鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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甲子園はオトナの娯楽だ!

2018年08月17日 23時00分25秒 | スポーツ
夏休みに高校野球を見て、悟りました。

高校野球の甲子園は「オトナの娯楽」ってことなんですね。

熱中症とか連投とか、関係ない我々が心配するのは無粋。

自分の出身高校や、自分の出身地の高校が出場する。
自分の青春時代、何かに必死に打ち込んだ時代を思い出す。
そんなことを冷房の効いた部屋でビールとか飲みながら
楽しむ娯楽なんです。

別に選手が倒れても、連投して苦しそうにしていても
それを感動として捉えて乗っかる。
よく頑張った、相手の選手が水を持ってきたとか、あの水に隠れた
感動秘話とかにして乗っかる。

高校生のことを真面目に心配したり正義感を持って話したり
するのはダメということなんです。

甲子園ゴールで肩を壊したり、肩をいたずらに消耗したりとか
熱中症の心配をするとか、所詮、彼らは他人ですし、他人の子どもです。
正義感を振りかざして関係のない我々が語るのは良くない。
彼らは自分から希望して好きでやっているのですから。

甲子園では試合中、普通に生ビールの売り子がビール売っていて、
応援している人たちも一杯やりながら高校生が頑張るのを楽しんでいる。

現場に実際に行かない我々もクーラーの効いた部屋で昼間から
ビール飲みながら高校生が頑張る姿を楽しみながら応援するのが正しい。

これは皮肉でも何でもなく、本当にそう思います。

万引き家族と高校野球

2018年08月17日 14時50分14秒 | スポーツ
以前も書きましたが甲子園の高校野球を夏休み中
かなりテレビで見ていて、逆に面白くなってきました。

帽子がへんてこりんな形をしている、田舎の高校とかも面白いです。
田舎の高校生は「NEW ERA」とか知らないんでしょね。
というか禁止されているのかな??
ビーバップハイスクール時代の「短ラン」「長ラン」禁止みたいな。
「NEW ERA」タイプのキャップは禁止とか。

あと、ピッチャーのガッツポーズも話題になってます。
「unwritten rule」、日本語に訳すと「武士道精神」に反する行為だ、ということで。

このルール/精神は対戦相手を尊敬し、敬うということが根幹にあるのですが
しかしながら、高校野球ではそれは教えない。

自分が努力して勝つことが重要で、相手については目に入らない、
問題ではない、ということになっています。

ボクシングなどでもよくある、試合が終わったインタビューで
「こんなにはやくノックアウトしてスイマセン」
的なやつですね。相手に対して全く敬意を表さないやつ。

明治以降の日本人の人生観「勧善懲悪」スタイルがこの原因ですね。
勝った僕らが善で、負けた高校は悪という、独善的で自分勝手な考え方です。

負けた高校にも、応援団はいるし、空振り三振した打者にも親も兄弟もいるのです。
それをバカにするような独善的な行為は、明らかに「武士道精神」に反します。

このあたり、高校野球は教育だと大前提で言ってるのですから、監督や部長は
ちゃんと生徒(=選手)を教育しましょう。

それと、もう1つヒドいやつを書いておきます。

キャッチャーが捕球後にミットを動かすやつです。
この卑怯な行為は、国際大会で必ず日本チームが指摘を受ける審判を欺く行為です。

よーく見てると、どの高校のキャッチャーも捕球後、必ずストライクゾーンに
ミットを動かします。これは全高校球児がそう教わるんでしょうね。
「キャッチャーミットをストライクゾーンに動かして審判を欺け」と。
それこそが「ピッチャーを助ける行為だ」と。

家計が苦しいので「万引きしてこい」。
それこそが「お母さんを助ける行為だ」ってことですね。

どういう教育だ。