文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです1

2021-12-03 08:21:27 | 書評:その他

 

 この作品を一言で言えば、なろう系異世界悪役令嬢ものとでも言おうか。主人公が乙女ゲームの悪役令嬢として、生まれ変わって、バッドエンドを回避するために色々とやらかしちゃうというもの。悪役令嬢にはバッドエンドがつきものなのだが、そうなってしまうと、自分は追放、家は潰されてしまう。

 主人公は公爵家令嬢のアストリッド・ゾフィー・フォン・オルデンブルグ(通称アストリッド)。前世ではミリオタ女子大生だが、気が付けば乙女ゲームの世界で、4歳の養女になっていた。持ち前の魔力とミリオタ知識で、なんとかバッドエンドになる未来をぶっ壊そうと、アストリッドの快進撃が始まる。いざとなったら、国ともケンカできるような力をつける。そう4歳の幼女でも、中身は大人なのだ。

 タイトルにある現代兵器というのは、彼女がミリオタの知識と魔法を組み合わせて、それに近いものをつくるというわけだ。いくらミリオタでも、銃の細かい構造などは知らない。そこで登場するのが地の精霊ノームというわけだ。見た感じは小さいおじさんなのだが、アストリッドの考えたものを完璧に仕上げてくれる。要するに細かいところは丸投げというわけだ。

 これまで、色々な悪役令嬢ものを読んだが、これだけ主人公がはちゃめちゃに暴れるのはそうないだろう。今後の展開がなんとも楽しみ。

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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