文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

オフ会で出会ったおねえさんと同棲を始めた: 【1】 2人だけのオフ会に大人なおねえさんがきた

2023-09-29 11:07:07 | 書評:その他

 

 この「2人だけのオフ会に大人なおねえさんがきた」のシリーズ。前巻に「42(最終回)」とあったので、てっきり完結したのかと思っていたら、続きがあった。というわけで、最新話のレビュー。

 この巻では、とうとう二人は同棲を始めている。二人並んで在宅ワークをしている場面もあるので、「師匠クン」の方も大学を卒業して就職したのかな?それとも学生だけどアルバイトをしている?

 前巻では。「師匠クン」が大学受験をして、合格したらおねえさんと付き合いたいということになっていた。その時点でおねえさんに会社の後輩がいたということは、大学を出て、就職をしたのなら少なくとも24歳。高校を出て就職したのなら20歳。この時点で「師匠クン」は受験生なので18歳。

 そしてこの話が「師匠クン」が大学を卒業して就職をしたときなら5年後。おねえさんは推定29歳である。その時点で同棲を始めるというのはちょっと待たせすぎではないだろうか。さっさと結婚しろよと思うのだが。でも二人は幸せそうなので、まあいいかな。

 しかし、巻ごとにお姉さんの雰囲気が変わって、とってもかわいらしいのだ。こんなおねえさんな彼女がいてもいいのではと思う。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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乙女哲学 1

2023-09-27 17:37:26 | 書評:その他

 

 この作品の中心となるのは3人の乙女たち。アイドルのような風貌だが、超絶ナルシストの瀬名あいか。魅惑のマシュマロボディと気だるげ顔で男子を魅了するビッチの日向美野里。モデル体型で美人なので、男女を問わず憧れる者も多いが腐女子の辻本恵令奈。

 誰もが残念系美少女なのだが、いちばんまともなのがあいかだ。意外と真面目なのである。他の2人はアホだ。まったく勉強をやる気がないので、いつも留年ギリギリ。彼女たちにハッパをかけたり勉強をさせるのも、追試対策で勉強を教えるのも全部あいかの役割。だから苦労が絶えない。

 「もう放っとけよ。留年しても自己責任だろう。」と思うのだが、意外に面倒見がよく人のいいあいかは、つい彼女たちに手を貸してしまう。

 基本的には4コマの連続で進んでいく。この第1巻には第15話まで収録されているが、1話の中に複数の4コマが納められている。大体1話につき8つのようだ。

 笑ったのは次の場面。腐女子の恵令奈が、数学教師でBLのカップリングを妄想していたシーン。次のセリフも面白い。あいかが恵令奈に、なんで腐女子なんだと聞かれると、「腐るのに理由はいるか?」と答えている。

 これにも笑った。美野里が体育があると必ず生理を言い訳に見学するので恵令奈に「お前体育ある日必ず生理来るよな」と突っ込むので、じゃあ恵令奈がうまい言い訳を考えてというので、こんな時は逆転の発想だと、美野里に授けた言い訳は、「生理が来ないんです」というもの。

 こういった感じで、個性のありすぎる女子トリオのドタバタは続いていく。

☆☆☆☆

 

 

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銭形平次捕物控 213 一と目千両

2023-09-26 10:09:39 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 これも銭形平次シリーズのうちの一つだ。タイトルの一と目千両というのは、一と目見ることに千両の値打ちがあるという美女を例えたものだ。もちろんこの話を持ってきたのはおなじみ八五郎。東両国で人気の見せ物軽業の小屋に出ているお夢というのが、ものすごく美人で一と目見れば千両の価値があるのに、それがたったの木戸銭の十六文で見ることができるというのだ。

 ところが、このお夢が殺されそうになる。お夢が寝ていると、顔の上に二階から大火鉢が投げられたというのだ。おまけにその火鉢には煮えたぎる鉄瓶が掛けられていた。

 幸いお夢は風邪気味で布団を深くかぶって寝ていたので、軽いやけどだけで済んだとのことだが。

 この事件に興味を引かれた平次は、行ってみようという。これは平次には珍しいことだ。何しろものすごい無精者。その平次が自分から動こうというのである。これには八五郎、思わず「しめたツ」

