鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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台風には高床式ですね。これからは

2019年10月17日 00時24分25秒 | 社会
台風19号の被害を見ていて思ったこと。

スーパー堤防を作り続けるのは効率が悪いですね。景観的にもいまいちだし。
被害が起きても自然には勝てないとないう結論で終わってしまうかと思います。

ですので、建物/建築で工夫しましょう。
法律で決めましょう。
河川の近く、浸水想定区域に住む人は、平屋は禁止。
1階に部屋をつくるのも禁止って。

はるか昔の人がつくった、高床式住居や高床式倉庫って社会科でならいましたよね。
あれにしましょう。マジで。
建築的に言うと、ピロティってやつです。
ラーメン構造もしくは、ブレース構造で1階をスカスカにしておく。
耐震性は素材や工法で頑張ればなんとかなります。

マンションもそう。
浸水想定区域では1階に部屋をつくるのは禁止。
発電機などのライフラインを支える設備も地下や1階は禁止。2階以上に設置する。
地下に作る場合は、止水板と防水機能、排水機能を備えないとダメ。
駐車場については地下でもOK。別に車が浸水で全損してもなんとかなるので。

そういう法律をつくり、それを前提に建築設計を行うというのが良いですね。
もう土木で防災じゃなくて、建築で減災という考え方にしていきましょう。

オマケで。
群馬県の八ッ場ダムについては、もうネットで言い尽くされていますが、念の為。
今回の台風で、もし八ッ場ダムが水害を防ぐ役割を果たしていたとしたら、
それは当時の民主党政権のお陰です。

あのまま作られ続けてたら、すでにとっくに運用が開始されています。
しかし民主党のお陰(せい)で、工事が遅れやっと試運転という状態でダムはカラっぽでした。
ですので、そこに満杯まで大量に雨水を貯めることが出来たのです。
もし民主党がいい仕事(邪魔)をしていなければ八ッ場ダムは今回の台風19号の際、
とっくに緊急放流(か、少なくとも緊急放流実施の検討)をしていたことでしょう。

何が幸いするかわかりませんね。

あ、それからダムはダムでも遊水地はいい仕事しましたね。
鶴見川の新横浜公園(日産スタジアムあたり)もすごかったですが、
さらにすごかったのが、群馬・栃木・茨城・埼玉にまたがっている渡良瀬遊水地でした。
お時間ある方はちょっと検索するといい仕事したのがわかりますので、ぜひ。