はぎわら_m の部屋
社会・時事批評、オピニオン、初等物理の気まぐれ考究、物理教育放談

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「首下がり」に罹ってしまったら、長い期間の苦痛を覚悟する必要がある。
ただし、寝込むような症状ではないので、通勤や就業は続けねばならない(症状の程度はまちまちだが、多くの場合こうなるだろう)。
頭部というのは、人体中の特段重たい部分であり、また、(視覚情報の)視野の向きを定める座標基準となる部位でもある。頭の支え方と向きが変わってしまうと、立って歩くことにいろいろな意味で無理が生じてしまうのだ。視界が変わる(脳が覚えていた基準に対する異変が起こる)ので、ぐるぐる回りのような目まいを覚えることもある。こうした症状を少しでも緩和する手段を講じる必要がある。

ボトックス治療である程度首が立つようになったら、自分の意志をもって、歩く時の姿勢を修正することが大切だ。歩くときに、お腹を前に出して重心バランスをとることのないよう気をつけねばならない。そうしないと、全身あちこちの筋肉が異常に疲労し、腰、膝、ふくらはぎなどの痛みも加わってきて、一層大変なことになる。
そこで、私が見出した有効な対策は以下のとおり。
・腕を曲げ、前腕をお腹の左右に水平(かつ平行)に置き、脇腹を絞める体勢で固定する(男子ならベルトをつかむのもよい)
・お腹を前に突き出さない
・胸郭を(十分に)開き前に出す
・顔面を(後ろ側に)引く
私は、以上を掛け声のようなフレーズにして、これを唱えながら歩いた。
一番下の「顔面を引く」ところが特に大事。(写真撮影のときによく言われる)あごを引くこととは違う。顔面の面の位置を後ろにずらすのだ。少し上向きでもいいから、そのまま平行に後ろに移動。このとき、あごは上がって構わないが、お腹を前に出しふんぞり返るように頭を上げるのはダメ。あくまで、胸だけを前に出しながら顔面を引く。
改善してきたら、最初の腕の形は普通の腕振りスタイルに戻すことができる。ただし、それ以下の3項目は常に守るよう心掛け、習慣にしてしまう。(私は、若いころからこれに反する猫背型の姿勢が癖になっていた、、今にして思えば最悪だった、、)

他にも、関連疾病を防ぐための注意とか、有効な処方薬とか、いろいろあるが、別の稿であらためて。

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