 今度は、お夢と二枚看板であるお鈴という娘が狙われる。お鈴は美人ではないが17歳の可愛らしい娘である。お鈴は軽業専門で、張り渡された綱の上で飛んだり跳ねたりするのだが、綱の結び目のところに抜身の匕首が挟んであり、お鈴が軽業をすると切れるようになっていた。おかげでお鈴は右足を折ってしまい、直っても生涯曲芸は出来ないかもしれないという。

 この事件を平次は解き明かすのだが、実はお夢の事件とお鈴の事件は別の犯人によるものであった。この話を読むと「外面如菩薩内心如夜叉」という言葉が頭に浮かんだ。

 さてこの話の顛末だが、平次は誰も縛らなかった。犯人に同情したわけではない。今の刑事ドラマなら、絶対に逮捕しているのだろうが、平次は罰を天に任せたのだ。そして犯人の一人は行方知れず、一人は物乞いに落ちぶれ、しっかり罰を受けている。銭形平次にはこういった話が多い。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリスティ・ハイテンション 4

2023-09-24 09:24:30 | 書評:その他

 

 あのシャーロックホームズの姪(母親がホームズの妹)で伯爵令嬢(父親は公爵家の次期当主なのでほぼ確実に公爵令嬢になる)クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ(愛称クリスティ、レディと呼ばれることも多い。)。父親はビクトリア女王の最後の王子なので、クリスティはビクトリア女王の孫というころになる。

 この作品の特徴としては、ホームズの物語にうまくかぶせているところだろうか。だから名探偵役は、ホームズ(ホームズも名推理を見せてはいるが)ではなくクリステイなのだ。モチーフになっているのは、「六つのナポレオン」と「五つぶのオレンジの種」。そしてホープの誇る戦闘派メイドでクリスティお嬢様大好きの二人、2丁拳銃の使い手であるアンヌマリーメイド長と先端が二股に割れている鞭(フルグラム)の名手であるノーラの壮絶な過去が明らかになる。そして、クリスティのダンス教室のパートナーは、未来の夫であるジョージ・グラハム・ハートになっている。

 とにかくクリスティが可愛らしいのだ。普通のご令嬢の基準では測れない型破りの活躍から目が離せない。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

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「資源処理工学」報告課題提出

2023-09-23 14:46:35 | 秋田大学通信教育

 先ほど近くのポストに現在取組中の秋田大学通信教育「資源開発コース」のうち、「資源処理工学」の報告課題を投函してきた。まだ、「資源開発コース」では1単位も取ってないので、現在のところ一般科学技術コースの共通科目3単位分しかない。修了要件は10単位なので、あと7単位の学習単位を獲得しないといけないのだが、まだ2年半以上あるのでゆっくりやっていこう。この前に取っていた「地球科学コース」もコンプリートするつもりだったが、3単位分は報告課題を出しただけ。諸般の事情により13単位での修了になってしまった。今度はコンプリートするつもりでやりたいと思う。

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イジらないで、長瀞さん(17)

2023-09-21 12:00:01 | 書評:その他

 

 長瀞さんシリーズの最新巻で17巻目。美術部の草食系男子・八王子直人(センパイ、ハッチ―)と1つ年下の肉食系女子・長瀞早瀬(ハヤっち、トロちゃん)の織りなすラブコメである。

 超ツンデレの長瀞さんも大分可愛らしくなってきた。最初の方ではツンの方が目立っていたが、この巻ではデレの方が目立ってきているように思える。なにしろ、他のみんなが渓流下りをしているときに二人でデートをしているし、最後はセンパイに膝枕なんかしているのだから。

