梅は早いところでは湯河原辺りだと1月に咲く。山梨もそんなに温暖な場所ではないが2月になればボチボチ咲いている。初めてヨメが山梨県の家に来たのが2月なんだけど梅の花が咲いてるのに驚いていた。そして幾年月、自分も2月に咲いている梅の花を見てもう咲いているんだと驚くようになってしまった。
長野県に住むようになってそれまで持っていた季節感が破壊された。なんたって梅が咲くのは3月だし、場所によっては梅と桜と桃が一緒に咲いてたりする。咲き方の特徴はというと、順番に咲くというより暖かくなって一斉に咲くって感じだ。
今朝は珍しく雪が降ってるがこの数日前は2月だというのに窓を開けて車を運転してたくらい暖かかった。こんな調子で年々冬が暖かくなっていると感じてたけど、それでも他と比べると寒いようだ。そして破壊された季節感も何時の間にか長野式になっていた。
築推定70年、しかし新築ではなく何処かの家を解体し再び組み立てたのが山梨の家。そんなんだからかなりボロい。左側の壁を自分で塗り直したんだけど、撮った写真を見て驚いた。古民家の風格がある、と。
街並の紹介写真なんかも実物より綺麗だったりする。京都なんかもその典型かなぁ。パンフレットと同じ景色を期待するとガッカリする。写っている寺院の直ぐ隣、というより目に見えるものの大半は今時の街と変らない。
綺麗に見える壁はムラだらけ。天井はというと、これも自分でやったんだけど、上の写真はトリミングしたから少ししか写ってないけど随分と綺麗に見えるもんだなぁ、と感心なのか呆れるのか良く分らない。何故こんなに綺麗に写るんだろう。よく虫や花を撮るけど毎回実物にべて今一つなのと正反対だ。