はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

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症状や回復の過程のことはひとまず置く。
何はともあれ本blogで皆さんに伝えたいこと、、それは、私がこの病状に陥ったきっかけに、明確な心当たりがあることだ。
これを見た皆さんには、同様の轍を踏むことを避けてほしい、、その一念でこのメモを書くことにした。
首下がり症候群は、動物(主に哺乳類)が首を支える生体的なフィードバックの誤動作状態だと言える。
私の推察では、この誤動作は、’ハード的に対応可能な範囲を逸脱した’の類の警告的信号を度々検知することで、ソフトウェア的に通常のルーチン動作をやめてしまう現象に他ならない。ハード的な破綻を防ぐために、首を一定角度に保つべく働くプログラムが、セーフティーモードに入ってしまう、、こう理解できそうだ。

今回の私の場合、そのようなエラー検知について、心当たることが2つある。
その1.連日長時間 、ノートPCを使うために前かがみ下向きの姿勢が続いたこと。
その2.頭・首を後ろに反らせることを抑制してしまうヘッドレスト付きのOAチェアを使用し続けたこと。

その1は、よく知られた事で、実感を持つ人も多いだろう。ノートPCのモニターは、デスクトップ型に比べて低い位置にある。普通に机上に置いて使うと、うつむき姿勢になる。長時間使うには適していない。やむを得ないときは、必ず、高く持ち上げる専用台を使うべきだ。
(私が今使っているのは:BoYataノートパソコン スタンド 型番 BY-N31-Silver Amazonリンク

その2がさらに重大だ。
椅子のヘッドレストが、PC作業に適するように付いているならば、あなたは、非常に危うい状況にある。
「きっちりある所から後ろには頭が行かない」ということを、脳のフィードバックプログラムが学習してしまうのだ。
長時間デスクワークするときには、時々、バックレストよりも後ろに首を反らせる動作をしないといけない。
特にヘッドレストが直立の基本姿勢より前に位置しているときは最悪だ。私はこのことを薄々感じながら、数年間あるヘッドレスト付きの椅子を使ってしまい、遂に首下がり症候群発症に至った。もちろん、その椅子は、(原因が思い当たったとき)即刻処分した。
(自動車座席のへッドレストは、追突される事故対策のため装備が必須であるが、本稿の観点ではかなり、いや、非常に問題があると思う)


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この3年におよぶコロナ禍のために、ノートPCを睨む時間を増やすことを余儀なくされた人が多い。(その上、空いた時間はスマホなる人も多々)
私も、大学のオンライン講義などのため、もろにそのような状況に置かれた。
―その結果、、昨年秋、「首下がり症候群」を発症し、長らく苦しむこととなった。
この病気は、命に関わるとかではないが、回復がとてもゆっくりとしか進まない。なるときは、何かをきっかにしてパッと急に発症し、以後、適切な治療を受けてうまく進んでも、半年以上かかって極めて徐々に回復に向かう、、「腰痛」とか、「四十・五十肩」とかの類の(整形外科領域の)疾患とは全く違うのだ。神経活動の学習的なソフトウェア動作にかかるトラブルであり、時間をかけて学習をインプットし直すことで回復に向かうしなない、、このことをいやというほど実感することとなった。

以後何回かに分けて、関する実体験的情報を掲載します。



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