文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

宇部市内の彫刻(宇部新川駅周辺散歩7)

2012-06-27 06:00:00 | 旅行:山口県


 宇部市は、彫刻の街でもある。宇部市の中心部となるJR宇部新川駅の周辺には、歩道のあちこちに、彫刻が設置してある。いくつか紹介してみよう。

 これは、「メッセージ」という彫刻。



 そしてこちらが、「ノアの家族」


 歩道の上にぽんとおいてある感じなので、知らない人が夜通ると、ちょっとびっくりするかもしれない。


 そして、こちらが「支え合う螺旋」。このような、抽象的な現代彫刻も、かなり多い。



○関連過去記事
・宇部市のマンホールの蓋(宇部新川駅周辺散歩6)

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誤解を生みそうな原子力報道。

2012-06-24 19:00:16 | オピニオン
 gooニュースに、「大飯原発で警報 信号途切れる」という見出しが出ていたので驚いた。しかし、記事を読むと何と言うことはない。記事自体の表題は「再稼働準備中の大飯原発で警報 送電監視の信号途切れる」となっている。つまりは、原子力発電所自体ではなく、送電線の話ということである。

 記事の最初の部分には次のように書いてある。 
<経済産業省原子力安全・保安院は24日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で23日深夜から24日朝にかけて、送電線(50万ボルト)の状態を監視する無線の信号が途切れ、警報が断続的に鳴ったと発表した。大気が不安定だったのが原因とみられ、安全上の問題や再稼働の準備作業への影響はないという。>

 おそらく、普通の方には、何のことか分からず、不安ばかりが募るだろう。もっと分かりやすいように解説してみよう。

 原子力に限らず、発電所からは、電気を送るための送電線が伸びている。この送電線に雷などが原因でショートなどが発生した場合に、送電線を一旦電力系統から切り離すための保護装置が、発電所や変電所には設置されているのだ。

 雷が原因でショートした場合には、通常は電気を通さない大気が、プラズマ上になって、電気を通すようになってしまうため、ほっておけば、電力系統全体の停電に繋がってしまう。そこで、保護装置で、ショートした送電線だけ、一旦電力系統から切り離すのである。すると、電気が流れなくなるために、大気が絶縁力を回復して、再度電力系統に接続しても、ほとんどの場合は、問題なく送電線を再び使えるようになる。(もし使えない場合は、再度、保護装置で切り離すことになる)

 その保護装置には、送電線の両端の情報を交換することで、高速に動作する主保護と、万が一主保護が働かない場合のバックアップとしての後備保護がある。そして、主保護は2重化されているのが通例だ。

 上の記事から判断すると、信号が途切れたのは、フェージングという自然現象によるものだと推測される。これは、単に主保護装置間で情報をやり取りしている電波が、一時途切れたというだけのことだろう。別に装置自体の故障と言うものではないし、これで発電所が直接どうなるというものでもない。しかし、この記事は、どう読んでも、説明不足だ。記事は、タイトルも含めて、正確かつ読者がその本質を分かるように書かないと、いたずらに不安をあおるだけになるのだが。


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宇部市のマンホールの蓋(宇部新川駅周辺散歩6)

2012-06-23 00:09:01 | 旅行:山口県




 おなじみ「ご当地マンホールの蓋シリーズ」。上の写真が、宇部市のマンホールの蓋。デザインされているのは、白鳥。おそらく、宇部市にある有名な常盤公園の白鳥だろう。




 そして、こちらが、ハンドホールというのだろうか。やはり路面に、小さな蓋がある。デザインは菖蒲か。


○関連過去記事
Dead or Alive(宇部新川駅周辺散歩5)

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冤罪はかくつくられる?(思いでシリーズ24)

2012-06-21 06:00:00 | 思い出シリーズ


 今は昔、もう○十年も前のことである。当時の私は、原付バイクで通学していた。ある夜、バイクに乗って大学の研究室からアパートへの帰り道の出来ごとだった。

 当然安全運転で、制限速度(もちろん時速30km)は守って走っていたのだが、後ろから無灯火で来ていた車が、急にライトをつけて私の前に回りこんで、私の原付の前を塞ぐのである。見るとなんと、それは某府警のパトカーであった。

 おまわりさんが2人降りてきて、

 「そこの踏み切りのところで一旦停止したか?」

などと、一般市民に向かって、ものすごく高圧的に質問してくる。

 一旦停止も何も、違う道を通ってきたので、彼らの言う「踏み切り」なんか渡ってはいない。他に、走っているバイクもなかったので、見間違える訳もなく、完全な言いがかりである。おそらく、夜中に、一人バイクで走っていたので、「何か出てくればラッキー!」位の感覚で、いわゆる職務質問をしてきたのだと思う。

