文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

ヒガンバナ

2014-09-29 19:55:44 | 旅行:山口県


 上の写真は、実家の後ろにある山道に咲いていたヒガンバナ。道に沿って、ずっと咲いていた。これを見ると、もう秋だなあと感じてしまう。この花に色が気持ち悪いという人も結構いるみたいだが、まとまって咲いていると案外ときれいで、私は好きである。

 ところで、このヒガンバナ、たしか種ではなく、球根で増えるはずだが、どうやって、広がっていっているんだろう。

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広島市のループバス めいぷるるーぷ(広島市を歩く133)

2014-09-28 09:42:26 | 旅行:広島県



 多くの観光地には、いかにもご当地らしい愛称のついたループバスが走っているが、広島市にもあったとは知らなかった。正に「灯台もと暗し」である。

 上の写真は、広島駅の新幹線口でたまたま見かけた、そのループバス、「めいぷるるーぷ」だ。調べてみると、オレンジルートとグリーンルート2通りの運行ルートがあり、どちらも、県立美術館、平和公園、原爆ドームなどを通るが、前者はひろしま美術館と現代美術館にも停車し、後者はお好み村を回るという違いがある。

 1乗車は大人200円だが、1日乗車券が400円で販売されており、30分間隔で運行されているので、広島市内の観光地を巡るには便利でお得感がある。


 

 ところで、広島駅の新幹線口は、ずっと改装中であり、現在は、こんな感じ。いったい、どんなふうになるのだろうか。


○関連過去記事
なか卯の親子丼セット(広島市を歩く132)
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書評:蘇活力 実践篇

2014-09-25 14:15:19 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
蘇活力実践篇
クリエーター情報なし
アチーブメント出版



 自律神経のコントロールを通じて、自分自身をコントロールするような生活習慣を身につけ、活力に溢れた人生を送ろうという、「蘇活力 実践篇」(南和友:アチーブメント出版)。著者は、北関東循環器病院の院長である。

 本書で述べられていることを一言で要約すれば、「交感神経と副交感神経をバランスよく働かせ、活力のある生活を送ろう」ということだろう。そうすれば、交感神経および副交感神経の「閾値」というものが上がり、活力が湧いてくるとのことだ。「閾値」を高めるには、自分の知らないことにもどんどん挑戦して、色々な経験をし、感動の多い生活を送れば良いらしい。例えば、著者は、出張に行く際には、事前に観光名所、博物館、美術館といったものを調べておいて、ちょっとした観光もしてくるという。また、運動も有効であるとして、運動の習慣の無い人には、1日30分の散歩から始めることを勧めている。

 この「閾値」という言葉は、本書では交感神経、副交感神経両方に使ってあるのだが、少し分かりにくいと思う。交感神経の「閾値」の方はまだ分かりやすい。交感神経は、興奮しているようなときに優位になるのだから、この「閾値」を上げるということは、少々のことに動じないようにするということだろう。しかし、副交感神経の「閾値」を上げるとはどういうことか。副交感神経は、リラックスしているときに優位になるのだから、その「閾値」を上げるということは、リラックスしにくい体にしろということになりはしないか。もちろん、著者はそんなことは思っていないはずだ。

 また、自立神経を鍛えれば、「閾値」が上がり、それが活力に繋がるということも、どのようなロジックなのかということも分かりにくい。交感神経の「閾値」が上がるということは、感動しにくくなるということではないか。感動しにくくなれば、なぜ活力が出てくるのか。

 ただ、著者の主張は、分からなくもない。むしろ感覚的には賛成の部分が多いのである。著者は現役の医者であり、その体験から出て来たノウハウが、本書には詰まっているものと思える。ただ、ロジカルに述べられていないというだけだろう。

<いつも健康でいるためには、日ごろから病気にならないような生活を送らなければなりません>(p72)

 結局、著者の言いたい事は、この一文につきるのではないか。これには、もろ手を挙げて賛成である。そのためには、うまく、オンーオフを切り替えていく必要があるということなのだ。

☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。

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書評:消えた反物質 素粒子物理が解く宇宙進化の謎

2014-09-24 14:18:58 | 書評:学術教養(科学・工学)
消えた反物質―素粒子物理が解く宇宙進化の謎 (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社


