東北・岩手の冬の夜明けは遅い。 朝まだき 6:00はしっくいの闇、6:25 やっと近くの木々の梢の輪郭が浮き上がる。
お天気の気配に誘われて、カメラを持参してクルマに乗る。 辺りはようように明るさを増す。 中井橋を渡り、盛駅裏へ 約4~5分位か。
この陸橋は盛駅に乗り入れするJR大船渡線、第三セクター「三陸鉄道」同じく第三セクター「岩手開発鉄道」の3会社のバス、客車、貨車が一望できる鉄道マニア垂涎のスポットである
1.JR盛駅構内 JRの鉄路、電車に代えてJRBRTの発着駅。左は到着バス、右は出発を待つ陸前高田・矢作駅ゆきのバス。
2.引込み線で待機する 三陸鉄道の車両
3.岩手開発鉄道の線路と貨車。
大船渡湾北側にそびえる白と赤のツートンカラーの大煙突。大船渡工場は年間180万tのセメントを生産するという。
東日本大震災では大きな被害を受けたが、電力が回復した同年5月9日の夜には、約150mのこの煙突が暗闇に浮き上がり、震災でうちひしがれていた多くの市民に大きな勇気と感動を与えてくれた。
電力回復後はいち早く沿岸各地から集められた震災瓦礫の内の可燃物の中間処理施設として大きな役割を果たした。
本日の辺りほとりの探訪は 1/7 6:45~7:05の時間帯である。