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フィギュアのエテリ組は甲子園の強豪チーム

2020年01月14日 20時00分02秒 | スポーツ
アリーナ・ザギトワが17歳で実質引退の活動休止を発表しました。
引退とは本人は言っていませんが、実質そういうことでしょう。

ピョンヤンオリンピックで金メダル獲ったし、あ、違った
ピョンチャンオリンピックで金メダル獲ったのですから良いんじゃないですかね。

プレッシャーでショートでボロボロになって、金メダル獲れずにダラダラ続けて
引退のタイミングを逃してグダグダになるハーフハーフの選手もいますから、
それに比べれば良いと思います。成し遂げての引退ですから。

甲子園と同じで、青春の一瞬の煌き(きらめき)と言うんでしょうか、
女子でいうと、15、16歳の選手が見せる体型・体力・技術・精神が絶頂期に結合する感じ。
とても良いですね。

フィギュアスケートはオリンピックの前年の6月30日までに15歳になっていない
選手は出場出来ません。やはり評価されるのはオリンピックですから、オリンピックの
時期に合わせてくるのがとても大事ですね。

4年に1回の甲子園みたいなもんですね。
高校生だけど、4年に1回だから、そのタイミングで高3になる生徒がちょうど
体力と技術とメンタルとが重なって甲子園で大活躍出来るみたいな。
勿論、タイミングがズレて絶頂期と甲子園の開催年がズレて出場出来ないまま終わる
選手も出てきたりして。

2022年の北京を考えると、本田紗来(本田真凜・望結の妹)も出られませんし、
そのタイミングに合わずに、絶頂期に出ていたら金メダル獲れたはずなのに
絶頂期に出られずに金メダル獲れないまま終わるという選手も多いことでしょう。

そう考えると、ロシアのフィギュアスケートのコーチ、エテリ・トゥトベリーゼは、
名門の甲子園常連校の監督みたいなもので、どんどん代替わりしていく学生達を鍛えて
甲子園に出すみたいな感じの人ですね。

そういう事が、可能だということを、正月の駅伝では青山の原監督も証明しました。
競技は変わりますが。

ですので、オリンピックまであと2年という現時点で栄華を誇っている、ロシア3人娘の
トゥルソワ、コストルナヤ、シェルバコワの3人も北京オリンピックの時には成績は
下降線をたどっているでしょうから、出場は出来てもメダルは無理でしょう。
もしくは17歳・18歳で賞味期限ギリギリ、完熟状態で金メダルとって引退でしょうか。

これは、フィギュアスケートの新しいビジネスモデルだと思います。
フィギュアスケートの甲子園化です。それも4年に1度しか開催されない甲子園です。

甲子園に向けて、肩・肘など体が出来ていない状態でも、とにかく練習して練習して
高度な投球術を身につける。中には壊れる人もいるけど、甲子園で終わっていいという
気持ちで甲子園という目標、甲子園を最終目標として頑張る。

フィギュアスケート(特に女子)も同じです。
オリンピックという4年に1回の甲子園を目指して、体が出来てないうちから、高度な技を
練習して練習する。甲子園に出る前に怪我で壊れる人も出てくる。
でも、甲子園で優勝したらそれが最終目標なので万事OK。後は地元の工務店で働く的な。

基本的に無邪気に甲子園の高校生を応援する人は日本人に多いですので、
エテリ組のやり方も日本人の多くは受け入れて応援するんでしょう。

私も応援します。楽しいですし、次から次へと毎年スターが出てきで面白いので。