尼崎の脱線事故、羽田空港の誤誘導など、このところ運送機関の事故が多いですね。
尼崎の事故では、ある遺族の方が、「自分も含めて国民の気の緩みが引き起こした事故だ」と訴えていたのが印象に残っています。
確かに我々は常に緊張しっぱなしではなくて、どこかで気を緩ませながら生きているのは間違いありません。それは生理現象ですから。そういったメリハリある生活があるから、緊張するときには緊張して仕事ができるんですね。
でも、尼崎の事故では、普段から運転手さんや車掌さんの緊張度はハンパではなく、それを緩める時間が短かったみたいです。羽田の事故も、仕事中は航空管制という間違いがあると多大な事故を引き起こす重要な任務に就くので、緊張度は相当なものですが、どこかで気が緩んでしまったんでしょう。
本来はその気の緩みをうまく機械が補える仕組みが大事です。
「人はミスをするものだ」という原則があるんですね。
その話では、昔、私も上司とケンカしました。当時はシステムメンテナンスという仕事をやっていたのですが、私は「人はミスをするもの。だからミスが起きたときにリカバリーできる仕組みが大事だ」と言っていたのですが、上司は「ミスはあってはならない。ミスを防ぐ仕組みが大事」と譲らなかったのを思い出します。つまるところはどちらも大事。ミスは起こしてもダメだし、起きたときに影響が最小限になるようにしないとダメ。
科学は過去の多くの人の犠牲のもとに発展してきたという話がありますが、まさしく、我々は亡くなった方々から、できるだけ多くのことを学び、形にしていくことが亡くなった方々への弔いとなると思い、私も毎日を生きています。
尼崎の事故では、ある遺族の方が、「自分も含めて国民の気の緩みが引き起こした事故だ」と訴えていたのが印象に残っています。
確かに我々は常に緊張しっぱなしではなくて、どこかで気を緩ませながら生きているのは間違いありません。それは生理現象ですから。そういったメリハリある生活があるから、緊張するときには緊張して仕事ができるんですね。
でも、尼崎の事故では、普段から運転手さんや車掌さんの緊張度はハンパではなく、それを緩める時間が短かったみたいです。羽田の事故も、仕事中は航空管制という間違いがあると多大な事故を引き起こす重要な任務に就くので、緊張度は相当なものですが、どこかで気が緩んでしまったんでしょう。
本来はその気の緩みをうまく機械が補える仕組みが大事です。
「人はミスをするものだ」という原則があるんですね。
その話では、昔、私も上司とケンカしました。当時はシステムメンテナンスという仕事をやっていたのですが、私は「人はミスをするもの。だからミスが起きたときにリカバリーできる仕組みが大事だ」と言っていたのですが、上司は「ミスはあってはならない。ミスを防ぐ仕組みが大事」と譲らなかったのを思い出します。つまるところはどちらも大事。ミスは起こしてもダメだし、起きたときに影響が最小限になるようにしないとダメ。
科学は過去の多くの人の犠牲のもとに発展してきたという話がありますが、まさしく、我々は亡くなった方々から、できるだけ多くのことを学び、形にしていくことが亡くなった方々への弔いとなると思い、私も毎日を生きています。