ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

2011年シルク募集馬

2011年06月23日 14時35分42秒 | 募集馬検討
シルクの募集馬が一部発表された。今年からノーザンファームの生産馬が募集に加わるということで、一口馬主の世界でも社台の寡占化が着々と進んでいることを感じさせる。まあ、それだけ社台生産馬の活躍が顕著である、ということなのだが・・・・。
もっとも私にとっては募集馬そのものの血統構成が1番重要なので、社台とその他を区別することはしないが。

さて、今回発表されたのは29頭。調べたわけではないが、大部分は社台生産馬と思われる。シルクは毎年血統構成に優れた募集馬が紛れ込んでいる印象があるが、今年も例外ではなく優秀な血統構成馬が散見されているので、簡単な評価とともに紹介しておきたい。

1・ウォーエンブレム×カデンツァ(サンデーサイレンス)
 Herbagerの4×5を持つが単一クロスで、系列ぐるみのクロスは6代目以降にしか現れない実質完全異系交配馬。欧州系を主体とした妙味ある配合。

2・ネオユニヴァース×クルナコーヴァ(Sadler's Wells)
 父とBMSの組み合わせは皐月賞馬アンライバルドと同じ。Turn=toのクロスが出来てしまい、主導の明確さに欠けるのは残念だが、Gainsboroughを主体とした迫力ある内容。

3・ディープインパクト×スペリオルパール(ティンバーカントリー)
 Northern Dancerの3×5を呼び水に母の母パシフィカスを強調した配合。Donatello、Auroraが6代目からクロスとなり、父に不足気味のスタミナを確保。父とBMSの相性も良く、全体を父と同様にGainsboroughの流れでまとめる事に成功している。

4・ネオユニヴァース×ドリームモーメント(Machiavellian)
 父とBMSの組み合わせはヴィクトワールピサと同じで、スタミナ源がCrepelloの中間断絶というところも同じと非常に共通点が多い配合。同馬は母の母方にDanzigが入ったことでAlmahmoudの主導がより明確になり、また、Gainsboroughの流れもこちらのほうが良い。スタミナ面では若干劣るので、適正はマイル~中距離だろうか。

5・メイショウサムソン×フェザーレイ(エルコンドルパサー)
 Sadler's Wellsの3×4にNorthern Dancerの4*5×5*5*6が続き主導を形成した近親配合馬。50あるクロス馬のうち37までがSadler's Wells内に存在し、クロス馬の数に至っては、290のうち267を占めている。あまりにSadler's Wellsの影響が強すぎて、他のクロス馬のアシストがないので高評価は出来ないが、公式の評価が気になる1頭。


とりあえず、以上5頭を上げてみた。来月の正式発表が楽しみである。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (taku)
2011-06-26 18:45:27
いつもお疲れ様です。

メイショウサムソン×フェザーレイの配合は面白いですね。2B級とみましたが…

いまいち自信がないですね(汗)
返信する
Unknown (かんりにん)
2011-07-03 17:36:58
>takuさん

私も2B級かな~と思ってますが、やっぱり自信ありません。

エルコンドルパサーを生かす、という点ではSadler's Wellsのクロスは有効だとは思うのですが・・・。
返信する

コメントを投稿