 長瀞さんは肉食系女子だが、ものすごく可愛いと言う設定。なにしろ、センパイの通っている美術系の予備校で、知り合いから「めちゃかわいい」と言われるくらいである。可愛い女子に膝枕をしてもらうのは男の夢。これには二人ともドキドキ。いやあ、青春ですな(笑)。

 一番笑ったのは、柔道を再開した長瀞さんが必殺技に悩んでセンパイにアドバイスをもらうシーン。センパイが言ったのは、相手が技をかけてくるタイミングで耳元で「その技キモっ」とささやいて、相手の戦意をくじくこと。

 今度の模試でセンパイは1位の町田(女子です)と勝負をすることになる。負けた方がヌードモデルをやるらしい。いやセンパイがヌードモデルになっても誰得なんや? 勝負のモチーフは長瀞さんらしいが、センパイは「魅力を一番知っている」と言い切っている。どれだけ長瀞さんのこと好きなんや。

 果たして模試の勝負の行方は。そして二人の恋の顛末は?ここで次巻に続いている。

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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南窗集

2023-09-19 10:26:25 | 書評:学術・教養(人文・社会他)

 

 なんだかどう読んだらいいのか分からないような難しい漢字が使われているが、「なんそうしゅう」と読む。三好達治の第二詩集に当たる。形式は各詩を4行で表す4行詩という定形で描いていることだろう。ただし、各行の字数には決まりはないようで、かなりのばらつきがあり1文字のこともある。

 檸檬などで有名な梶井基次郎は彼の盟友であり、彼と同じく三高から東京帝国大学へ進んでいる。この詩集にも彼が亡くなった時の追悼の詩が納められており、梶井君と呼び掛けている詩も二つばかりある。友を喪ふ 四章の部分だ。

<梶井君 君はそのまま昇天した
友よ ああ暫らくのお別れだ…… おつつけ僕から訪ねよう!>

(首途)

<梶井君 今僕のかうして窓から眺めてゐる 病院の庭に
山羊の親仔が鳴いてゐる 新緑の梢を雲が飛びすぎる>

(展墓)

 ただ全体的には、情景をそのまま歌っているような詩が多く、意味も分かり難いところがあり、私のような詩心のない人にはそれほど心に響かなかったのは残念。

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

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化け者手本

2023-09-17 15:46:52 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 舞台は文政年間の江戸。主人公は田村魚之助(ととのすけ)という元女形。元というのは、数年前に贔屓の客に足を切られて、第一線から退いているためである。そしてその相棒が藤九郎(信天翁)という鳥屋。基本は、主としてこの二人が、怪奇な事件に挑むというストーリーである。つまり魚之助をホームズに例えるなら、藤九郎はワトソンといったところか。なお、鳥屋とは、鳥専門の江戸時代におけるペットショップのようなものである。

 こう書けば、普通のミステリーのようだが、二人が解き明かすのは、怪異の絡んだ事件。ミステリーよりは、ホラー要素の方が強いだろう。

 事件の方は、江戸一番の芝居小屋中村座の座元から小屋で起こった事件の調査を頼まれる。芝居が跳ねたあと、客席に死体が転がっていたというのだ。その死体は首がおられたあげく、死後に両耳に棒が差し込まれていたという。そして、こんどは口の中に鈴が入れられた死体が見つかる。果たして犯人は。

 今でこそ、歌舞伎はなんだか高尚なもののように思われているが、この時代の芝居は庶民の楽しみであった。でも風紀を乱すということで、為政者による規制のために、男しか舞台には上がれなかった。しかし、芝居には女役がつきもの。そこで男が女役をやるようになった。これを女形という。ただ当時は、ホルモン療法も性的合手術もなかったので、女形の人たちには女性より女性らしくなるために、色々な苦労があったようだ。

 当時のお化粧は、よく時代劇でみるように白塗りが基本だったので、元の顔がどうであれ結構ごまかせたんだろう。しかし、あの白塗りで美女とか言われても現代人の目から見ると違和感ありありなのだが。江戸時代の人はあれが美女に見えていたのだろうか。

