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文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

人類の起源

2025-01-30 17:27:37 | 書評:学術教養(科学・工学)

 本書は、人類化石の古代DNAを解析することによりいかに現生人類が地球に広がってきたかを示したものである。現生人類とはホモ・サピエンスのことだ。人類とはホモ属のことである。かってはいろいろなホモ属が存在していた。しかし今では、ホモ属はサピエンス種一つしか残っていない。考えてみればこれは不思議なことだ。なぜホモ属には1種類しか存在しないのか。もしかしたらどこかにサピエンス種以外の人類が生き残っているかもしれない。

 ちなみにホモ・サピエンスというのは18世紀の生物学者であるカール・フォン・リンネによる命名法でホモが属名でサピエンスが種名だという。言葉の意味としては「賢い人」になるらしい。

 人類の化石からもDNAが抽出できるというのは驚きだが、これにはDNAを増幅するPCR法が重要な役割を果たしている。そう新形コロナで有名になったあのPCR法である。この方法は、微量なDNAを増幅するもので、古代DNA研究という新たな学問分野を生み出すことになったという。

 ホモ・サピエンスはネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルタレンシス)と交雑していたというのは割と知られているが、本書ではそれに加えてデニソワ人との交雑を取り上げている。デニソワ人とは、シベリア西部のアルタイ地方にある洞窟で。この洞窟少なくともはホモ・サピエンス、ネアンデルタール人、デニソワ人と3種の人類が利用していたという。デニソワ人というのはあまりなじみがないかもしれないが、2010年に発見された指の骨と臼歯のDNAだけで新種とされた最初の人類だそうだ。

 これらのDNAを解析することにより人類がどう分布を広げていったかシナリオが書けるとうのは極めて興味深い。

「我々はどこから来たのか、我々は何者か。我々はどこに行くのか。」は有名なポール・ゴーギャンの絵のタイトルであり、本書の終章のタイトルにもなっている。果たして進化人類学はこの疑問に答えてくれるのであろうか。
☆☆☆☆




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なんでここに先生が!? 11,12

2025-01-26 15:50:37 | 書評:その他

 男子高校生と女性教師とのラブコメを描いた、「なんでここに先生が!?」のシリーズもとうとう完結。なお、アニメでも2019年に放映されている。

 実はこのシリーズ、作者の病気により2020年に第11巻が発行されてから長い間休載となっていた。やっと12巻が出たと思ったら完結。好きな作品だったので残念である。

 さて今回のカップルは小林翔凛(こばやししょうりん)という高校三年生の少年と皆本瑞稀という金髪で青い目で母親が外国人の先生。もちろん美人教師だが小林少年、そこに惚れた訳ではない。実は皆本先生、昔ミナトというペンネームで漫画を描いていたが、酷評の嵐ですっかりトラウマになっていた。小林少年は、たまたまその漫画を読んですっかりミナトのファンになり、将来は漫画の編集者を目指すようになった。

 実は小林少年の家は医者の家系で、漫画などは禁止。でも自分の夢をかなえたいと転校までして編集者を目指す。小林少年は、彼を医者の道に進ませたい父親と勝負をすることになったが果たしてその結果は?

 これで終わりということもあってか、いつもよりエロシーンが多いような気がする(笑)。これも読者サービスか?(もちろん本番などもってのほか。エロいけど笑えるシーンばかりだ。)

 面白いのは、小林少年の従姉の漫画編集者の川上楓。裸族であり、家では誰がいても基本的に全裸で過ごしている。さすがにこんな人いねーよと言いそうになるが、よほどエアコンなんかで温度調節のいい家に住んでいるんだな。
☆☆☆☆☆










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ゆるキャン△ 2,3

2025-01-24 15:32:05 | 書評:その他


 アニメにもなった人気のゆるキャン△の2,3巻。静岡県から山梨県に越してきた各務原なでしこが、彼女が入った本栖高校の野外活動サークル(通称野クル)の大垣千明、犬山あおいやソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那たちとユルユルキャンプを行うお話である。特に大きな事件が起こる訳ではないが、なぜか物語の中に引き込まれてしまう。

 印象に残ったことを記すと、第2巻では後に野クルの顧問となるグビ姉こと鳥羽美波先生との出会い。妹の涼子と一緒にキャンプに来ていたのだが、泥酔していてただの酔っぱらい。これが日常のようだ。でも飲んでさえいなければキレイで優しそうな先生に見える。

 第3巻ではなでしこが風邪を引いて千秋がお見舞いに持ってきた山梨名物のほうとう。最初はほうとうの麺を置いて帰るつもりだたのだが、気が付けば相模原家全員の分をつくることに。しかし千秋も梨っ子とはいっても、自分でほうとうを作ったことはない。そこで頼りになるのがネットのレシピ。果たして出来具合はどうなるのか。
☆☆☆☆







