法華経の自習(入門)にいく前に、
柴又帝釈天 題経寺(さん)の帝釈堂外壁にある、十枚の胴羽目彫刻 「法華経説話彫刻」を、いま一度、見て読んでいきたいと思います。
1 塔供養の図 序品
今佛放光明 助發実相義
諸人今當知 合掌一心待
佛當雨法雨 充足求道者
今の仏の光明を放ちたもうも 実相の義を助発せんがためなり。
諸人(もろびと)よ、今当(まさ)に知るべし。 合掌して一心に待ちたてまつれ。
仏は当(まさ)に法雨を雨(ふら)して 道を求むる者を充足したもうべし。
法華経 (妙法蓮華経) 序品 第一
如是我聞 一時佛住
王舎城 耆闍崛山中
かくの如く(このように)、われ、聞けり。 一時(あるとき)、仏(ほとけ)は
王舎城の耆闍崛山(ぎしゃくつせん)の中に住したもう。
(かぶ注 : 「法華経」全28品、69,384文字の出だしです。)
「序品」では、法華経が古今に通じ、永遠に変らぬ真理である、と語られる。
・王舎城
ラージャ・グリハ。古代インドのマガダ国の首都。現ビハール州ラジギール。
・耆闍崛山(ぎしゃくつせん)
グリドゥラ・クータ(霊鷲山、りょうじゅせん)。釈尊説法の地。
参照
リーフレット『帝釈堂 法華経説話彫刻 柴又帝釈天題経寺』
『法華経 (上)』 岩波文庫 64p.
柴又帝釈天 題経寺(さん)の帝釈堂外壁にある、十枚の胴羽目彫刻 「法華経説話彫刻」を、いま一度、見て読んでいきたいと思います。
1 塔供養の図 序品
塔供養の図 序品第一
今、日月燈明佛(にちげつとうみょうぶつ)の眉間(みけん)から光が放たれると、東方一萬八千の佛國土(ぶっこくど)が照らし出されます。それらの佛國土では、さかんに塔供養が行われているのが見えます。このような光景が見られることは、「法華経」が演説される前ぶれです。
金子光清 作 (彫刻)
今佛放光明 助發実相義
諸人今當知 合掌一心待
佛當雨法雨 充足求道者
今の仏の光明を放ちたもうも 実相の義を助発せんがためなり。
諸人(もろびと)よ、今当(まさ)に知るべし。 合掌して一心に待ちたてまつれ。
仏は当(まさ)に法雨を雨(ふら)して 道を求むる者を充足したもうべし。
法華経 (妙法蓮華経) 序品 第一
如是我聞 一時佛住
王舎城 耆闍崛山中
かくの如く(このように)、われ、聞けり。 一時(あるとき)、仏(ほとけ)は
王舎城の耆闍崛山(ぎしゃくつせん)の中に住したもう。
(かぶ注 : 「法華経」全28品、69,384文字の出だしです。)
「序品」では、法華経が古今に通じ、永遠に変らぬ真理である、と語られる。
・王舎城
ラージャ・グリハ。古代インドのマガダ国の首都。現ビハール州ラジギール。
・耆闍崛山(ぎしゃくつせん)
グリドゥラ・クータ(霊鷲山、りょうじゅせん)。釈尊説法の地。
参照
リーフレット『帝釈堂 法華経説話彫刻 柴又帝釈天題経寺』
『法華経 (上)』 岩波文庫 64p.