マックンのメモ日記

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ダルビッシュ、オールスター戦に選出。日本人としては2年ぶりで9人目!

2012-07-06 21:38:42 | 健康・医療・スポーツ
米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手が5日、オールスターズ戦出場のア、ナ両リーグ各34選手の最後の一人を選ぶインターネット投票で、ア・リーグトップとなり初選出されました。日本選手がオールスター戦に選ばれるのは2年ぶりで9人目となります。先発投手としては1995年の野茂英雄投手(ドジャース)以来で17年ぶりのことです。

ファン投票、選手間投票、監督推薦での選出者発表があった1日にインターネット最終投票が始まり、両リーグとも5人の候補で争われました。2度の中間発表でもトップだったダルビッシュ選手は約730万票を獲得したそうです。ただ2位以下の得票数は発表されなかったのでわかりません。最終投票による日本選手は2004年の松井秀喜外野手(ヤンキース)、07年の岡島秀樹投手(レッドソックス)に次いで3人目のことです。

ダルビッシュ選手はプロ野球の日本ハムからポスティングシステム(入札制度)で今季レンジャーズに加入。5日までの成績は16試合で10勝5敗、防御率3.59。新人が前半戦で2ケタ勝利をマークしたのは07年の松坂大輔投手(レッドソックス)以来のことです。

今季の成績と注目度の高さから見ると、ダルビッシュの選出は順当な結果と言えます。5人の候補者が発表された1日時点で、ダルビッシュは2ケタ勝利で奪三振はリーグ2位の117個をマーク。2007年債・ヤング賞のピーピ(ホワイトソックス)は6勝、ハメル(オリオールズ)は8勝を挙げ、ブルグストン(ロイヤルズ)が防御率0点台で10セーブと好投手がずらりとそろったが、得票数で上回ったそうです。球団も球宴出場を後押しするため、ツイッターなどを使って投票を働きかけたこともあり、めでたく中間発表でも周囲の思惑通り、リーグトップとなったのです。

ダルビッシュ選手はオールスター戦の追加投票でファンの信任を得て、最後の一人に滑り込んだことで「感謝したい。しっかり楽しんで、みんなにもらえるパフォーマンスを出したい」と話しています。大リーグ1年目ながら、今期の日本選手ではただ一人の栄誉と、淡々と話しながら、つい笑みがこぼれたそうです。

今季序盤は不慣れな環境に加え、フォーム固めにも試行錯誤しました。それでも持ち前の修正能力を発揮し、球団の新人としては初めての球宴前に2桁勝利に到達したのです。大望を抱いての大リーグでの挑戦だけに、迎える初舞台で燃えないわけがありません。米国からの吉報を待っていましょう。ダル、頑張って日本に明るいニュースを届けてください。

ヒッグス粒子の発見!宇宙を満たす質量の起源!

2012-07-06 00:10:06 | 宇宙・サイエンス・科学技術
今日の新聞は一面でヒッグス粒子の発見の記事が載っていました。今更、素人の私が書くようなことではないのですが、それでもノーベル賞級の発見と言われるだけに二番煎じ、三番煎じで新聞などとダブりますが、敢えて書きます。ヒッグス粒子とは重さの起源となったもので、理論的にはその存在が言われていたのです。今回は質量(重さ)の起源とされる新しい素粒子を発見したというもので、大型加速器を使った実験で、新粒子が99.9999%以上の確率で存在するとの結果を得たのです。これが実証されればノーベル賞級の発見となるそうです。

どんなものも、どんどん細かくしていくと、最後はもう分割できない基本の素粒子に辿り着きます。ヒッグス粒子はそのうちの一つで、1964年にピーター・ヒッグス英エジンバラ大学名誉教授がその存在を予言していました。しかし他の素粒子が次々と発見されていく中で、ヒッグス粒子が本当に存在するのか立証できずにいたのです。もしこれが存在しなかったら、あらゆる素粒子が高速で飛んだままで、宇宙の成立ちが説明できないのです。欧米ではこの素粒子を「神の粒子」と呼んでいるそうです。

いま私たちが棲んでいるこの宇宙は137億年前にビッグバンによって生まれたそうですので、宇宙の年齢は137億歳ということになります。生まれて100億分の1秒後にはヒッグス粒子が発生し、それまではすべての素粒子が光速で飛び交っている状態でした。しかしヒッグス粒子が発生したことで、これと他の粒子がくっつき始めたことで速度が遅くなったのです。つまり素粒子がくっつき始めたことで質量が生まれたのです。そして3分後には原子核ができ、38万年後には原子や分子が出来たのです。こうしていろいろな素粒子ができたことでそれがもととなり、9億年後には星や銀河でき、今。見るような宇宙ができたのです。

新粒子の重さは陽子の120倍と、これまで発見された素粒子(物質の最小単位)の中では比較的重かったのです。宇宙の始まりである137億年前の「ビッグバン」で生まれた素粒子は、最初は質量がゼロで光の速さで自由に飛び回っていたのです。しかし宇宙が急速に膨張して冷えると、ビッグバンの100億分の1秒後にヒッグス粒子が宇宙空間を満たすように発生したのです。そのため、素粒子に水あめのようにまとわりついてブレーキをかけられたことで動きにくくなり、質量が備わったのです。

光の速さで飛び回っている間は、素粒子同士がぶつかってもくっつくことはなのですが、ヒッグス粒子ができたことで、質量が備わり素粒子同士が集まりやすくなった結果、原子核ができ水素などの原子が宇宙空間で生まれたのです。それらが集まって、星が誕生し、さらにそれらがたくさん集まって銀河となったのです。そうした過程で、地球上では生命が誕生し、今の世界ができたのです。ヒッグス粒子が「神の粒子」と呼ばれるのは宇宙や物質の成立ちに大きくかかわっているからです。正式に発見となれば、宇宙がどんな素粒子で構成され、どのような力が働いているかという現代物理学の最大の疑問の解明に一歩近づくことになるのです。しかし、私たちの身の回りにある物質は宇宙の中では4%に過ぎず、正体不明の「暗黒物質」が宇宙を満たしているとされているのです。しかし今の標準理論では説明がまだつかないのです。

標準理論を超える新しい理論では、暗黒物質は未知の素粒子でできていると予想され、今回の成果で、こうした素粒子の探索にも弾みが付きそうだとしています。