マックンのメモ日記

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男子体操団体の薄氷の銀は、演技後に複雑な思いに!

2012-07-31 19:32:50 | 健康・医療・スポーツ
今回の体操男子団体では何とか銀メダル獲得となりましたが、内村航平選手自身が言っているように「2位でも4位でも同じようなものだ」という趣旨の話をしており、その顔にはまったく笑顔はありませんでした。これは何度もTVで言っているので、皆さんも知っていることですが、結果発表の仕方が何とも後味の悪いものにしてしまいました。それは日本だけでなく、イギリスもそうであろうし、ましてや3位から4位へ転落してしまいメダルの獲得を逃してしまったウクライナにとっても後味の悪い結末となってしまったからです。

一度はイギリスやウクライナに大きな喜びを与えていたものが、判定の仕方が不十分で束の間の喜びをさせてしまったからです。これは束の間の夢では済まない参加国やその選手たちには大変大きな落胆をさせ、天国から地獄に落とされたにも等しいほどのショックだったと思います。日本がもしその立場だったらと考えればその気持ちが十分わかると思います。単に判定が不十分だったでは済まない問題です。審判の判定は絶対的なものですが、そこは人間が判定するためミスは付き物です。そのためにビデオ判定と言う方法が取られるようになったのです。

それにもかかわらず、今回の場合を見ると、内田選手の鞍馬での最後の倒立が成立したのかどうかで、7点もの差が付くことから、順位が全く変わってしまうほど重要な場面だったのです。それにもかかわらず、それほど問題なく判定数字が出たのではないかと、結果を見ればそうことになるのです。しかもその結果が他国まで巻き込み落胆させたのですから審判団、特にビデオ判定員の責任は大きいはずです。監督が抗議をしなければわからないようなケースであれば、なおさら審査員ならビデオで抗議の対象になりそうな演技に対し、しっかりビデオで確認をする責任があるはずですが、それが疎かになっていたのではないでしょうか?それが証拠に再判定にかかった時間が20分近くもかかったことからも微妙な場面であったわけですから、それだけにこうなる前に判定に時間をかけてあとから訂正するような事態は避けてほしかったですね。

それに日本にしても銀になったから良かったと素直に喜べないところがあるのではないでしょうか?それは冒頭の内田航平選手の言動を見れば明らかのように、鞍馬での競技は内田選手が頭から大きくバランスを崩して着地すると言う信じ難いミスをしただけに、本人からすればその方のショックが大きく、とても銀を獲得したと言えるような満足のいく演技ではなかったことのほうがショックが大きかったと思います。しかしそれでも判定が最初から日本が何とか銀に入ったということになれば、そうした気持ちにも少しは気持ちの上で気が楽になったのではないでしょうか?それは得点が修正された後に内村選手もほっとしたような表情を浮かべ、加藤選手らと握手を交わしたことからしても、メダルに届かなかったというショックは決して小さくはなかったのです。だから判定が最初からしっかりされていればどこの国も大きなショックを受けずに素直に喜びを噛み締めることができたはずです。

日本の体操選手にはこれから気持ちを切り替えて頑張ってほしいですし、ビデオ判定員も判定結果に重大な影響を与えるような場面の時にはしっかり事前協議をしてから発表してほしいですね。そうすれば日本をはじめ英国もウクライナも複雑な気持ちを引きずらず、次の競技に進むことが出来ると思うのです。ただでさえ魔物の住む大会で演技するのですから、精神的に安定しているかどうかは得点に大きく影響することです。しっかり判定していただいたいですね。