知識を有しません.詳しい情報はネット
検索でどうぞ.)
こんなことを薄々感じつつ、一旦自分なりに決めたフォントの使い方
を変えることもなく最近に至っていたのだが、先日、ふと気になって、
アップグレード・アップデートしたWin-Officeに備わているフォント
と、それによる特殊記号の表示のされ方を調べてみた。
その結果、興味深い(私にとってはかなりびっくりの)ことが分かっ
てきたので、ここに、自己用メモを兼ねてまとめておく。

→続きを書く時間がとれませんので、書きかけ状態ながら、準備した
図だけを以下に掲載して、とりあえず公開します。(後日続きを書く
予定.また、稿をいくつかに分ける可能性も検討中.)


表1. MS Windows-Office環境の欧文系各フォントで表示した、理工学でよく用いられる記号の一覧(対応するUnicodeのコードポイントも示している).
〔以下は縮小表示.その画像かココをクリックすると、フルサイズで表示します.〕




図1.MS Windows-Office環境の欧文系各フォントの字体比較.注目すべき違いが現れるものを掲げている.立体,斜体のちがいと交番の際の表示のされ方にも注意されたい.

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