M・吉田のブログ

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普通のファンタジー

2005-05-21 23:59:59 | ピュアでもない日々
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竜退治はもう飽きた!
というキャッチコピーで売り出しております「METAL SAGA」。
言うまでも無く、「竜退治=ドラゴンクエスト」という図式でのキャッチコピーでしょう。
王道とは異なる路線であることを売りにしている意味合いも持ち合わせているでしょうね。

このゲームに限らず、「普通ではない」RPG、
プレイステーション以降に見られた「斬新な」ことを謳うRPGというのは、
次のようなニュアンスの広告やら解説がなされていたように、おぼろげに記憶しています。

「ドラゴンや魔王を倒したり、お姫様を助けたり、完全懲悪なよくあるストーリーじゃないよ!」
「普通のファンタジーRPGとはわけが違うよ!」

これというのはメーカー側からの広告ではなく、
雑誌情報とか、雑誌編集者などのコラムだっただけかもしれませんが…


そういえば、普通のファンタジーRPGって少ないんじゃないだろうか。


まったくもって、販売されているRPGに対する知識の幅が狭いものの、
ゲーム情報を集めてた時代(プレステ2初期頃)までの記憶で言えば、
コンシューマに限って言うと、和製ゲームで「ファンタジー色」が強いのは、
初代FFくらいではないでしょうか。(随所のナレーションはともかく)
初代に限らず、2、3くらいまではそうかも。
ただ、回を重ねるごとにコミカル路線になっていっているような。


ここでいう「ファンタジー色」は、ニュアンスで言うとロードス島戦記のようなものですね。
古典で言えば指輪物語などです。
ハリー・ポッターは、ドラクエに近いでしょうか。夢に満ち溢れているというか。

こうした、「ロードス島なファンタジー」をファンタジーの基準として考えると、
ベースが中世欧州風味で、エルフとかドワーフとか出てきて、
渋めの(重要)展開をしてくれるゲームと言うのは、知識の範囲では初期FF辺りしか思い当たりません。
いや、ドラクエもエルフとか出てますし、たしかにファンタジー然としているんですが、
求めるものが、なんか違うような。パパスとか サンチョとか すけさんとか


こう考えると「普通のファンタジーRPG」は、和製・コンシューマでは少なく、
逆に、そちらの方が珍しいように思えます。
というか、ファンタジーなRPGがあったらやってみたいのでぜひ教えてください。

潜在的なファンタジーファンを満足させるゲームが出れば、きっと売れると思いますよ!
100本くらいは!




余談。
和製では非常に弱いファンタジーも、
洋ゲーも見てみると、ウィザードリィとか、ウルティマと言った、
パソコンからの移植ゲームがポツポツ出ております。ファミコン時代から。
知識の範囲にありませんが、他にも多数あるでしょう。


ウィザードリィなんかは、センスに満ち溢れていた、たまらない魅力の世界観を持っています。
ストーリーとしては色々ありますが、共通して金と名誉のためです。

ゲーム内容は…ユニークな点が非常にたくさんあるわけですが、語ると長いので別の機会に

そのまま遊んでも面白いですし、イマ風な勧め方をすれば「やり込み要素」もたっぷりです。
しかし、視点は、3Dダンジョンを歩き回るタイプのRPGであるため、
現代ゲームと比べると、どうしてもとっつきが悪いのは否めないところです。


ウルティマ(2) は、魔王を倒すだとか、お姫様を救うなんて下らない(?)ことはしません。
このゲームの目的はなんと徳を高めて聖者になること。
「徳」だなんて、あなた。私のような下賎の者には理解できない高尚さでございますよ。

物乞いに施しを与えることができたり、
王様や一般市民に「たたかう」コマンドで戦いを挑んだり(激強)
魔法を使うのに、使用ごとに、人参とかクモの糸とか硫黄とかマンドレイクといった材料が必要であるなど、
これまた独特なゲームであります。

戦闘シーンがタクティカルコンバットです。
タクティカルと言っても、敵が現れたら近づいてくる前に弓で全滅させてしまうといったような、
遠隔射撃武器がとても有効と言う、妙なところで戦闘にリアリティがあったりしましたが。
まぁ、テンポが悪かったので、ゲームを途中でやめてしまいましたが。


コンピュータ・ファンタジーRPGの古典であるところの、この2作、
普通のファンタジーなハズなのに非常にアクが濃ゆい。

「普通のファンタジー」というカテゴライズは、
ナンセンスなものであるのかもしれません。



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