lucinoのおしゃべり大好き

第2弾ブログを開設しました。サッカー、お笑い、F1、マラソン等を中心に第1弾より楽しい記事に出来たらと思います。

F1 イタリアGPを見ました。 その1 決勝概要編

2009-09-15 00:00:00 | F1
イタリアといえば、フェラーリ。そのエースドライバーのキミ・ライコネンでオープニングは飾ります
それでは、イタリアGP決勝のお話をさせていただきたいと思います。
今日は、概要を中心にお伝えしたいと思います。感想等は明日、あさっての予定で書こうかなって思います。



予選は昨日のお話をご覧頂けたらと思います。
ポールポジションにハミルトン、2位にスーティル、3位にライコネン・・・・
この中では有利なのはライコネンと前評判・・・・
なぜなら・・・・ハミルトンやスーティルはライコネンより早くピットインしないといけません
なぜならば、ガソリンがかなり少ないから・・・ハミルトン16周分、スーティル17周分でライコネンは19周分のガソリンを積んでいます
昨日もお話させていただきましたけど、上位10位は予選で残ったガソリンで戦わないといけません。継ぎ足しはダメなんです


さらに、そろそろチャンピオン争いは大詰めを迎えて・・・・・





レッドブルとブラウンGPの2人ずつの4強争いも熾烈になってきました






6位で悪くない
どういうことなんだろ・・・・ジェンソン・バトンの言葉も不気味です。
ここでレッドブルとブラウンGPはどう動くのでしょか・・・・・・

そして・・・・いよいよスタート!!

やっぱり動画で行きましょう




画像をクリックしてくださいませ








ハミルトンがトップに立って、ライコネンが2位、スーティルは3位。
3位に転落したのにも関わらず「スーティル頑張りました」と解説の森脇さんは褒めたのです
何故って、もう何回も繰り返して言いますけど・・・それが今年の新システム・・・・・








KERS
KERSを使えば、約7秒間80馬力が加算されます。
これを搭載しているのがハミルトンとライコネン。
KERSの機器自体が重いとか、曲がらないとか色々デメリットありますけど・・・・
スタートで長いストレートから第1コーナーまで直線競争となれば、KERSほど魅力的なものはありません。
後のライコネンの後のコバライネンもKERSを持っていたので、3位キープは健闘したって言っていいのです








そして、あっという間にブラウンGPの対抗一番手、レッドブルのウェバーはリタイアとなりました





ロズベルグも接触で、緊急ピットイン。
もう、いきなり申し上げますけど、この時点でニコがメイン舞台に上がることはイタリアGPではないです




トップはハミルトン・・・・右京さんいわく「速過ぎる」ペースでどんどん逃げていきます
ガソリンは軽いわ、KERSがあるわ・・・・2位ライコネンをどんどん置き去りにしていきます




一方、ライコネンは後のスーティルに苦戦気味・・・・
このままでは数週遅くピットイン出来るメリットはチャラになっちゃいます。
それにしても、スーティルは序盤、表彰台圏内でいい感じです




6位走行中のバトンはロス・ブラウンから「もう0,9秒速く走りなさい」との指示・・・・具体的なタイムが怖いな・・・・何なんだろ・・・・・

それでも、ハミルトンの大逃げは勢いが止まりません。ライコネンもスーティルも見えなくなって来ました





こうなれば、ピットイン戦略で勝負を動かすことに全チーム相成るのです




まずは、トップのハミルトン。
さすがはマクラーレンの作業は早いし、ミスが少ない



完璧な仕事をして4位で復帰。
あ、4位ではダメじゃんってことはないですよ
だって、みんなピットに入ったらその周からは順位が下がりますからね

トップのライコネンは彼がピットに入るまでの暫定順位だって思っていたらいいですよ。




続いて、フォースインディアのスーティル。
彼もハミルトンと同じくらいガソリン搭載量が少なかったですからね、早めのピットインです。
しかし、新チームとは思えないいい仕事でこっちもピットイン大成功
KERSを持っているコバライネンやアロンソより前で終えました。



そして、最後の鍵ライコネンも入ります。
これで、今回の順位が確定します。その結果・・・・






ハミルトンの後ろ、スーティルの前。結局順位は入れ替わらずでしたね
この後も、ハミルトンが大逃げしてライコネンとスーティルのバトルはしばらく続くのです。
このように、いったん順位は落ちますけど、全員がピットインするのでそれが終わる頃には順位は復活していくのです
なにぶん、ピットインをしたらその周は25秒以上時間を使いますからね




バトンやバリチェロもいったんトップに立ちますけど、ピットに入れば順位は下がります。
この写真から言えばピットイン0回のバリチェロがピットに入ったらハミルトンは首位復活です


さぁ、ライコネンがフェラーリのお膝元で栄光に輝くか・・・・ハミルトンの大逃げか・・・それともスーティルが大きな仕事を成し遂げるか・・・・・



まもなく、2回目のピットイン。これで勝負がかなり大きく左右されます・・・2回目のピットイン・・・・注目です



・・・・・ってこの3人だけを注目していました。





しかし・・・・その3人だけを注目しているのは間違いだというのに気付きました・・・・・




スタート前のガソリン搭載量をおさらいしてみましょう・・・・・
ハミルトン16周、スーティル17周、ライコネン19周・・・なるほどなるほど・・・・・っていやいや・・・・注目するのはその下。


バトンが29周分にバリチェロが30周分?






いやいやいやいや・・・・・待て待て・・・・・これはとんでもないことになってきましたよ
3強の後ろにいたブラウンGP・・・・


ガソリンを彼らの2倍搭載しているって言うことは・・・・・・















もう再度ピットインはない











だって、給油せずともガソリンたんまり入っているのだから!!
言ってみたら53周を3強は17周走るペースだと3回に分けて走るため・・・・2回給油が必要です
しかし、彼らは30周分もガソリンが入っていて30周を走り切ったら次もガソリンを30周分入れたら・・・・・1回の給油で終わる・・・・
そして、先ほどのピットインで給油済み・・・・・もうピットインはゴールするまでない


先ほど、申し上げました・・・1回ピットに入ったら順位は下がるけど、全員ピットに入るから全員が下がってやがて順位は復活するって言う話をしました。



ハミルトンは2回目の給油のため、ここでピットインをします。
もちろん、ライコネンやスーティルもピットに入りますが・・・・・

もうピットをしないというブラウンGP・・・・

ハミルトンやスーティルの順位は落ちることになっても・・・・・




ブラウンGPはこのまま走り続けるため順位を落とす場所がない!!
だって、ガソリンたんまり入っているのだから、ピットインの必要なし
つまり順位を落とす必要なし!!
ハミルトン、スーティル、ライコネンがピットに入って順位を落としていたら・・・・・






バリチェロ1位、バトン2位のブラウンGP1-2体制の確立!!
ブラウンGP、先ほどの「0,9秒速く走りなさい」は0,9秒だけ速く走ったらハミルトンにどれだけ置き去りにされても、ピット回数の都合上それだけで前に出れるって指示
やっぱり、監督の智将ロス・ブラウンは怖いです
これが、インタビューで答えていた「予選6位は悪くない」ってことです。予選は順位が悪くても決勝に多くのガソリンを残すため・・・あまり走らなかった結果6位だったのです。
ガソリンを減らしてまでトップ争いに勝ったとしても、どうせスタートはKERS勢には勝てないのですからって読みです・・・・脱帽





とはいえ・・・・ハミルトンは諦めずに猛追します
KERSを駆使してとんでもないスピードで2位のバトンを追い上げます。
バリチェロはかなり先まで逃げたので・・・この時点で勝敗は決まりかけましたけど・・・・・


2位争いのハミルトン対バトン・・・・・4位争いのライコネン対スーティル・・・・・最後まで熾烈です


4位のライコネンは残念ながらって感じですけど・・・・表彰台は絶望
ハミルトンはこのままでも3位表彰台ですけど・・・懸命に追います。
残り1周になりました。

その状況を動画でご覧頂きましょうか・・・・・・





画像をクリックしてくださいませ









は、ハミルトンクラッシュ~~~~~
一応完走扱いにはなりますけど、表彰台もポイントも逃し12位。
しかもこのクラッシュかなり強烈でマシンの破片も散乱しているって言うことで・・・・



セーフティーカー導入。(SC=セーフティーカー)
残り1周でセーフティーカー。もうラストまで追い抜きは出来ません。
これで順位が確定しました。





ハミルトン、かなり悲しい顔してインタビュー・・・・




マシンもかわいそうなフィナーレ・・・・となりましたが・・・・





バリチェロ、頭脳戦でイタリアGPを制しました



2位はバトン。ブラウンGP復活を告げる1-2フィニッシュ

そして3位走行のハミルトンがクラッシュしたということでそれまで4位のライコネン、順位が1つ上がって・・・



ライコネン、3位フィニッシュ。フェラーリのお膝元イタリアGPでフェラーリドライバーが表彰台に立つことが出来ました~~
表彰台を期待できていたスーティルはブラウンGPの見事な作戦により2台に知らないうちに抜かれて5位。いや、これでも立派です。おめでとう、初ポイント。


いや、このイタリアGP勝負を決めるのはスピードとドライバーの腕とKERSがモノをいうのかと思っていましたけど・・・・
結局は、他のGPと変わらずピット作戦で勝敗が付きました。
ロス・ブラウン監督の智謀で低迷していたブラウンGPは復活の時を告げました。

といった感じで本日はイタリアGPの概要を中心としてお伝えさせていただきました。
次回は感じたこと、そしてその次はあの方の特集です。彼がこうなったら・・・書くって決めていましたから。
それでは表彰台の写真をご覧頂きながら本日はこれまでにしたいと思います。
本日もご覧頂きましてありがとうございました

ブラウンGPの1-2フィニッシュ。喜びのシャンパンファイトです。

しかし・・・







3位なれど、もっとも歓声が大きかったのはフェラーリのライコネン。エースドライバーとして、ティフォシたちに面目が立ちました