 この宇宙は、多くの謎に包まれているが、「なぜ、この宇宙は、反物質でなく物質からできているのか」というのもその一つだ。物理学の教えるところによれば、物質を構成する粒子は、反粒子と共に対生成し、対消滅していく。ならば、この宇宙が物質だけでできているのはなぜか。考えれば、不思議なことである。本書、「消えた反物質 素粒子物理が解く宇宙進化の謎」(講談社ブルーバックス)は、ノーベル物理学賞の受賞者である小林誠さんが、この謎について、現代物理学がどのように迫っているのかを解説したものである。

 現在、物質が、反粒子ではなく、粒子のみから構成されているのは、宇宙進化の中で、粒子の方が、反粒子より多くなったかだらと思われている。その有力な原因だと考えられているのが、「CP対称性の破れ」だ。ここで、Cとは荷電共役(charge conjugation)のことで、C変換とは、粒子と反粒子を入れ替えることだ。またPは、パリティ(parity)のことで、P変換とは、空間の3軸すべてを逆転させるもので、これは結局鏡に映す操作と等価になる。CP対称性というのは、C変換とP変換(CP変換)を続けてやっても、物理法則は変わらないということだが、対称性の破れというのは、この物理法則が崩れているということである。しかし、この現象を裏づけるための、現在までに見つかっている唯一の現象は、K中間子がπ中間子2個に崩壊するということだけらしい。

 そして、今期待されているのは、B中間子である。B中間子系の崩壊においては、粒子と反粒子のあいだの対称性が大きく破れていることが、理論的に預言されるというのだ。このB中間子を大量に効率よく作るための加速器は、Bファクトリーと呼ばれて近年注目を浴びているという。だが、宇宙が反物質ではなく物質が優位であるのは、未知の素粒子の未知の相互作用でCP対称性の破れが起きているからだという見方が大勢を占めているようだ。それでは、これらにどのような関係があるのかと考えると、極めて興味深い。

 正直を言えば、本書は決して門外漢に分かりやすいとは言えない。ファインマン線図や量子力学特有の数式の記法が説明なしに使われていたり、出てくる数式の説明が十分でなかったりと、あまり物理の知識がない者には、結構な参入障壁があるのではないか。それでも、序章の部分をしっかり読みこみ、あとは、理解できるところだけでも読んでいけば、この分野の概要は掴めるのではないだろうか。もちろん、しっかり読みこなせば、素粒子理論全般に渡ってかなりの知識が得られると思う。この分野を志す者は、高度な専門書に進んで行く前に、一読しておけば有益ではないかと思う。

☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。


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博物館経営論(’13)のレポート完成

2014-09-23 21:28:29 | 放送大学関係
博物館経営論 (放送大学教材)
佐々木 亨
放送大学教育振興会


 今日は若干余裕があったので、「博物館経営論(’13)」のレポートに取り組んだ。博物館の関係者でも学芸員をやっているわけでもないが、現在専攻している「人間と文化」の科目ではなかなか適当なものがないので、単位の数合わせに選んだようなものだ。

 放送大学の一番の問題は、複数のコースに関係ありそうな科目でも、どれかのコースの専門科目として固定されているところだろう。もっと柔軟に、複数のコースで共通に専門科目にできるようにしてもらいたいものだ。

 レポートが仕上がったといっても、まだ2学期は始まっておらず、提出時期は先のことだが、前もってやっておくと、心にゆとりができるというものである。
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すき屋で牛丼

2014-09-22 21:14:00 | 旅行:岡山県




 吉野家で牛丼を食べた次の日の夜、こんどは「すき屋」で牛丼だ。こちらも、大盛で、410円。味の違いは、正直良く分からない(笑)。

 でも、ワンコインで食べられ、味もまあまあ、お腹もいっぱいになるので、どちらも庶民の味方というところか。

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吉野家で牛丼

2014-09-21 08:52:31 | 旅行:岡山県


 所用で、倉敷市の水島地区に行ったとき、夕食に寄ったのが、おなじみ吉野家。注文したのは、牛丼大で460円。他の牛丼屋はあるが、吉野家は、普段動いている範囲にないので、久しぶりだ。そういえば牛丼も久しぶりに食べたような気が。紅ショウガは、かけないと損なので、写真のようにたっぷりかける(笑)。




