M・吉田のブログ

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名探偵コナン・ザ・グレート

2006-01-09 20:10:20 | ピュアでもない日々
名探偵コナンが10周年ですって。スゴイざます。

思わずマダム言葉を使ってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
長いこと「名探偵コナン」を見てなかったわけですが、久々にテレビをつけたらこの衝撃。
もうそんなにやってたんですねー。

思えば「金田一の少年の事件簿」の第一回を読んでいたのが、小学生だか中学生だか、
そのくらいだったと思う(かなりうろ覚え)ので、
たしか、それの後だか前だかに似た「コナン」が出た事を知ったので、
思い返せば、そのくらいの年月にはなっているんだなあ、としみじみと感じます。

「金田一」の方のアニメ版は見てないんですけどね。
実写ドラマ版は見ていたんですが。

実写ドラマ版「金田一」は、原作と合わせる気なさすぎて面白かったですけどね。
主人公である 金田一 は、役者にアイドルを使っているのに割と違和感無かったんですが、
それ以上にメインキャラ "剣持のオッサン" こと "剣持警部" との絡みが面白かったですね。

「剣持さん!」「金田一くん!」なんて言わねーってwwwwwww

なんですか、親しき仲にも礼儀ありってヤツですか。
剣持警部は完全に原作無視キャラだったネ☆

いやまぁ、皮肉でなく正直に面白かったんですが。



それはともかく、久しく「コナン」とご無沙汰していたわけですが、
アニメの出始めの頃(たぶん)の「コナン」はけっこう、機会があれば見てたんですよね。
当時ハマっていた「金田一」が、殺人事件に対する正統派解決であるなら、
「コナン」は、意外な角度から攻めてきた、という感があったんですよね。
ていうか毛利のおっちゃんを毒針で眠らせて裏で声マネという犯人の暴き方に衝撃を受けました。

まあそれは笑いの部分だとしても、一話を引っ張る金田一に対し、
(アニメでしか知らないけど)コナンは、一話完結型のストーリーで、
気軽に見れるし、毎週謎が出現→解決していく爽快感がありました。

言わば「グラディウス」全盛の世界に、よくぞ「R-TYPE」を出した!と言うべき、
双方ともお見事!と言わしめるアニメでしたね。

しかしながら、しばらくすると、徐々にコナン離れしていってしまいましたねー。
カイバラさんが出てきた辺りからでしょうか。
なんというか、それまで少年探偵団とか言ってオアソビしていたのに、
だんだん物語の核心に近づいていってるようになってしまったからですねー。

謎の組織が出てきたり、シリアスなストーリーが増えたり。
なにより、一話完結型というスタイルが崩れ始めました。
たまーに、気軽に見るには苦しいアニメになりました。


これってゲームでも言えると思うんですよ。
ゲームのストーリーにおいても、物語の後半に世界を救う!とか言ってる頃より、
ゲーム序盤でバカやってたころが面白いっていうのはあります。

ドラクエ4なら、天空城に行く前と言うかおもにトルネコ全般だったり、
FF5なら、男と思ってるハズなのにファリスの寝顔見てドキドキしたり、
女神転生2なら、魔界でダンジョン巡りより、変な東京をうろついている頃とか、
サクラ大戦なら、大した事ないお話なんだから無理して本筋に行ってない頃とか、
エムブレムなら、ドラゴン&蛮族軍団と戦うより、自軍も弱い頃に普通の軍隊と戦う章とか、

まあ挙げていったらきりがありませんが、
個人的には後半・終盤より、前半・中盤の展開が面白いことも多かったですね。

はじめの頃は笑いを取りに行っていたのに、終盤は一切ナシっていうのは、
ちょっと雰囲気というか、ノリが変わり過ぎているように思うところです。
感動もするけど、ちょっと経つと、物足りなさを覚えてしまうと言うか…。
後半ストーリーにも、盛り上がりに水を差さない程度に「ユーモア」が欲しい、
と言ったところでしょうか。
それはスゴイ難しいことなんでしょうけど。

もちろん、後半にしか出来ない展開や、盛り上がりもあり、それも好きなんですが。
壮大な物語だけでなく、ユーモアで物語を構成できるゲームが増えると良いですね。
無理してお話を壮大にしなくても、ゲームは面白くなる、かも知れません。


マンガ「北斗の拳」でも、南斗六聖拳とか五車星なんかが出てくる、
拳法の流派が部族化してる後半も好きなんですが、
むしろ ハート様とかマッド軍曹とかジャギ様とかアミバとか出てくる、
あんまりストーリーが大詰めではない頃の面白さは、格別の味がするもんです。


愛羅承魂。




コメント (4)
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