 「無灯火で近づいてくるなんて、お前らの方が、法律違反やんけ!」

態度が大きいのと、訳の分からない言いがかりにムッときた私は、

 「その前に警察手帳を見せろ!」

と言ってやった。当時読んだ本に、警察官は、職務執行の際に、求められれば、警察手帳を提示しなけらばならないと書いてあったのだ。

 若いのと年配のとのコンビであったが、若い方が特に態度が悪い。

 「この格好を見ても分からんのか?」

などとすごんでくる。そりゃ、制服だって、パトカーだって盗む悪い奴はいるから、格好だけでは信用できんわな。それに、こちらは、言いがかりをつけられているわけだから、警察官だという一般的なことより、何と言う名前の人物なのかということを、何かあったときののために知りたい訳である。

 別に、こちらに何もやましいところはない。

 「新聞社に投書でもしてやろうかい!」

なんて考えながら、しばらくの間しょーもないやり取りを続けた後、年配の方の合図で、若いのが警察手帳を横柄に突き出して、

 「これでいいか!」

と捨て台詞を残して去って行ったのである。

 今は昔、もう○十年も前の、私が大分元気が良かったころの物語である。私の友人にも、警察官になったやつが何人かおり、親戚にも警察官だった者もいる。こんなことをやっていれば、市民からの信頼は得られないだろう。今はこんなことはないと信じたいが・・・


[参考]
○そのときのおまわりさんは、警察手帳の提示義務はないと言い張っていたが、ちゃんと以下のように定められている。一般市民に、何かを尋ねるときは、たとえ規則がなくても、最低限自分の身分を示すのが社会人として最低のマナーだと思うのだが。

警察手帳規則
(昭和二十九年七月一日国家公安委員会規則第四号)

(証票及び記章の呈示)
第五条  職務の執行に当たり、警察官、皇宮護衛官又は交通巡視員であることを示す必要があるときは、証票及び記章を呈示しなければならない。


※ 本記事は2006年04月16日付で「時空の流離人」に掲載したものに加筆修正を加えたものです。


○関連過去記事
機動隊に潰された人(思い出シリーズ23)


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予断を許さない電力事情

2012-06-17 14:47:38 | オピニオン

 やっと大飯原子力が動くことになった。仮に、電力の需要と供給がアンバランスになり、大停電でも発生すれば、日本社会に与えるダメージは計り知れない。

 しかし、これで一安心という訳ではない。関西電力は、原子力によってくみ上げることのできる揚水まで入れれば、ピーク時の不足はほぼゼロになると言う。しかし、実際には、電気の消費量は、刻々と変動している。電気というものは、その物理的性質上、すべての時刻において、需要と供給がバランスしていないければならない。これは、エネルギー保存則からの当然の帰結である。

 電力系統工学の専門書には、この変動分を吸収するために、運転予備力というものが必要であると書かれている。これが大体3%くらいが目安だそうだ。だから、ピーク時の不足がゼロということは、3%程度の不安が残るということである。

 更に、各電力会社には、供給責任があるので、この夏の大作のために、普段は使わないような古い火力発電所を起動していると聞く。中には、古くて廃止する寸前のものもあるようだ。古ければ、故障する確率は高くなるのは当然のことだ。電力に余裕がないときに、火力発電所に故障が起きた場合を考えると怖ろしい。

 今、日本経済はどんどん疲弊している。エネルギー価格が高騰したうえ、必要量も確保できないとなると、待っているのは悲惨な未来だけだ。政治家は、消費税問題を議論する前に、国として、エネルギーをどう確保していくのかを、現実的な観点から、真摯に議論しなくてはならないのではないか。


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○関連ブログ記事
アゴラ 日本の停電時間が短いのはなぜか

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広島港出発(平清盛海上ロケ地と平安ロマンクルーズ1)

2012-06-17 06:00:00 | 旅行:広島県




 もう、大分前のことになるが、旅行会社主催の「平清盛海上ロケ地と平安ロマンクルーズ」というのに参加してきた。それにしても、色々と手を取られて、アップするのが遅い・・・。とりあえずはじめておかないと、永久にお蔵入りとなりそうなので、とにかくまずは第1回目と言う訳だ。

 上の写真は、出発地の広島港。通称宇品港ともいう。ここから江田島や能美島、似ノ島といった近隣の島や、四国松山といったところに、船で行くことができる。




 そしてこちらが、クルージングのための高速船。いよいよ旅の始まりである。


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宇品橋の夕景(広島市を歩く93)