 ためになったのは、名前だけは知っているお軽、勘平が忠臣蔵と関係があったこと。そして、助六が曾我兄弟の仇討物語と関係があること。これは知らなかった。

 またこれにも違和感がある。メルヒオール馬吉だ。長崎遊女とオランダ人との間に生まれたという設定だが、自分のことを「める」と呼んでいるのである。人から呼ばれるのなら分かるが、いい大人が自分のことを「める」なんて呼ばないだろう。「あっし」とか「馬吉」と言うと思うのだが。それに吉原の人気花魁の名前が蜥蜴なのだ。さすがにこんな名前は付けないと言う気がするが、もしかすると本当にいたのだろうか。

 タイトルに「化け物」とあるように、この作品では「化け物」が大きな役割を果たす。そして「化け物」とは人がなるもの。そういったメッセージが込められているように思える。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋田大学通信教育学習単位認定試験(廃水処理)の解答送付

2023-09-16 11:38:45 | 秋田大学通信教育

 先ほど秋田大学通信教育「廃水処理」の学習単位認定試験の解答を、近所のポストに投函してきた。現在はこれだけしかやっていないのにもかかわらず遅れ気味だが、有効期限は3年あり、まだ半年を過ぎてまもないので、じっくり取り組みたいと思う。

 それにしても、自分があまり詳しくない分野を学ぶというのはいいものだ。でもインプットよりは、アウトプットが大切だとよく言われる。さて、どうやってアウトプットしていこうかな。

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どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです 4

2023-09-15 09:25:16 | 書評:その他

 

 主人公は公爵令嬢のアストリッド・ゾフィー・フォン・オルデンブルグ(通称アストリッド)。いわゆる悪役令嬢である。しかし彼女は転生者。前世は、ミリオタ女子大生。気が付いたら「流れ星に願いを込めて」という乙女ゲームの悪役令嬢として、生まれ変わっていた。しかも4歳の幼女。自分が知っているゲームの未来では、自分は追放、家はお取り潰しというバッドエンドが待ち構えている。しかし、そんな未来などくそくらえ。いざとなったら国とも戦える力をつけておけばいい。ということで、アストリッドの現代知識を活かしたあがきが始まる。

 彼女のやったことというのは主に二つ。一つは現代知識を元に、この世界にはない新兵器を開発すること。幸いこの世界には魔法がある。魔法と現代知識を組み合わせてとんでもない武器を開発するのだ。

 もうひとつは、追放されても再起できるような経済力を身につけること。アストリッドは学園に通う傍ら手伝い冒険者としての報酬を貯めていく。一定の金額になったら、自分の国が手を出せない第三国の銀行に預けるためだ。

 アストリッドにはどうしても避けたい連中がいる。王太子フリードリッヒ、騎士団長の息子アドルフ、宰相の息子シルヴィオの3人(アストリッドは彼らを地雷トリオと呼んでいる。)彼らはゲームでの攻略対象であり、関わると碌なことにはならないからだ。

 この巻では、アストリッドは手伝い冒険者として、ワイバーンを倒したりオークと闘ったり、バカンスで海へいったり。

 アストリッドにはいわゆるアホ毛と呼ばれるものがついているのだが、これが結構芸をしている。この芸を見ているだけでも面白い。また妖精さんも色々出てくるのだが、見た目はとても可愛らしい(ただし、性格はマイペース)。

 この世界にもビキニの水着はあるようだ(ただし、この世界ではレアールと呼んでいる。)高等部の先輩のお勧めは、何とほとんどヒモ。やたらと勧めるのだ。でも高等部になると、お色気ムンムン振りまいて殿方を悩殺するのが当たり前らしい。

 ところで、オークを討伐しているときに、アストリッドたちは竜に遭遇する。普通なら恐れおののくところだが、アストリッドはなんと新兵器を開発して竜を退治することい夢中になる。果たして彼女の目論見はうまくいくのか。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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