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放課後ていぼう日誌 13

2025-01-23 01:54:18 | 書評:その他

 これが「放課後ていぼう日誌」の今のところの最新刊。熊元県立海野高校の謎の部活「ていぼう部」の活動を描いたものである。主人公は都会から越してきた1年の鶴木陽渚がどんどん釣りの愉しさに目覚めていくというものだ。ちなみにこのていぼう部、部員は陽渚を含めて4人しかおらず全員が女子なのだ。

 この海野高校別に女子高というわけではなく、ちゃんと男子学生も在籍している。ていぼう部の面々は、部長で3年の黒岩悠希、魚屋の娘で釣りに関する知識が豊富な2年の大野真、そして1年は陽渚の幼馴染の帆高夏海と陽渚の二人。顧問は養護教諭の小谷さやか。さやか先生が実家の稲刈りのために参加できないので、代わりに前部長の湯浦しずくが引率する形だ。

 今回行くところは同じ町内にある海釣りランド。狙うはカワハギ。問題はこのゆらさんがカエルやヘビなんかを食べるサバイバーというところ。今回もアジの口の中にいる寄生虫・ウオノエを揚げると美味しいと言って陽渚に引かれている。

 さて、カワハギの釣り方についてネットで予習する陽渚だが、果たしてその結果は?
☆☆☆☆







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古代史の秘密を握る人たち

2025-01-20 13:42:04 | 書評:学術・教養(人文・社会他)

 古代史は面白い。なぜなら当時の出来事と現代の間には深い谷が横たわっており、なかなか本当のことが分からないからだ。もちろん分かることもあるが、それはかなり偶然の要素が強い。古代史の謎を解き明かすには、想像力は不可欠なのだが、もちろん客観的な証拠が見つかることは少ない。

 古代史というと日本書紀や古事記等を思い起こす人が多いだろう。しかしあれには色々な疑問点がある。いずれにしても神話から始まっているようなものがまともな歴史のはずがない。おまけにあの歴史書は勝者によって書かれたもの。自分達に都合の悪いことは消されるか改変されているおそれがある。しかし書かれたものに拘る人にはあれらを金科玉条のように扱っている人が多いのも確かだ。
だいたい『日本書紀』は、嘘を嘘で塗り固められていながら、これまでだれも嘘を見抜けなかったのだから、嘘の宝庫といってよく(p102)

これが著者の立場だろう。まあ戦前ならともかく、今の世に神話の部分を信じ込んでいる人はそういないと思うが。

 著者の推理を少し紹介すると、そもそも乙巳の変から始まる大化の改新について、討たれた蘇我氏こそが改革を進める側で、クーデターを起こした中大兄皇子と中臣鎌足こそが守旧派ではなかったのか。

 この他にも、古代史に関して色々な疑問が提示されている。どこまで関さんの推測が当たっているのかは分からないが、自分の頭で色々な謎を考えてみるのも古代史ファンには面白いだろうと思う。
☆☆☆☆









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軽井沢迷宮 須美ちゃんは名探偵!?

2025-01-15 01:02:31 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 タイトルにある須美ちゃんとは吉田須美子、浅見家のお手伝いさんである。本書は故内田康夫さんによる浅見光彦シリーズの番外となる。ただ主役はあくまでも須美ちゃん。光彦は一応出てくるが、この作品では割と重要な役割をこなしてはいるものの、どちらかといえば脇役のような扱いである。本編のように殺人事件など出てこない。でもミステリーらしく、謎解きは出てくる。

 今回須美ちゃんは、歳の離れた友人である花屋・花春の主人小松原育代といっしょに1泊2日のミステリーツアーで軽井沢を訪れる。このミステリーツアーに応募するには、ちょっとした謎解きが必要である。

 このミステリーツアーの企画者は多田光羽(おおたみつは)という女性。この光羽さんのまだ見ぬ父を探すというのが全体の大きなテーマである。

 光彦は電話の向こうで須美ちゃんにいろいろとヒントとなることを話しているが、これを謎解きに活かせるのは、さすが浅見家で鍛えられた?須美ちゃんというところか。でも出てくるパズル、よほど好きな人でなければ解けないだろうなあ。
☆☆☆☆

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秋田大学通信教育「石油資源開発」報告課題返却

2025-01-15 00:45:20 | 秋田大学通信教育
秋田大学通信教育「資源開発コース」のうち「石油資源開発」の報告課題が返ってきた。結果は100A。既に修了に必要な10単位は確保しているので、気は楽だが、残りの3科目6単位もあと1年あるので頑張ろうと思う。
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