2012-06-15 06:00:00 | 旅行:広島県




 上の写真は、広島市内を流れる太田川の分流のひとつ、京橋川の河口付近にかかる「宇品橋」の夕景。あまりきれいだったので、手持ちの携帯で写真を撮ったのだが、カメラ性能の関係で、もう一つ美しさが出ていないのは残念。

 橋のの下あたりを、船が出港していく。このあたりは、ちょっぴりコクリコ坂の世界を連想させるような風景だ。


○関連過去記事
広島大の学食 (広島市を歩く92)


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Dead or Alive(宇部新川駅周辺散歩5)

2012-06-13 06:00:00 | 旅行:山口県




 上の写真は、宇部市の繁華街、新天町の入り口。昔宇部市にも住んでいたことがあるが、そのころは、結構な賑わいだった。




 しかし、今は、上の写真のように、人気もほとんどない状態だ。訪れたのは、夕方6時は過ぎていたと思うのだが、まさかこの時間に、本日の営業終了でシャッターを下ろしたという訳ではなく、昼間から似たような感じなのだろう。今は、地方の商店街はみんなこうだ。宇部市は、ほかにも商店街があったが、消滅してしまったところも多い。もっと地方に人を呼び戻す政策を進めなければ、そのうち、人が住んでいるのは、東京中心の狭いエリアだけといったことにもなりかねない。




 新天町を歩いていると、物凄く怪しげな場所を見つけた。”Dead or Alive”というのが店名のようだが、なんやねん「たみちゃん」っていうのは?それにギネス認定って?




 後で調べてみると、どうもお化け屋敷のようだ。仲の通路の距離がギネス認定世界記録ということらしい。行った時は休業中。なんでも東日本大震災の支援に出かけてらしい。


○関連過去記事
宇部大師法興寺(宇部新川駅周辺散歩4)

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JR長府駅(下関市のお散歩1)

2012-06-11 06:00:00 | 旅行:山口県




 上の写真は、JR長府駅。長府は、かっての萩毛利藩の支藩である長府藩があったところだ。もちろん、いつものように仕事旅で下りたので、記念に駅の写真をパチリ。

 近くには、高杉晋作が挙兵したことで有名な功山寺を初めとする見どころも多い。いつか時間ができたら、ゆっくりと歩いてみたいところだ。




 そして、こちらが、長府駅の駅前の様子。ちょうど何かの工事をしていて、タクシーに乗るのがちょっと大変だった。


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「オリンパス2年間で2700人削減」の記事に思う

2012-06-10 11:09:52 | オピニオン
 6月8日(金)に配信された時事通信の記事によれば、オリンパスは「国内外で30カ所ある製造拠点のうち約4割の廃止などで、2014年3月期末までに全従業員の約7%に当たる2700人を削減する方針」とのことだ。

 オリンパスの技術は、誰もが認める優れたものだ。これは、業務執行能力のある社員が揃っていることの証明だろう。新技術を研究開発し設計する。それを現場の技術で製品に落とし込み、営業の力で顧客に売り込む。製品が売れれば、更なる技術開発の弾みがつく。このサイクルがうまく回っていたからこそ、あれだけの技術が蓄積できたのである。

 それまでの蓄積を、旧経営陣は、財テクの失敗と損失隠しという不法行為により、一気に吹っ飛ばしてしまった。ところが、その責任はリストラと言う形で社員に回ってくる。これは、社員からすれば堪らないだろう。どんなに優秀な社員が揃っていても、経営陣が愚かだと、会社は一瞬にして傾いてしまう。オリンパスの例は、その典型だ。

 一般に、リストラを募れば、優秀な社員から辞めていくと聞く。なぜならば彼らには、そこで働かなくても、行くところがあるからだ。特に優秀な技術者などは惹く手あまたではないだろうか。リストラが思ったような効果を上げるかは疑問である。

 経営者の責任というのは、非常に大きい。だからこそ彼らは、高給をもらっているのだ。親分のやったことだからといって、不正行為隠しに汲々とするような人物ではなる資格はない。しかし、我が国のほとんどの会社では、建前としては株主が選んでいるという形はあるものの、実際は親分子分の関係で役員が選ばれるというのが殆どだろう。そういった親分子分の関係だと、前経営者がやったことはなかなか明らかにしにくい。こういった親分子分の関係ではなく、本当に経営者の資質を持ったものが選ばれるようなシステムづくりが、上場企業には必要なのではないかと思う。


○関連ブログ記事
アゴラ 変われぬオリンパス --- 岡本 裕明
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