 夜は、チサンイン倉敷水島というホテルに宿泊。

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またまた東京三菱UFJ銀行を騙った詐欺メールが来た

2014-09-20 08:30:41 | オピニオン
 最近多いのだが、東京三菱UFJ銀行を騙った詐欺メールがまたしても来た。内容は以下の通りだ。

***** 詐欺メールの内容 *****

こんにちは!
最近、利用者の個人情報が一部のネットショップサーバーに不正取得され、利用者の個人情報漏洩事件が起こりました。
お客様のアカウントの安全性を保つために、「三菱東京UFJ銀行システム」がアップグレードされましたが、お客様はアカウントが凍結されないように直ちにご登録のうえご確認ください。

以下のページより登録を続けてください

***** 詐欺メールここまで *****

 これが、詐欺メールであることは、東京三菱UFJ銀行のHPにも掲載されているが、いろいろツッコミしたい箇所が多すぎて、いやはや・・・

 まず、出だしの、「こんにちは!」。俺は、お友達じゃねぇー!!。ビジネス文書に、こんな言葉、使わないだろう。(最近の若者なら、もしかしたらとの不安はあるが・・・)

 送付元のメールアドレスが、”@kasi.re.kr”ってなんだ? 調べてみると、”re.kr”というのは、韓国の研究領域で使うドメインのようだが、三菱UFJ銀行って、韓国にあるのか?

 そして、なにより、この銀行に、預金なんてしていねぇ~! いいかげんに学べよ!!

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放送大学の教材到着

2014-09-19 21:35:24 | 放送大学関係


 今日家に帰ったら、放送大学から、2学期の教材が届いていた。レポート用紙が3通あるのは、1学期に提出しなかったものが1科目あるため。教材が来るたびに、今回は、本当に身につくくらいにしっかりやろうと思うのだが、いつも試験まじかになって慌てている。あと2カ月位は忙しいが、それを過ぎたら割と勉強しやすい状態になるだろうから、少し真面目に取り組みたいものだ。
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書評:平家物語

2014-09-16 15:11:45 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
平家物語 (岩波新書)
クリエーター情報なし
岩波書店


<祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす>

 有名なこの書き出しで始まる「平家物語」だが、原文で読みとおした方は少ないのではないだろうか。かく言う私も、興味はあるのだが、とてもそのような時間は取れない。しかし、一般的な解説書ではなんとなく物足りない。そんな方に薦めたいのが、この石母田正による「平家物語」(岩波新書)。現在は、割と軽めなものも多いように思うが、昔は岩波新書を書くとなると、著者は渾身の力を込めたと聞く。本書もそんな感じが見てとれる一冊で、かなり古い本ながら、「平家物語」の勉強をする方には、必読書とも言えるだろう。

 「平家物語」を最初に作ったのは、信濃前司行長という中流貴族と思われている。しかし、語りものという性格上、多くの人の手で増補されていることは、想像に難くない。今となっては、どの部分がオリジナルなのかは分からないが、本書によれば、この物語は元々は「治承物語」と呼ばれており、3巻構成だった可能性が高いらしい。それが、次々に増補されて出来上がったのが、現在に残る「平家物語」なのだ。

 「平家物語」には、運命という問題が大きく取り上げられている。この物語の作者は、運命に逆らって戦いもがいた多くの人間に興味を持ち、それを物語にしたことで、人の営みを無意味と考える思想と戦っているという。

 「平家物語」は、3部に分けて読むべきだそうだ、第1部は清盛、第2部は義仲、第3部は義経が物語の中心人物であり、中でも清盛は、最も作者が力と興味を注いだ人物のようだ。平家物語には、悪人の清盛と人格者の重盛の対比が見られるが、重盛のような人物では歴史は動かない、清盛のように、運命など自覚せず、最後まで生の執着にとらわれてこそ、歴史を作る事ができるというのが著者の考えである。

 本書は、この「平家物語」から、どのようなことが読み取れるのか、どういった視点で読めば良いのか、読んでいくためのフレームワークを提示し、必要な知識を示しながら、「運命について」、「平家物語の人々」、「平家物語の形式」、「合戦記と物語」という4つの視点から解説していく。そして、時に批判的なことも示しながら、平家物語の文学としての特徴を述べていく。本書を参照しながら、平家物語の原文を読んでいけば、いっそう理解が深まるものと思う。余裕のある方は、ぜひチャレンジしてみて欲しい。

☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時掲載です。

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