文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

独善的な、あまりに独善的な

2010-10-30 18:46:46 | オピニオン
 先般、「言語空間+備忘録当」と言うブログに的外れな当ブログへの批判が乗っていたので、「当ブログ記事への見当外れの批判」として、注意記事を書いたのだが、それに対して小怒りもなく、開き直りのような記事を書き、トラックバックまでしてきた。その記事の問題点を列挙してみよう。


 「言語空間+備忘録当」氏は言う。

<私は、誤解していないと思います。「文理両道」さんの主張、すなわち「レンジを空間的時間的に広げれば、収入に対してはテクニカル的にフラットである」を言い換えると、「消費税の累進性・逆進性は問題にならない」になります。私は、「テクニカル的にフラットである」から「逆進性は問題にならない」という主張を批判しているにすぎません。>

 しかし、ここに論理の飛躍がある。「テクニカル的にフラット」と書いてあるだけで、なぜ、直ちに「消費税の累進性・逆進性は問題にならない」という結論を勝手にもってくるのだろう。ここでは別に個々人のことについては述べていない。どうも理解力に乏しいようなので、少し詳しく説明すれば、単に、例えば日本全体で長い時間レンジで見れば、トータルの収入に対して、大体5%分はとられることになるでしょうと言っているだけだ。誰も、個人に対して逆進性がないなんて主張していないし、それが、「フラットだからいいと言っているわけではない」とわざわざ書いてあるのに、これに反することを私が主張していると言うのは、名誉毀損と言っても良いだろう。

 「言語空間+備忘録当」氏は別の記事で更にこのようにも書いている。

< このように意見が「異なる」のはなぜなのか、考えてみました。

 「省略」

 これではないかと思います。>


 つまりは、相手が省略するから自分が分からないと言う訳だ。しかし、これがおかしいことは、すぐ分かる。なぜなら、自分の理解力が足らないかもしれないという前提が全く抜けているからだ。人は、自分の知識・経験を超えたものは、理解するには相当の努力がいる。そこに人間が成長する余地があるのだ。それを考えないということは、自分を全知全能だとでも思っているのだろうか?


 最後に、問題の記事には、こうも書かれていた。

< なお、「引用の範囲」については、「文理両道」さんの記事の書きかたからして、必要な部分のみを切り取ることが困難であるために、やむなく全文引用したものであり、とくに問題にはならないと思います。>

これも呆れたことだ。著作権法には、公正な慣行に従った引用は許されているが、適切な引用とは、「原則として一部」を使用することであり、全文掲載は引用とはいえない。「言語空間+備忘録当」氏は、単に開き直っているにすぎない。自分の能力の欠如と言う可能性を考えず、他人の文章に原因を転嫁すると言う、上記の「省略」と全く同じようなことをやっている。はっきり言おう。著作権法には、自分にその力がない場合には、全文掲載しても良いなんて言う規定はどこにもない。


 おっと、ひとつ忘れていた。「言語空間+備忘録当」氏のおかげで、元の記事のミスプリが一つあるのに気がついた。ここはお礼を言っておこう。

(H22.10.31追記)
 この記事を書いた後で気がついたことだが、「言語空間+備忘録当」氏は、私の書いていることが、小飼氏や池田氏の論争に対してのコメントであるということを理解していないのではないだろうか。消費税が逆進的だのフラットだのと言っていても、そんなテクニカルな事はもっと大事な事を片づけてからの話であると言っているだけであるというのは、以前述べた通りだ。更に、池田氏の主張に関しては、特定の個人で見ると、それがフラットというのは「モデルの絶対視」に過ぎないと言った批判まで書いているのに、どうして「言語空間+備忘録当」氏のような論理となるのか理解に苦しむ。私の記事をリンク先まで読んだ上で記事を書いているのだろうか。

