ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

Rock of Gibraltar日本上陸

2006年10月25日 20時19分12秒 | 五十嵐理論
近年最強マイラーの呼び声高い?Rock of Gibraltarが日本にきたそうだ。
五十嵐理論ファンとしては見逃せない事態だ。

Rock of Gibraltar(面倒なので、以下ロック)の血統構成はNorthern Dancerの3×3の中間断絶(ほぼ系列ぐるみ)を主導に、Fair Trial、Tudor MinstrelやRomanのスピードを生かしたマイラータイプ。スタミナもHis MajestyとPrincequilloから十分補給されている。
公式評価も1A級とかなりの高評価となっている。

種牡馬としては、Northern Dancerを主導に自身を強調した配合になりやすく、これは質の低い繁殖牝馬との配合でもある程度の能力を確保できることにつながる。
このことは近親配合の種牡馬の特徴とも言えるが、ロックの場合も中堅マイラーを多く輩出することになりそうだ。

特筆すべきことは、BMSサンデーサイレンスとの相性の良さ。
ロックはHail to Reasonを持たないため、余分なクロスを作ることなくAlmahmoud~Mahmoudの流れを生かすことが出来る。母の母にNorthern Dancerを持っていた場合もNorthern Dancerの系列ぐるみの中にサンデーのスピードを直接取り込めるため、まったく問題ない。ここにHis Majesty、Princequilloのスタミナを生かせれば、優秀なマイラー配合になるだろう。

とにかく、これだけの成績を残した馬を輸入したのだ。世界に還元できるような産駒を残すのが日本の生産界の義務と言える。
ラムタラのようにはならないようにお願いしたい。


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