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久しぶりの退院、待ちに待った退院、不安な退院

2006年07月21日 | 雑記
あさって、やっと退院する患者さんがいらっしゃいます。
もう、230日も入院していました。

大腿骨を骨折し、手術して、歩行練習をしました。
歩けるようになりました。
ところが徐々に痛みが増し、歩けなくなりました。

実は別の癌があり、そこから骨に転移したとされています。
手術しても、治ることはなかったのです。
周りの患者さんは、痛みを我慢して、歩行練習や
膝を曲げる練習をします。

この方も、痛いというと、「痛くても練習よ」と
周りの患者さんに言われながら、過ごしてきました。

徐々に体がつらくなり、痛くないように、薬を変更してきました。
皆さんはモルヒネをご存知だと思います。

今の時代、内服だけでなく、体に貼るだけで吸収されます。
今回は、痛み止めの貼りものなんです。

この方も、痛みは徐々に取れてきました。
あとは、退院です。
やっと帰る事ができます。

歩くこともできませんが、ベッドとベッド近くにトイレを置きます。
毎日ヘルパーさんが派遣され、食事準備のヘルプをしたり、
トイレの後始末をします。
訪問看護も入ります。
精神的なケアはもちろんのこと、痛み止めの管理をします。

美味しい漬物が食べたいといつも話していました。
家族がたくさんいれば、持ってきてくれたかもしれません。
でも、この方には独身の息子さんしかいません。
なかなか・・・・
一緒に住んでいませんから、好みもわからないのかもしれません。

そう、一人暮らしです。
たった一人の生活が待っています。

数日したら、訪ねようと決めています。
美味しい漬物をもって・・・・・・
一生懸命な患者さんは、たくさんいらっしゃり、
その生き様に励まされ、私達も生きる力を頂きます。

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