 また彼は、<「文理両道」さんの意見に対する批判として書いたものではなく、「文理両道」さんの記事を読み、実質的な逆進性について考察した結果として、新たな主張を加えたものです。>とも言いだしたが、記事内容からはとても批判を目的としたものではないようには見えない。さらに言えば、彼の主張していることは、既に小飼氏が主張していることとほぼ同じ(小飼氏の方がもっと深いが)で、別に新たな主張でも何でもない。新たな主張と言うからには、別の切り口から攻めるべきであり、これを見ても、彼がリンク先まで十分に咀嚼したうえで発言しているようには見えない。ここでは、池田氏と逆進的だフラットだと論争しているから、それをどう見るかはレンジの問題でしょうと言っているだけなのに、そこを自分の論調に会うように解釈したうえで、議論を進めるというのは、仮に百歩譲って、「批判ではない」としても、問題だろう。


(H22.10.31再追記)
 書いてあることは、普通の理解力があれば分かると思うのだが、それはさておき、ブログを書いた本人が、これはこういう解釈だと言っているのに、それに従わないというのは、どうにも理解しかねる。


(H22.11.8再々追記)
 今日も、捨て台詞のようなコメントを入れてきた。そこまで恥を曝したい気持ちが良く分からないのだが。私が上で書いているのは、明記されていることも理解できないようだから、わざわざ端的に説明しているのに、それでも分からないと言うのはどのような読解力・理解力を持っているのかが不思議だということである。一方、彼の書いていることは、まともな読解力を持っていれば、批判でないというのは言い訳にしか見えない。それを同列に考えるロジックの貧困さは理解に苦しむ。


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当ブログ記事への見当外れの批判

2010-10-29 21:28:09 | オピニオン
 だいぶ前に書いた当ブログの「消費税をめぐる議論」に対して、「言語空間+備忘録」と言うブログに、「消費税の逆進性」と言う見当外れの批判記事が掲載されていたので、少しコメントしておこう。

 「言語空間+備忘録」では、私の記事に対して、結局のところ、<「最終的にはすべての収入が消費にまわされる」ので問題にならない、とはいえないことは、あきらかだと思います。>と批判しているわけだが、私の記事のどこに、<問題とならない>と書かれているのだろう。私の記事は、単に、レンジを空間的時間的に広げれば、収入に対してはテクニカル的にフラットであると書いているだけであり、それが良いと思っているわけではないのは、「フラットだからいいと言っているわけではない」と記事中にも明記している通りだ。フラットだから公平だと、どこに書いてあるのだろうか?

 書かれている内容から推測するに、「言語空間+備忘録」氏は私が、「消費税が逆進的かどうかを決めつけることは、それほど本質的なことではないということである。」 と書いていることの意味が理解ができなかったのだろうと推測できる。しかしその前段にやはり当ブログの記事「消費税の増税は本当に必要か」をわざわざリンクさせているのにそちらの方は読まなかったのだろうか?

 この記事から関係する部分を引用してみよう。「消費税が逆進的かどうかだとか、税の逆進性は、いろいろな税を総合的に見ないといけないといったようなそんなことは、本質的な問題ではない。もっとも大切なことは、本来いくらの税収が必要かということだろう。」と言うのが私の本来の主張である。要するに、税を上げることを最初から前提にするのではなく、その前にまずやる事があるだろうと言うことである。

 私の記事を全文掲載しているのは、著作権法に定める引用の範囲を明らかに超えている。それは置いたとしても、書かれている内容を十分に咀嚼せずに、批判にもならない批判をするということは、ご自分のブログの価値を下げるだけであると思うのだが。


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J検(情報活用試験1級)申し込み

2010-10-23 18:50:29 | 資格試験受験関係


 少しアップするのが遅れたが、先般J検(情報活用試験1級)を申し込んだ。(財)専修学校教育振興会が実施している、文字通り、情報を使う能力を測定する試験である。

 テキストの方も、写真の通り、さっそくネット書店から取り寄せた。情報処理関係も私の持っている資格の柱の一つであり、既に「情報セキュリティアドミニストレータ」まではとっている。最近の経営戦略には、情報システムと言うものは重要な要素の一つである。しばらくは、情報システムと経営戦略を絡めた分野を増強することを考えていこうということで、あわよくば、

 情報活用試験1級 ⇒ ビジネス・キャリア検定(経営情報システム2級(情報化企画))⇒情報処理試験(データベーススペシャリスト)

