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植物の生きる意味

2007年09月20日 | アロマ
私達は、食事で多くの野菜を摂取しています。
どれもこれも植物が多いでしょうか・・・・・・。
身体に欠かせない栄養素もたくさんあります。

  神は、限りなき御徳とみ恵により、ほとんど全ての食物、
  衣服ならびに医術を、植物を通じて人間に授けた。


     (ジョン・ジェラード『薬草誌』1636年)

そうですね。洋服だって綿からできています。
芭蕉布はまた、美しく素晴らしい和服になります。
食べ物はしかり。
そして、医術もです。

胆石溶解剤にも、精油が含まれているそうですよ。

精油は植物の中にあるときには、時間とか、季節によって
成分が変わります。
誰かが、きっと「これは夜に摘んだ方がいい」と、発見したのでしょうね。
夜にしか咲かない花も、けっこうありますしね。

動物は、体臭を嗅ぎ分けます。赤ちゃんだって、お母さんの匂いが
わかるのです。

植物もそうだという見方があります。
まだ受粉していない花は、強い香りをもつのですが、受粉すると
30分もしないうちに、香りを出すのをやめるそうです。

惹きつける必要がなくなるってことでしょうか?
そうすれば、人間も同じかもしれません。
寂しいけれども、女性はまさにそうかもしれません。
生殖能力がなくなってくると、何かが足りなくなってくるのです。

虫を食べる植物は、虫の好きな何かを発しているわけです。
私達だって、香りに惹きつけられています。

  たぶん、きっと、 
  そのかわりに、精油を用いることができるのです。

  暗闇のなかでも声の調子で誰かわかるように、花々もみな暗闇の中で、
  その香りによってそれとわかる。
  人間も花も、その祖先の魂を受け継いでいるのである。


19世紀のドイツの医師、グスタフ・フェヒナーの言葉で、
植物のオーラを見ることができたそうです。

  走り、かなきり声を上げ、むさぼり食らう魂のほかに、
  静けさの中で花咲き、香気を放ち、露で渇きをいやし、
  衝動を芽吹きによって満たす魂があるのではないだろうか。


ということも。

植物の命や、存在を感じると、精油は植物の血液みたいなものでしょうか。
まさに生き物です。
1滴を大事に使って、この身体にも心にもしみ込ませたいものです。

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 *参考文献* アロマテラピー『芳香療法の理論と実際』
          ロバート・ティスランド

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