小田急沿線生まれのMAKIKYUは、プロフィール(「このページについて」に記載)にもある通り小田急線にはかなりの思い入れがありますが、北総監獄(千葉ニュータウン)という辺境に幽閉されている事もあり、小田急線への乗車は月に数回がいい所という状況です。
そのため「MAKIKYUのページ」では、小田急線を取り上げた記事はあまり掲載できませんが、今週末の3連休は所用で多摩ニュータウンへ出向くので小田急線乗車には絶好の機会、という事で昨日小田急線の急行で乗車した5200形について取り上げさせて頂きたいと思います。
5200形は窓が一段下降式となっているのが外観上の大きな特徴で、1970年代後半~80年代前半にかけて製造された車両です。
正式には5000形の一部に含まれますが、1960年代~70年代にかけて製造された4両編成とは仕様の違いが幾つも見られ、また番号帯も区分されて製造年代も異なる事から、便宜的に5200形と呼ばれる事も多く、ここでも5200形で呼ばせて頂きます。
この5200形はいわゆる小田急顔と呼ばれ、1960年頃から出始めた特徴ある前面を採用した最後の形式でもあり、小田急線に馴染みのある人間はこの顔に親近感を感じるものですが、最近では新型車3000形が怒涛の勢いで増備され、これと引き換えにこの顔の他形式(2600形など)は次々と引退していますので、現在5000系列が残るのみとなり、2~3年前にはゴロゴロ走っていた小田急顔も今や少数派となっています。
また残存している5200系は90年代後半~2000年代と割合最近更新され、内装も新車に劣らないもので、ドアチャイムが取り付けられた車両もありますが、それでも既に数編成が今年に入ってから廃車→解体となっており、徐々に数を減らしています。
現段階では1960年代後半~70年代前半製の車両が多数を占める5000形(4両編成)が全車残存しているにも関わらずという事で、他社でも新しい車両の方が先に廃車という事例もありますが、近年更新されているという事も考えるとこれは異例です。
首都圏の他大手私鉄では、この車両よりずっと車歴が高く状態の悪い車両をゴロゴロ走らせている会社もあり、下回りが1960年代に設計された5000形を踏襲した抵抗制御で、現代の省エネ志向にそぐわないという問題もあるとはいえかなり勿体無い気もします。
これからも急速に廃車が進められて行く気配ですが、今ならまだ小田原線をはじめ、各路線の快速急行から各駅停車までの各種別で乗車チャンスも結構ありますので、乗車や撮影を望まれる方はなるべく早い内に堪能された方が良さそうです。
5200形はかなり綺麗に使われている事も考えると、何処かの地方私鉄にでも移籍し走り続けて欲しいと思いますが、こんな事を考えるのはMAKIKYUだけでしょうか?
(写真は以前撮影したもので乗車した編成とは異なり、また写真の町田行き準急は少数派の列車です)
また以下の相互リンク先サイトへトラックバックを送らせて頂きました。
「鉄道・航空機乗り歩き」 http://ameblo.jp/eoskiss/
そのため「MAKIKYUのページ」では、小田急線を取り上げた記事はあまり掲載できませんが、今週末の3連休は所用で多摩ニュータウンへ出向くので小田急線乗車には絶好の機会、という事で昨日小田急線の急行で乗車した5200形について取り上げさせて頂きたいと思います。
5200形は窓が一段下降式となっているのが外観上の大きな特徴で、1970年代後半~80年代前半にかけて製造された車両です。
正式には5000形の一部に含まれますが、1960年代~70年代にかけて製造された4両編成とは仕様の違いが幾つも見られ、また番号帯も区分されて製造年代も異なる事から、便宜的に5200形と呼ばれる事も多く、ここでも5200形で呼ばせて頂きます。
この5200形はいわゆる小田急顔と呼ばれ、1960年頃から出始めた特徴ある前面を採用した最後の形式でもあり、小田急線に馴染みのある人間はこの顔に親近感を感じるものですが、最近では新型車3000形が怒涛の勢いで増備され、これと引き換えにこの顔の他形式(2600形など)は次々と引退していますので、現在5000系列が残るのみとなり、2~3年前にはゴロゴロ走っていた小田急顔も今や少数派となっています。
また残存している5200系は90年代後半~2000年代と割合最近更新され、内装も新車に劣らないもので、ドアチャイムが取り付けられた車両もありますが、それでも既に数編成が今年に入ってから廃車→解体となっており、徐々に数を減らしています。
現段階では1960年代後半~70年代前半製の車両が多数を占める5000形(4両編成)が全車残存しているにも関わらずという事で、他社でも新しい車両の方が先に廃車という事例もありますが、近年更新されているという事も考えるとこれは異例です。
首都圏の他大手私鉄では、この車両よりずっと車歴が高く状態の悪い車両をゴロゴロ走らせている会社もあり、下回りが1960年代に設計された5000形を踏襲した抵抗制御で、現代の省エネ志向にそぐわないという問題もあるとはいえかなり勿体無い気もします。
これからも急速に廃車が進められて行く気配ですが、今ならまだ小田原線をはじめ、各路線の快速急行から各駅停車までの各種別で乗車チャンスも結構ありますので、乗車や撮影を望まれる方はなるべく早い内に堪能された方が良さそうです。
5200形はかなり綺麗に使われている事も考えると、何処かの地方私鉄にでも移籍し走り続けて欲しいと思いますが、こんな事を考えるのはMAKIKYUだけでしょうか?
(写真は以前撮影したもので乗車した編成とは異なり、また写真の町田行き準急は少数派の列車です)
また以下の相互リンク先サイトへトラックバックを送らせて頂きました。
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