風雲黙示録、まさかのPS2移植

2D対戦格闘「風雲」シリーズがオンライン対戦に対応
SNKプレイモア、PS2「風雲SUPER COMBO」



もとSNKサポーターズクラブ会員だったM・吉田としましては、
これは負け戦だッ…！と思うんですが、どうなんでしょう。

何かがどうにか転んで、うまくいくんでしょうかねえ。




なぜ今あえて風雲黙示録…？
と思いますが、しかしまあ、PS2で出るということ自体に意義があるというか、
ライブラリ的価値はあるのかなあ、とか思います。

とてもバーチャルコンソールには出そうにないゲームだし…！！



まあ、これを求めるプレイヤーの数が少なそうではありますが、
しかし、「オンライン対戦」ができる！ということが、その不安を一気に解消し、
日本全国1億人の風雲黙示録ファンを見つけることができることでしょう。

なるほど、「オンライン対戦」を搭載することって、こんな使い方も出来たんですね！


しかし、残念ながら、オンライン対戦が可能＝対戦相手を見つけることが可能、
と言う要素のほかには、たんなるベタ移植に近いような感じはします。

それというのも、上記記事のページから文章を引用しますと、

基本的にはいずれも原作の移植となるが、PS2版オリジナル要素も収録。ゲームの基礎から応用まで、実際に操作しながらゲームを学べる「プラクティスモード」、キャラクタの技をゲーム中にいつでも確認できる「スキルリスト」、キャラクタの色を自由に変更できる「カラーエディット機能」、音楽をオリジナル版とアレンジ版から選べる「アレンジBGM機能」などが搭載されている。

なーんて書いてあり、なにやら長々と書いてはいますが、
要するに、特に目新しいことは無し、ということでしょう。



プラクティスは、特段珍しいことでもなく、家庭用なら標準搭載すべきでしょうし、
同様にスキルリストは、さりげないサービスであるべきで、
新要素として挙げるようなことでもないはずです。

カラーエディットは、コレにコダワリを入れる方がいるのはモチロンわかりますが、
しかし、このカラーエディットも、プラクティスモードも、スキルリストも、
別にそれで新しいゲーム性が生まれるわけではないですからね。

作る要素が加わる分、これに創作意欲を見出せる人はOKですが、
基本的にはギャラリーモードと同等程度だと思うわけです。

むしろ、SNKの今までのリリースを考えるなら、
カラーエディットこそ「さりげないサービス」に落ち着くものでしょうから、
これまた、特筆すべき要素とは言いがたいでしょうね。

ついでに、推測ですけど、この「音楽をオリジナル／アレンジから選べる」って、
単にネオジオ版とネオジオCD版と、どちらかを選べるってことなんじゃないんでしょうか…もしかして。



とは言え、新要素は無いといえども、
価格 3,990円 と、非常に抑え目な値段設定になっています。

前述のライブラリ的価値を持ちつつ、
しかも対戦相手を見つけられる「オンライン対戦」も搭載してこの価格ならば、
まあ…あり…という可能性も捨てきれないわけですよね！
瀬戸際ですが！



そんな「風雲SUPER COMBO」の発売日は、6月21日。
よーく覚えておこうぜ、みんな！

6月になったら、ゴズウやメズウを使いたい放題だぜ！

キャッホゥ！