マックンのメモ日記

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40代で年収200万円台が当たり前になる時代がやってくる!

2012-12-03 21:58:05 | 経済・金融・投資
40代の年収が下がっていますが、いまさら何をと言われるかもしれませんね。グラフがないのでわかりにくいですが、ここ数年1500万円以上の世帯が激減。民間給与統計でも、年収200万円~300万円の人が17,4%と2位に浮上。300万円以下でくくると何と32,2%の人となって、給与所得者の3人に1人が該当することになるのです。この調査は全世帯を対象にした調査ですが、40代は他の世帯に比べて、最も年収が安定する時期で、40代の人からは縁遠い話と聞こえるかもしれませんが、今、大手企業ですら大量の首切を行っているほどで、特に家電業界のシャープとかパナソニック、ソニーなども首切りとは無縁ではありません。

しかし早期退職した40代が再就職先を見つけるのは並大抵のことではありません。ジャーナリストの渡辺氏によれば、「製造業などブルーカラー的で労働単価も安く人種も関係のない仕事ほど、グローバル化とIT化の影響を受ける」と言います。既に進行中ですが、仕事のほとんどは人件費が10分の1ほどの中国人やインド人に置き換わってしまうからです。そもそも40代の首切りは、グローバル水準に比べ人件費が高すぎると言う理由で始まったのです。ですから年収を維持したまま次の仕事を探すことは至難の業となるのです。かと言って、会社にしがみついていても希望は薄いわけで、一部上場の企業内でも給与格差が広がっているのです。

1位、300万~400万円・・・・・・・18,4%
2位、200万~300万円・・・・・・・17,4%
3位、100万~200万円・・・・・・・14,8%
4位、400万~500万円・・・・・・・14,0%
5位、500万~600万円・・・・・・・9,2%
6位、100万円以下・・・・・・・・・・8,6%
7位、600万~700万円・・・・・・・5,6%
8位、700万~800万円・・・・・・・3,9%
9位、1000万~1500万円・・・・・2,9%
10位、900万~1000万円・・・・・・2,5%
11位、900万~1000万円・・・・・・1,6%
12位、1500万~2000万円・・・・・0,6%
13位、2000万~2500万円・・・・・0,2%
14位、2500万円以上・・・・・・・・・0,2%

ここに長引くデフレが追い打ちをかけるのです。「物価が下がっても需要が増えないため、給料も下がり、デフレ経済下ではみんな貧乏になるのです。ブルーカラーだけではなく、一部上場の企業の人たちまでも給料が下がり続けてしまうのです。さらに人件費削減のために同じ社内や部署であっても、できるだけ非正規雇用を増やし、給料を抑制するところも増えています。上場企業であっても年収200万円台なんて言う、そんな40代が珍しくない時代がすぐ近くにやってきているのです。

40代で年収200万円台の人にアンケートをしたところ、91,5%の人が当然ですが不満を持っています。そのうち年収アップを目指しているのは半数程度で、残りの人はすでにあきらめているのです。その理由は不景気だからが一番の理由でした。それ以外には会社がどんどん潰れているので働くところがないとか、正社員を希望しているが難しと言われたなど、現状を受け入れるしかない悲痛な声が寄せられているそうです。

その一方で年収アップを目指している人たちが奮起する理由として、「現状のままでは生活に余裕がない」、「一流大学出身なのでこんな給料では納得できない」などと人それぞれのようです。年収アップするために資格を取るとか転職するなどの声もありますが、40過ぎてしまうと転職は格段に難しいのが現状です。そもそも年収が200万円台になってしまった理由に、「就職・転職活動に失敗した」と答える人が一番多く、「業界・会社の業績悪化」をあげる人も多かったそうです。転職に成功しても景気がよくならない限り収入アップは難しそうです。

アンケートから見た年収200万円台の40代男性の家計簿を見ると以下のようでした。
平均年収・・・・ ・20万3957円
平均支出・・・・ ・17万4901円(内訳は平均家賃が6万1981円、住宅ローン返済8万3489円ただし6割近くの人は住居費0円、平均食費4万258円)
平均貯蓄額・・・・・162万810円となっています。(ただし28%の人は貯金が0でした。)

誰が今日の日本の姿を想像できたでしょう。ここまで生活レベルが落ちると韓国にさえ抜かれると言う記事もありましたが、ほんとうに現実になろうとしているのです。このままデフレが続けば景気は一向によくならず、ますます家計は苦しくなっていく一方でしょう。さらに就職も難しいという事になるのですが、ついこの間のニュースでは求人が増えてきたと書いていました。その一方で企業はどんどん海外に工場を移しているし、国内の会社でもブルーカラーやホワイトカラーでさえも中国、インドなどの国の優秀な人材と競争しなければならない時代がすぐそこまで来ているのです。

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