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ASTON MARTIN MERCEDES RACING誕生するか!?

2019年07月12日 00時57分21秒 | F1
自動車メーカーのM&Aの話。
メルセデスは、アストン・マーティンを欲しいんですよね間違いなく。

なぜなら、メルセデスには超高級ラインがないから。
マイバッハも一時期復活させましたが、売れずにやめてしまいました。
いまはSのチョイ上くらい、トヨタで言うとレクサス的な
ほぼステッカーチューニングでマイバッハやっています。

片やBMWグループには、泣く子も黙るロールス・ロイス。
エントリーモデルで乗り出し3,500万円から。オプションは何でもやってくれるので
上限金額は無制限。楽に港区に新築マンション買えます。

一方、ポルシェ、AUDIを有するVWグループには、ベントレーやブガッティ、
更には極めつけ漢の夢w ランボルギーニ。こちらはお安く2,800万円から。
ちなみにベントレーのSUVベンティガのダッシュボードの時計のオプションが、
2,000万円(トゥールビヨン)というのもあります。時計だけですよ。
むしろトゥールビヨンにしては安い気もしますが…。
そしてブガッティは楽勝で200万ドルを超えるので、超高級。

そんなこんなで、ドイツ御三家でメルセデスは唯一、超高級ラインを持っていないのです。

そんな折、フラフラとしているアストン・マーティンに目をつけている訳です。
ブランドとしては最安のエントリーモデルで2,000万円からですから、現行マイバッハの
チョイ安くらい。上は限定モデルですがヴァルキリーは3億円。
超高級と言っていいでしょう。それに、ボンドカーというイメージも大きいですしね。

そして秋波を送られているアストン側もまんざらではありません。
彼らはブランド力があるとは言え、このご時世エンジンを独自に開発する力がない。
内燃機関の開発は非常にコストがかかります。また制御側のコンピュータのノウハウも重たく、
小さなメーカーには自社開発に限界があります。

それを証拠にアストンでは現在もかつての親会社のフォードの設計をベースにした
古いV12エンジンが主力になっていますし、先述のヴァルキリーのエンジンも社外、
コスワース製です。

さぁ、そこに現れたメルセデス(のAMG)。
先ずはV8の最新AMGエンジンを供給するという提携をアストンと結びました。
現在は、複数車種でAMGのエンジンを積んだアストンが出ています。

もし、メルセデスがアストンを買ったら(資本業務提携でもいいです)、
広告塔であるF1でも大激震が起きるでしょう。
チーム名は「ASTON MARTIN MERCEDES RACING」でしょうね。

その時のエースドライバーは勿論、レッドブルから移籍したMax VERSTAPPEN
となるのは間違いありません。