寒気が去り、日々の陽気が増すにつれ、盛町恒例 の市日は出店数、人出ともに大幅に
増加する。
「安ぐまげっから、買っていがっせん」道幅3、4m,道長60m足らずの狭い路地
を挟んで、売らんかな、買わんかなの声が飛び交う。
朝食もそこそこに市日に出かける私たち夫婦の腹づもりは、家内は切花
やイチゴなどの果物、乾物。私は専らキャベツ、ブロッコリー、ネギ、草花の
幼苗.魚介類、乾物、果物、自家野菜や幼苗・種 トイモ、切花、鉢花、自家
製の漬物や餅、揚げ物、民芸品、履きのも、洋服、金物、どら焼き等など。
地元気仙のみならず、青森、一関、気仙沼、釜石など遠方からの出店もある。
さくら、青葉若葉の季節、特にも野菜や花の幼苗(エンドウ、ネギ、トマト、
ナス、きゅうり、カボチャピーマン、サツマイモ、南蛮、アスター、日々草な
どなど)が露店に並ぶ季節は人出も最高潮に達する。