何度もテレビアニメで再放送されたアタックNo.1の原作もこれが最終巻。今の漫画とくらべると、時代を感じさせるところもあるが、昔は、比較対象がなかったので、多くの人が夢中になって視ていたものと思う。読んでいるとあのアニメのテーマソングが頭の中に流れてくる。
しかし、女子選手がみんなブルマー姿(さすがに提灯ブルマーはないが)というのも昭和の香りだ。いまどきブルマーなんて誰も使っていないと思うのだが。
主人公はお馴染み鮎原こずえ。この漫画を一言で表せば鮎原こずえの成長物語だろう(ただしバレーボール限定)。次々と、こずえに試練が訪れ、それを乗り越えることで成長していく。(ただしバレーボール限定。大事なことだからもう1回言う。)ところで、こずえさん、最初の恋人は事故で死に、次の恋人とも悲しい別れ。そして自身は病気で子供の産めない体にと、試練ありすぎやろ。
時代を反映してか、必殺技のようなものが好まれている。この漫画はバレーボールを扱っているので必殺技にあたるのが魔球である。結構影響されて魔球の練習をした子も多かったのではと思う。
☆☆☆