Potential of aromatherapy

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腑に落ちない

2016年05月11日 | 看護師の仕事など
大きな障害を持ったお子さんを育てているお母さんと、じっくり話をしました。
そんな中、誰の言葉が自分の心に響いて、人の話を聞くきっかけになったのか?

 ということです。

その中で「猜疑心が強くて強くて、そんな時には誰に何を言われても 頭に入らないです」
とのことでした。
医師の説明も、看護師の説明も、両親や夫の励ましにも心が動かなかったそうです。

別の小児のお母さんが、まだまだ子供の障害を受け入れられず、心が落ち着いていません。
誰しもがそんなふうな課程を通ります。
心が落ち着かない、世の中から隔絶された気分がぬぐえないのです。

話しながら、「あ、思い出しました」と。

「先生の態度でした。それは。
 脳波をしっかり記録するために、たくさん管がついている中、階下にみんなで
 協力しておりて、脳波をとりました。
 それではっきりしたことがありました。そのことがひとつ。心に響きました」

そしてもうひとつ。

「私が泣いてばかりいて、どうしようもないときに、辛いのはお母さんじゃないんだよ。子供だよ」

その言葉で、霧が晴れたように気持ちが落ち着いたとのことです。

誠意と思いやり。
大事ですね。

そして腑におちて、今にいたると話してくれました。
患者さん、患者さんの家族と話していて、気づくことがたくさんあります。

猜疑心から、信頼はうまれないし、不安が募るだけです。



青い花でもみて、気分を落ち着かせましょう。