と言うところまで行きたいのだが、最後のは成り行き次第といったところか。


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環境計量士(濃度関係)受験申込

2010-10-18 19:19:49 | 資格試験受験関係


 計量士は、既に一般と環境(騒音・振動関係)に合格しており、あと環境(濃度関係)に合格すれば計量士試験コンプリートである。しかし、化学関係は、どうも敬遠したいという意識があるので、これまでずっとスルーしてきた。

 しかし、先般受験した公害防止管理者(水質3種)がどうも、科目合格くさいので、来年は、いっそのこと、ついでに、環境計量士(濃度関係)もいっしょに取ってしまおうと重い、本日願書を郵便局から出してきた。

 既に他の分野に合格しているので、受験は2科目で済む。さっそく過去問をネット書店から取り寄せた。パラパラとめくってみると、「環境計量に関する基礎知識」は少し勉強すれば何とかなりそうな感じだが、「化学分析概論および濃度の計量」の方は、ほとんど知識がないため、本腰を入れてやる必要がありそうだ。

 試験は来年の3月6日(日)で、まだだいぶ余裕がある。しかし、あまり悠長に構えていると時間が足りなくなりそうなので、今回は早めに勉強を始めたいと思う。


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これから狙いたい資格試験

2010-10-11 15:43:42 | 資格試験一般
 資格試験の合格数も、80を超えたあたりから停滞気味だ。その理由は、ひとえに、意欲低下のため、あまり受験をしていないということにある。しかし、意欲と言うものは、周期があるようで、しばらく低調な状況が続くと、また上向き加減となってくるようである。最近また上向きになってきたようなので、これから狙いたい資格試験をあげておこう。

 この間、コメントのお返事にも書いたのだが、これまでに、願書を出したものの、結局受験しなかったり、一度落ちてそれっきりと言う試験が結構ある。これまでの受験歴を振り返ってみると、少し悔しい思いがするため、しばらくは、そんなものを中心に、つぶしていきたいと思う。具体的に列挙してみよう。

・公害防止管理者(水質1)
・社会保険労務士
・総合旅行業務取扱管理者
・エックス線作業主任者
・日商簿記2級
・漢検2級
・マンション管理士
・経営情報システム2級(情報化企画)

 これらを中心にして、新たなものを付け加えていけば、何とか目標の100に届きそうだ。

 地方だと、地元に受験場が無い場合もあり、いつ目標を達成できるのかは、なかなか目処が立たない状況だが、何とか数年以内には成し遂げたいものだ。

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公害防止管理者(水質3種)受験

2010-10-03 17:58:20 | 資格試験受験関係




今日は、公害防止管理者(水質3種)の受験日である。会場はいつもの広島工大専門学校。1科目免除のため、開始は11時になるので、朝は、比較的のんびりできる。

 昨年度は、ほとんど勉強しなかったこともあり、科目合格にもひっからないという情けない結果だったが、今回は、過去問を繰り返し勉強して受験に臨んだ。

 ところが、試験を受けてあぜんとした。受験科目は、「水質概論」、「汚水処理特論」、「大規模水質特論」の3科目なのだが、前の二つが、いじめかと思うくらい傾向が変わっている。

 最近は、あまり試験を受けていないので、勘の働きも悪くなっている。やはり、もっと頻繁に色々なものを受けて、勘を衰えさせないようにしないといけないのかもしれない。あとは運頼みで、何とか引っかかってくれていると良いのだが。


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消費者力検定申し込み

2010-10-01 20:55:59 | 資格試験受験関係
 この日曜日は、公害防止管理者試験だが、今年度は、少しモチベーションが低下していたこともあって、他に試験を申し込んでいなかった。このままでは、あまりにも寂しいので、適当なものを探していたら「消費者力検定」と言うのが見つかった。

 (財)日本消費者協会というところが実施しており、一応素性は確かなようだ(笑)。「消費生活について正しい知識を持ち、生活じょうずになるために必要な能力」の検定試験だそうで、正直、もうひとつピンとこないところもあるが、消費生活についての常識を問うような試験だろうと勝手に判断して、受験料も安く地元に受験会場もあるというので、受けてみることにした。

 受験も、勢いがついてくると、どんどん受けるようになるのだが、一度モチベーションが下がるとずっとお留守となりがちなものだ。頭の老化防止のためにも、今年度下期であと幾つかは受けるようにしよう。


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