マックンのメモ日記

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マイ井戸ブーム到来!

2012-06-19 15:46:42 | 自然・環境問題・古生物
東日本大震災以降、緊急時の避難場所、家族の集合場所、食べ物の備蓄など、非常時の暮らしについて検討・準備している家庭が多いと思いますが、その中でも万が一、災害が発生した場合、水道・ガス・電気などが止まり、生活インフラがいつ復旧するのか心配だと考えている人も多いと思います。それに利根川水系で水道水にホルムアルデヒドが検出され水道が止まった事もあります。特に東京では大地震に備えて家庭の庭に井戸を掘る人が増えているそうです。そこで東京の練馬区では無料でミニ井戸の設置をしていて、万が一のときの水の確保に役立てようとしています。さらに最近では井戸つきの新築マンションなども人気を集めているそうです。

こうしたミニ井戸の場合は7メートルほどの浅い井戸が多いのですが、電動ではなく手動となっています。と言うのは災害時には電気も止まる可能性が高いので、手動でないと役に立たなくなる恐れがあるからです。井戸と言っても大きなものではないので女性でも簡単に水をくむことができます。中には井戸に切り替えスイッチがついているものもあります。これはたぶん自腹で作ったものだと思いますが80万円かかったそうです。普段は花や木に水をなどにそのまま使いますが、地震などが発生したときには水が濁る場合があるので、そのおときは浄化槽つきの蛇口に切り替え、飲料水として使えるようになっているのです。ただし飲料水として使う場合には水質検査をする必要がありますので注意して下さい。

ある井戸掘り業者によると今は半年待ちの状態だそうで、依頼者が増えているそうです。場所は関東の場合どこを掘っても出るそうで、井戸を掘るスペースは畳み半畳ほどもあれば出来るそうです。小型の掘削機で20~40メートル掘ればだいたい出るそうです。判定は早ければ一日長くても1週間もあればよく、ある業者の工事費は19万8000円で出張代とポンプ代は別になっているそうです。しかし水道代を気にしないで使えると喜ばれているそうです。ただ区や市などで補助が出ているような場合は別にして、自腹で井戸を掘るとなると採算は取れないと思うので、あくまで緊急時の水の確保を目的としているので、井戸で水道代の元を取ろうと考える人はいないでしょう。実際、ネットなどでは25万とか50万円、100万円とか言うところもあるので、そうなれば簡単には取り付けすることは難しいですね。水が出るところなら一日で作業は終わるそうです。

先ほどの練馬区の場合は区が無料で設置してくれるのですが、それには条件があって、場所を提供してくれること、井戸が道路の近くにあり他の人でも使えることです。メンテナンスも区が行ってくれるそうです。こうした有利な条件になっているのは災害、特に地震などが起こる可能性が高いと言われているためで、そのため誰でも使えるように家の外には「ミニ防災井戸協力の家」というプレートが取り付けられています。練馬区では515ヶ所のミニ防災井戸が設置されているそうです。しかし場所の情報共有がされていないところもあり8割のうち2割が使われていないそうです。市ではもっと周知徹底を図りたいと言っています。

一般家庭でも井戸を掘れるのかと言う問題もありますが、工場のように大量の水を使うならともかく一般家庭の場合は掘っても問題はないそうです。ただ実際に掘るときは念のため市などに確認を取ることは必要だと思います。この井戸ブームは以前の3割り増しだそうで、大震災などに備えて新たに井戸を掘る人が増えているようです。