マックンのメモ日記

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ジョッブズ氏3つの言葉とリンゴマークに彼の顔が!

2011-10-11 22:12:39 | ネット、ビジネス、IT
5日、共同創業者スティーブ・ジョッブズ氏が死去。ところが今、世界のネット上で爆発的に広まっている1枚の画像があります。その画像とは、アップルのリンゴマークの中に、スティーブ・ジョブズ氏の横顔がデザインされたもので、「Thanks Steve 」という言葉と共に投稿された画像です。ところがこの画像は実はジョッブズ氏が亡くなってから投稿されたものではなく、2011年の8月26日にアップされたものだそうです。しかしいみじくもジョッブズ氏が死去したことで、その画像がジョッブズ氏の追悼ロゴとして俄然、注目を集めたというわけです。デザインしたのは香港在住の19歳デザイナー、ジョナサンマック氏だそうで、世界中のネットユーザーから多くの絶賛の声が書きこまれているそうですが、こうして見ると良くできていますよね。また追悼ロゴとしてタイミングも良かったということもあったわけです。

ところでもう一つの話題は、アップルが14日に発売するアイフォーン4Sです。予約受付開始24時間で、100万台を超えたそうです。同社によれば予約当日に60万台を突破し、現行「4」を超えて過去最多だと言います。その理由として考えられるのは、この「アイフォーン4S」がジョッブズ氏の遺作になったことで予約が増えたのではないかということです。「4S」と言うのを見てもわかるように「4」の改良版であり顧客が望んだ「5」でないことからも、この「4S」が彼の遺作品としてのプレミアがついたからでしょう。これはアイクラウドに対応した機種で米英では人工知能による高度な音声ガイダンスに対応しているのはご存知のとおりです。

スティーブ・ジョッブズ氏が死亡したのは、自宅だったそうです。シリコンバレーにある同氏宅には10日も大勢の人々が訪れて花束を捧げ、リンゴの木が植わった自宅の庭を囲む柵の上にはずらりとリンゴが並んだそうです。同氏の死亡時刻は5日午後3時で、死因は転移性の膵内分泌腫瘍に伴う呼吸停止だったそうです。ジョッブズ氏の遺体は7日、サンタクララ郡内の無宗派の墓地に埋葬されたそうです。

ジョッブズ氏は無宗派だったのですね。プロテスタントでもなくカトリックでもなかったわけで、IT産業の生みの親とも呼ぶべき人だったので、神を信じていなかったのでしょうか?それは彼の生い立ちから来ているかもしれません。スタンフォード大学で3つの教訓を述べています。

一つは点と点を結ぶこと。つまりいろいろなことに興味を持って学んだ点と点が、いつか線になり役に立つときが来て、自分の心に従う強い心ができ、これが将来、大きな違いをもたらしてくれると言っています。

2つ目は、愛と敗北の話で、自分が作った会社から追放されたが、まだ自分の仕事を愛していた。アップルにふられたが私はまだ愛していたと。会社を去ったあと何をして良いか分からなくなったが、もう一度やり直してみようと考え直したそうです。そのときは分からなかったが、追い出されたことは自分にとって最良の出来事だったと考えたと言います。それは成功者になった自分が、もう一度、初心にかえって物事を考えることが出来たからだというようなことを言っています。前ほど自信はなくなったが、自由の身になりもう一度クリエイティブな世界にはいることが出来たと。初心にかえり謙虚さを持ち合わせることが出来たということでしょうか?アップルを追い出されたことで結婚もしたし、ピクサーやネクストという会社も作った。もし追い出されていなければこれらはなかったと。苦い体験だったが、自分にはそれが必要だったと。「真に必要なことはすばらしいと思う仕事に打ちこむことだ」と言っています。そしてその仕事を愛しなさいと。もし見つけていなければそれを探し続けなさいと。

3つ目は死に関することだった。今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることが、本当にしたいことなのだろうか?と。もし「ノー」の日が続けば、何かを変える必要があると考えるようになるだろうと。自分がそう遠くない日に死ぬという事を意識していることが、大きな選択をするときの重要なツール(決定要因)になった。自分が死に向っているということの自覚を持っていることで、何かを失うかもしれないというような思考の落とし穴にはまる事から逃れるのに役立ったと言います。今から1年前にすい臓がんと知って、余命は長くて3ヶ月から6ヶ月と宣告されたそうです。そして医師から「死への準備をしなさい」と言われたのです。しかし生検を受けた結果それは珍しいがんで手術で直ると言われ、こうして今ここにいるとそのとき述べています。

この経験で死というものが頭の中の概念でしかなかったものが、経験を通じて有益なものだということを少しだけ確信を持って言うことができるようになったと。死は生物にとって最高の発明だとも言っています。古いものを取り除き新しいものへの道を開いてくれる変革の担い手であると。誰でもいつかは古い人になって取り除かれる日が来るのです。時間は限られており無駄にしてはダメだ。最も重要なことは「あなたの心や直感にしたがう勇気を持つことだ」と言う。「ホール・アース・カタログ」という本に書いてあった言葉だが、「ハングリーであれ、愚か者であれ」というお別れのメッセージが最後に書かれていたと話をしめくっていた。そして私は常にそうありたいと願い続けていたと。

全て自分が望むように仕事をし、それを全て成し遂げたかのようなジョッブズ氏にMacファンの一人として「ありがとう」と同時に、ご冥福をお祈り致します。

スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版
http://video.google.com/videoplay?docid=9132783120748987670