goo blog サービス終了のお知らせ 

文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

秋田大学通信教育 「地殻開発工学」報告課題受領

2025-06-03 18:06:59 | 秋田大学通信教育
 郵便受けに「地殻開発工学」の報告課題の添削結果が入っていた。 結果は100のA。ただし、これは合格すれば学習単位認定試験受験の資格が得られるだけ。だから報告課題の評価は関係ない。残りは学習単位認定試験が「石油資源開発」と「地殻開発工学」、報告課題が「輸送システム」である。とはいえもう修了に必要な10単位はクリアしているのだが、学習単位認定試験の段階に入っている「石油資源開発」と「地殻開発工学」はなんとか終わらせたいと思う。「輸送システム」は余裕があればといったところ。いずれにしても来年の2月が期限なのでできるだけがんばりたい。
 このほかに「制御工学」と「システム工学」を科目履修で始めたがこちらは3年近く余裕があるので後回しだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中 1

2025-05-09 21:23:09 | 書評:小説(SF/ファンタジー)

 本作のヒロインは、ナディアというマスカール伯爵家の長女で正妻の唯一の子。ところが浮気者の父マスカール伯爵、その浮気相手から後妻に入った継母のオルガ、その娘で腹違いの妹にあたるジゼルから虐げられており下女同様の扱いを受けていた。この辺りは割とよくある話だろう。章題にもあるように、古くはシンデレラのお話にもあるようなシチュエーションだ。違いは、継母やその娘だけでなく、実の父親にまで虐げられていることと、魔法使いではなく妖精さんが出てくるところだ。

 ある日父親からナディアにジゼルの代わりに舞台のエルランジェ王国第二王子クロヴィスの傍仕えとして出仕を命じられる。このクロヴィス王子、二つ名を凶犬王子と呼ばれ、恐れられていた。

 ところが、噂とは王子の人となりは大分違い、結局クロヴィスちナディアはラブラブとなりマスカールたちはざまあ展開。

 このクロヴィスちナディアの関係がなんとも面白い。お前ら、付き合い始めの中学生カップルかと思わずいいそうになる。いや、最近の中学生の方がしっかりしているような・・・。

 本書からの教訓をひとつあげれば、根拠のない噂を信じ込んではいけないということ。まるで某CMで話題の決〇つ〇刑〇だ。最近はネットの発達とともに、そういった輩が顕在化しているのはニュースなどで目にする通りだ。
☆☆☆☆






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅見家四重想 須美ちゃんは名探偵!?

2025-05-09 21:20:12 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 表題にある須美ちゃんとは、浅見家のお手伝いさん吉田須美子のことである。浅見光彦シリーズ番外とついているように、浅見家というのは故内田康夫が生んだ名探偵浅見光彦の実家である。

 ただ、本編のように殺人事件が出てくるわけではなく、須美ちゃんが日常のちょっとした疑問を解き明かすというもの。

 このタイトルにある四重想というのは、浅見家の面々、ただし光彦と兄の陽一郎を除いた4人、すなわち光彦にとっては兄で警察庁刑事局長の陽一郎の子供で姪、甥にあたる智美(さとみ)、雅人(まさと)、陽一郎の妻和子、陽一郎と光彦の母親である雪江が抱いたちょっとした疑問を澄ちゃんが解決していくというもの。

 なお四重想と名付けられている通り、この作品は4つの短編から成り立っている。そして、どれも上記の4人の名前が短編のタイトルにつけられている。

1.雅な悩みごと
 俳句の盗作騒動。これは雅人の話。

2.智は愛されし
 智美がラブレターをもらった。智美の話。

3.和を繋ぐもの
 和子が昔の友人との絆を取り戻す話。

4.雪に希いしは
 雪江が見かけた二人の少女。見かけたときは片方が目をつむっていたので目が不自由かと思ったら、次のときは目をつむっている少女がいれかわっていた。次に須美ちゃんが見かけたときは二人とも目を開けていた。

 浅見光彦シリーズ、私のお気に入りのシリーズだったので、全話を踏破していたのだが、内田さんが亡くなられて、新作が読めなくなったのが残念であるが、新作は読めなくても番外という形で登場人物が出てくるのはなんとも楽しい。
☆☆☆☆








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 19

2025-05-09 20:24:44 | 書評:その他


 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花。古来より美しい女性を表わす時につかわれた言葉だ。この作品のヒロイン桐谷さんは、そんな女子高生だ。あこがれている男子も多い。ただし黙っていればという条件付きだ。なにしろ、ゲテモノに目がない。とにかく普通の人がゲテモノと見做すものを眼にすると、食べたくて仕方がない。(本作では雑食と言っているが、肉と植物のどちらも食べるという意味ではない。要するにゲテモノ食いなのだ。)そして少し目を離すとなんでも食べようとすつので危ないことこのうえない。知らないものを食べると毒とか寄生虫や病原菌などを持っているのでもう少し気を付けてもいいと思うのだが。

 この巻で桐谷さんがトライするのが、コガネムシの仲間のフェモラータオオモモブトハムシ、クビアカツヤカミキリ、オキアミ。キノコの一種オニフスベ、アヒルの頭と足、深海生物。さてさてどのような料理になるのか。それにしても、付き合わされる桐谷さんの高校の理科教師で生物部顧問の榊先生(実は桐谷さんの兄の親友)も大変だ。
☆☆☆☆





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

婚約破棄された公爵令嬢は、隣国の冷徹皇帝に嫁ぐ

2025-04-30 18:09:14 | 書評:小説(SF/ファンタジー)

 最近婚約破棄ものにハマっている観もあるが、これもそのひとつだ。ちなみにネットで検索をかけたら婚約破棄ものは実に色々なバラエティでヒットする。ある程度パターン化されているような気がするが○○令嬢が△△から婚約破棄を宣言される。そして△△は、違うものもあるが王太子というものが多い。

 要するに王太子が浮気をして、そちらを嫁にしたいがために今いる婚約者に婚約破棄をつきつけるというものだ。そして王太子の浮気相手だが、婚約者よりかなり下位の令嬢という場合が多い。平民だったり、男爵や子爵の令嬢だったり。この作品ではロアトリエ王国の王太子レオンハルトが伯爵令嬢のカトリーナと浮気をしている。浮気相手が伯爵令嬢というのも珍しいが、それでも公爵令嬢よりは下になる。

 ところが捨てる神あれば拾う神ありということで、この公爵令嬢は隣国アステルム帝国の皇帝ルシアンに、皇后として嫁ぐことになる。

 王太子がバカだというのは、隣国で皇帝に対しても態度がでかいし、皇后に対しても自分の者のような扱いをしていることから分かる。王太子といっても、王位を継いだわけではないのだから、外交的にも隣国の皇帝に対してもっと下手にでないとおかしい。

 皇帝は冷徹といわれているが、実は不器用でぶっきらぼうだっただけのような気が。結局王国は衰退の一途をたどる。しかし伯爵令嬢カトリーナ、レオンハルトと悪だくみをしているというような記述はあるが、あまり表には出てこない。こちらももっとバカさ加減を出してもよかったのではないか。
☆☆☆☆







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする