人志松本のすべらない話Merry Christmas！聖夜スペシャルを見ました。感想文です その2

それでは、昨日の続きです。今年最後の1日2記事制・・・・・まぁ個人的には譲れない部分なんで（笑）
この後書き終え次第、M-1の話をさせて頂きたいと思います。



人志松本のすべらない話　Merry Christmas！聖夜スペシャル


今日は話ごとの感想を書かせて頂きたいと思います。
今回は1人当たりの話時間が長かったかな・・・おかげさまで、比較的楽に書かせてもらえそうですね。
まぁ、あくまで個人的な感想なんで・・・・
普通の考えではない部分もあったりするとは思いますが、聞いていただける方がおられましたらお付き合い下さいませ。
（偉そうに10点満点とかやっていますしね、話のネタ5点満点、話芸5点と満点合計10点満点ってな感じで・・・・・興味ない人はスルーしてくださいませ）
それでは、参りたいと思います。









宮川大輔　「角刈り」　話のネタ　4点　話芸　5点　合計　9点　
今や「お祭男」と呼ばれ、子供等からも人気がある宮川大輔・・・・・すべらない話から見始めた人にとっては考えられないドSのド変態ですけどね（笑）
そんな宮川大輔はいつも擬音とアクションで他愛のない話でも笑いにもって行きます。何しろ今回は角刈りの人が嫌いで、角刈りを見たら腹立つっていう話なんですけど・・・・
それがどういうわけか十分な笑いをとっていきますからね。
いつもはオープニングでは笑いを取りにくい感じになるのですけど、ここで笑いが取れるのは宮川大輔の話芸なのではないでしょうか・・・・・・
大輔じゃないと笑いが取れないであろう話、大輔節が感じられる話でした








松本人志　「立体駐車場にて・・・」　話のネタ　3点　話芸　4点　合計7点
松ちゃんが立体駐車場にて駐車する話で、その係員のおっちゃんとの攻防ですが・・・・・やはり、怒りは笑いのチャンスですね。
結局、立体駐車場で係員がいい加減な誘導をしたため、クルマを擦ってしまったっていう話ですが・・・・ありえそうで、でも考えられない話・・・・
何か想像つくようなつかないような・・・・そのあたりを想像させるのが松ちゃんの話の魅力ですね。
彼が○○な話の前にゆるせない話っていう番組を立ち上げたのが分かるような気がします。めちゃくちゃ腹立つ話は笑いに変えられるチャンスでもあるって。







松本人志　「親子連れ」　話のネタ　3点　話芸　3点　合計　6点
子供の世代には松ちゃんってあまり知られていないんだな・・・・っていう少し寂しい話ですね。
子供が松ちゃんを見て「EXILEに似ている」とかいう話ですね、そして親の対応・・・・
そういやジュニアさんも子供から「ジャルジャルに似ている」って言われたってにけつっ！！で言っていたなぁ・・・私らの時代も終わったか（笑）
松ちゃんにしては思ったより不発だったかな・・・まぁすべらずにはいましたけど・・・・・







木村祐一　「松本さんの結婚パーティ」　話のネタ　3点　話芸　2点　合計　5点
昨年くらいでしたかね・・・松ちゃんが結婚したのですけど・・・
もしかしたら披露宴はしないかもしれないからその時は我々後輩で食事パーティーをやろうと打ち合わせから当日までの話ですね。
キム兄・・・「車屋のキクチ」や「喫茶店」などでは長い話が面白かったのですけど、今回は逆に長い話が仇となったかもしれません・・・・・
「パンクロッカーが翌日の仕事で早く帰るか！！」っていう振りの段階でオチがもう見えてしまいましたからね・・・
話の中盤でオチが大方分かってしまって、話のネタ的にはよかったかもしれませんが・・・・勿体無いなって感じがしましたね










河本準一　「国歌斉唱」　話のネタ　3点　話芸　1点　合計　4点
2006年のワールドカップ、河本はさいたまスタジアムでパブリックビューイングとはいえ、国歌斉唱を任されたという緊張した話ですけど・・・・・
「犬のタロ吉」以降、徐々に質が落ちてきたかな・・・もう彼の場合は「すべりかけの話」ですよね。
サッカー観戦も好きな私でも、彼の説明・・・ものすごい分かりにくいと思います。説明しすぎて逆に難しくなっているかなって感じでしたね
すべらない8人衆のうちに入れられているようですが、番組開始当時から登場していなかったら8人衆の中には入っていないのかもしれません。









コラアゲンはいごうまん　「ヌーディスト」　話のネタ　5点　話芸　5点　合計　10点
初参戦の彼ですが、逆に初参戦の恩恵を受けた戦いぶりですね・・・・初参戦の人は当たり前ですけど常連の人よりすべらない話を持っているのですよね
さらに彼のスタイルは「ノンフィクションスタンダップコメディ」らしいですね。
つまり自分が見てきた経験談を喋り倒すスタイルなので、実話がモットーのすべらない話は実力発揮の場だといえますね。
ヌーディストと呼ばれる人たちのところへ行った体験談ですけど、オチが予想外のところに隠れていてよかったです。これは笑えました








桂雀々　「11歳の時　母が蒸発」　話のネタ　4点　話芸　2点　合計　6点
こっちも初参戦ですが、やはり典型的な落語家だからでしょうか・・・う～ん、いい話（面白いって言う意味）なんですけど・・・・落語独特の喋り方が逆に伝わらなかったかな・・・
「子家庭」っていう表現とかよかったんですけどねぇ・・・何か分からないけど何かが足らなかったような・・・・
もしかしたら「ゾッとする話」とかで参加したほうがよかったかも・・・・








設楽統　「相方　日村の歯」　話のネタ　3点　話芸　3点　合計　6点
キングオブコントとかIPPONグランプリとかでは、私にとってはかなり尊敬できる域になるのですけど・・・「へぇ」って言う話ではあるのですけど・・・・・
すべらない話・・・う～ん、すべってはいないですけど・・・爆笑って言うこともなかったかなぁ。「謎の包み」とか聞いた時はすごい笑いましたけどね








兵動大樹　「ゴミ捨てにて」　話のネタ　4点　話芸　5点　合計　9点
兵動さんは1人で喋るだけでDVDを作るほど、日常から卓越した観察力と話芸を持ち合わせている、ホントにすべらない人ですね。
この日も実力を遺憾なく発揮したと思います。最初の段階で「今日は思ったより面白くないな」って思って言ったら「フォー・ヒー」っていう擬音で体が勝手に笑っていました
マンション在住の兵動、EVが点検中で急いで9階の自宅から階段で下まで降りないといけないっていう多くの人が経験している話を、笑える話にもって行けるのはすごかったですね。
不思議なことに、他の人もそうですけど・・・オチより話の中盤が1番笑えたりするのですよね・・・兵ちゃんも今回はそうだったかな








千原ジュニア　「兄　せいじからの電話」　話のネタ　1点　話芸　4点　合計　5点
ジュニアは○○な話とか、にけつっ！！とか・・・舞台も「チハラトーク」とか・・・フリートークで活躍する芸人ですけど・・・・・
それだけに、他の番組でジュニアを見ていたら、どこかで来たことのあるような話を再び聞くことがあるのですよね・・・・
最近、何かと忙しくて普段は見ていた「アメトーーク」や「にけつっ！！」はほとんど見ていないのに・・・・今回もまたこの点が客観的でないのは分かりますけど・・・・
「それ、にけつっ！！で見た」
としか、言いようのない話でしたね・・・そんなに見ていないのにそれでも聞いたことある話とは・・・・う～ん。
って言うことでこの点もあんまり公平な点ではないですからね・・・この話、はじめて聞く人にはどうだったのでしょうかね・・・
毎回すべらない話に出場するジュニアさんは、すべらない話まで使わないネタを温存しておいた方がいいかもしれません。
チハラトークのDVDを見て、にけつっ！！を見てすべらない話を見ていたら、同じ話を3回以上聞くこともありえますからね。
それでも、全部笑えたって言うことになれば素晴らしいです。ホントにすべらない話の真髄を極めているってことですからね。
このすべらない話のコンセプトは「人は誰も1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである」ですから・・・・・








小薮千豊　「なんとも言えない顔」　話のネタ　5点　話芸　5点　合計　10点
小学生の頃、普段仲間内で弱い子が自分の家にいれるとなった瞬間、「オレの家やったらええぞ」って急に強気になるって言う小学生の頃あるあるの話ですね。
最初はホントにダラダラと小薮にやる気あるのかどうか分からない話し振りで・・・・オチではいきなり爆発するというこの緩急つけた話し方は大好きですね、面白い。
例え王決定戦、T-1グランプリを立ち上げた人だけあって・・・表現がすごい面白いのですよね。
自分の家に友達を入れるとその家の子が上から目線になるって言う表現を「お茶まであげて・・・さらにこれからクッキーをこの愚民に振舞う」っていう表現がすごいよかった。
ちょっと大げさなイメージがつくのが気持ちいいですね・・・








バカリズム　「タクシードライバー」　話のネタ　4点　話芸　3点　合計　7点
タクシードライバーのくだらない自惚れが実は現実だったっていう話ですよね。IPPONグランプリやR-1にゆるせない話等ですっごい面白いイメージがついてしまったかな、私も。
そういう意味では少し期待はずれ感はありますね。オチまでゆっくりだったせいでしょうか・・・
でも、私が必要以上に期待を持ってしまったかな・・・・これ、普通の芸人が喋ったら「やるやん」って思ってしまうでしょうから・・・・・









ほっしゃん。　「整体師の鼓動」　話のネタ　4点　話芸　4点　合計　8点
あまり人の話を聞かないうちのおかんでも「ほっしゃん。は面白い」って言うくらい安定感のある人ですね。そして、話が分かりやすい人ですね。
もうすぐ還暦を迎えるうちのおかんでも「あ、ガス代や」って覚えるくらい印象の強い人なんでしょうね（笑）
今回もフリというか説明というか・・・・分かりやすいからイメージしやすくて、結果面白い話になっちゃうのですよね。
今回も1番面白いっていうことはなかったですけど・・・やっぱり安定してすべらない人です









コカドケンタロウ　「ユキちゃん」　話のネタ　5点　話芸　4点　合計　9点　
中学の頃清楚で人気のあるユキちゃんがとんでもないことを言い出してドン引きしたっていう話ですね。
あんまりレッドの芸人って好きではないのですが・・・・悔しいけど、認めます。あなたの話は面白いって・・・・
ロッチはいいですね、中岡もコカドも話術持っていますよね・・・他の芸人が話したらそこまで面白くないだろうと思う話でしたけど・・・・あのゆるい喋り方は頭に残りますね









塚地武雅　「きたろう」　話のネタ　4点　話芸　4点　合計8点
尊敬する先輩のきたろうさんの残念な話ですね。「中3と中2の決闘」の頃と比べたら実力を遺憾なく発揮されているなって思える話ですね
彼もIPPONグランプリで活躍した芸人ですね、ヒラリーの叫びで「ロン！」をぶつけたのはホントによかったです
・・・ってIPPONグランプリの話をしても仕方ないですよね・・・スタンダードな話し方をしていましたよね、いい意味で。
きたろうを持ち上げて持ち上げて・・・最後落とすっていう話。話し方はこのままでもいい、ただオチが思っていたのと違う答えが出たらいいのかなって思えました。
（IPPONグランプリの「ロン」も同じことなんでしょうけどね）









コラアゲンはいごうまん　「矢沢永吉」　話のネタ　5点　話芸　5点　合計　10点
コラアゲンさんは、今回ネタを2つ披露しましたけど・・・2つともいい話でしたね。自分から積極的にネタになるようなところへ足を運んでいるのがよく分かります。
彼は矢沢永吉のバックコーラスに選ばれたことあるようで、その技術指導は永ちゃん自身なんですってね。その時の永ちゃんのミラクルな話ですね
自分の経験をしっかり表現できているかなって思えました。彼もMVSに選ばれてもおかしくないと思いました









ケンドーコバヤシ　「ジェット風呂」　話のネタ　4点　話芸　4点　合計　8点
スーパー銭湯でお湯が噴射しているコーナーって見かけるのですけど、それを小学生が遊んでいた話ですよね。
まぁ、コバらしい話でしたね（笑）ちょっと下品かマニアックくらいがケンコバらしくていいです。しかも、この話はにけつっ！！で聞いたことないので・・・・
もしかしたら、あんまり見ていないのが幸いしたのかもしれませんね・・・・











若林正恭　「バーモント秀樹」　話のネタ　4点　話芸　4点　合計　8点
暑がりのバーモント秀樹の空気が読めない行動が思いもしない結末に至ったって言う話ですね。
爆発力はそこまでなかったものの・・・・オチが予想外でよかったと思いますね・・・まぁゾッとする話寄りのような気もしますけど・・・・・益子の「トンボ捕り」の話に近いかな（笑）
彼の説明力は見事ですね。すっごい伝わって・・・オチが予想外だけど、いわれたら想像つく話・・・見事です









ガナルカナルタカ　「スズメバチ」　話のネタ　5点　話芸　5点　合計　10点
タカさん、司会でよく見るけど・・・面白い話を持っていたのですね。気づかなかった。小学校の頃、友達がスズメバチに刺された話ですよね。
松ちゃんも言っていたけど「これぞすべらない話」っていう、1番すべらない話らしい話をしていましたね。
今回はみなさん結構時間を掛けて喋っていましたけど、時間を十分に使って状況を説明して・・・笑いの気配も感じられない状況でいきなり話を落とすっていう感じがよかったですね。
IPPONグランプリでいう「緊張と緩和」を巧みに使った話ですね。



・・・って言う感じで今回はみなさん、1話あたりの話を時間掛けていたので、話ごとに感想が書けたので・・・・
今回はコメントなしで順位つけれそうですね。ある程度話せたし・・・・
まぁ・・・あくまでも私個人の観点なので・・・ありえない順位もありますが・・・・私が感じた面白いと思ったランキングはこんな感じです




19位　河本準一　「国歌斉唱」
18位　千原ジュニア　「兄　せいじからの電話」
17位　木村祐一　「松本さんの結婚パーティー」
16位　桂雀々　「11歳の時　母が蒸発」
15位　設楽統　「相方　日村の歯」
14位　松本人志　「親子連れ」
13位　バカリズム　「タクシードライバー」
12位　松本人志　「立体駐車場にて・・・」
11位　ケンドーコバヤシ　「ジェット風呂」
10位　若林正恭　「バーモント秀樹」
09位　ほっしゃん。「整体師の鼓動」
08位　塚地武雅　「きたろう」
07位　コカドケンタロウ　「ユキちゃん」
06位　宮川大輔　「角刈り」
05位　兵動大樹　「ゴミ捨てにて」
04位　コラアゲンはいごうまん　「矢沢永吉」
03位　ガナルカナルタカ　「スズメバチ」
02位　コラアゲンはいごうまん　「ヌーディスト」


・・・・・で、私の中での第1位は・・・・・










第1位　小藪千豊　「なんとも言えない顔」





でしたね。
上位5つはどれが1位でも全然問題ないくらい、悩みますけどね・・・・
ネタをふんだんに持ち合わせている初参戦勢よりも、もう大分ネタを使っているのにまだこんなものを持っていたのかっていうのを加味した上で、小薮さんが1番よかったかなって思います。
下位2つはすぐに思い出せました・・・まぁジュニアさんに関しては、見たことあるネタだからどうしてもハンデがあったのは事実ですけど・・・・
13位から8位までは順位をつけるのはすごい難しかったですね、どれも結構よかったから。
13位ってつけてしまえば悪く見えますけど・・・・混戦過ぎたので・・・・・

大爆発はないものの、今回は面白かったなって思える会でしたね。
みなさん、それなりに話が巧みな人でしたもんね。今回は「ゲストのコメントを端折る」と「人気重視の起用」が避けられたので、全体的によかったなって思えました。
次はIPPONグランプリですね・・・その前にM-1見なきゃ・・・・・
っていうことで、本日はすべらない話の感想について書かせていただきました・・・またこの後、出来次第M-1を書かせて頂きたいと思います。
本日もご覧頂きまして、誠にありがとうございました