Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

失うものは何か

2016年05月18日 | 看護師の仕事など
43歳のアルコール依存でウェルニッケ脳症で、ベッド上生活の女性の
訪問看護の依頼があった。

22歳、20歳、高校生、中学生の4人の子供がいて、22歳の子供は結婚して
別世帯。20歳の長女は、1歳半の双子を育てるシングルマザー。

7人家族で、アパート暮らし。
訪問看護の内容は、膀胱留置カテーテルの管理と、状態観察。
家族が、お母さんが具合が悪く意識障害があることに気づかなかったから。
アルコール依存があるから、飲んでばかりだったのかもしれない。

お父さんが一人で働いて、家計を支えているよう。
奥様の医療費、子供たちの教育費・・・・
生活の様子が目に浮かぶ。

膀胱留置カテーテルのトラブルは、けっこうある。
感染、管の閉塞、自然抜去など。
女性のカテーテルは、看護師も挿入できるので対応が必要となる。

寝たきりで、運動の失調もあり、入浴はできなさそう。

これ以上失うものって、あるのかと考えた。

お父さんというかご主人、一生懸命働いてる。
一日中働いてる。

少しぐらいは、自分の時間がありますように。



5月病って本当にあるようだ。