ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

コディーノ、マイネルエテルネル

2012年09月02日 22時31分44秒 | 五十嵐理論
札幌2歳Sはコディーノ、小倉2歳Sはマイネルエテルネルが優勝。クラシック戦線に名乗りを上げてきた。

まずはコディーノの血統構成から。

コディーノ
 父キングカメハメハ
 母ハッピーパス(サンデーサイレンス)

自己評価 □□□□○□□□ 2B級 マイル~中距離向き

Almahmoudを主導にサンデーを強調した配合。父キングカメハメハとBMSサンデーサイレンスの組み合わせは、サンデーは生かせるが父のスタミナを生かすには不十分。この配合でもSayajirao(=Dante)とChanteurがクロスになってはいるが、Prince RoseやTourbillonといった父のキーホースは生かせず中途半端になっている。NasrullahやForliの影響も強く、スピード優位の内容である。


続いて、マイネルエテルネル。

マイネルエテルネル
 父Tamayuz
 母For Evva Silca(Piccolo)

自己評価 □△□○□○□□ 2B級 マイル~中距離向き

Raise a Nativeの5×6、Nashuaの6×7で父の父内Mr.Prospecterを強調。父Tamayuzはジャック・ル・マロワ賞を制しており、その血統構成も非常に優秀なもの。その父内ではDonatello、Gold Bridge、Princequilloときめ細かく生かしているのがこの配合の良さである。ただ、欧州系の血が圧倒的に優勢な配合だけに、米系Raise a Nativeの派生は残念。また、母方の影響度が弱くなってしまったこともマイナス。前面に出ている血はスピード系だが、7代目以降ではスタミナの血が優勢で、距離の融通性はありそう。


コディーノはスピード優位でいかにもトライアルホースといった感じの配合馬だが、こうした配合馬と藤沢厩舎との相性は良く、その意味では注目。
マイネルエテルネルは岡田氏が英ダービーに1次登録したほどの期待馬。そこまで距離が持つ配合とは思えないが、どこまでいけるか楽しみにしたい。