Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

イルミネーションが街を彩ります。このblogは幅広い話題で彩りますよ

『アヒルと鴨とコインロッカー』 by 伊坂幸太郎

2007年07月01日 17時26分56秒 | Book Review
昨日に引き続き、溜まった文庫本を読んでます。

今日は『アヒルと鴨とコインロッカー』です。昼の2時半ごろから午後4時半くらいまで。文庫本だと、スイスイいけたら2時間ぐらいで読めるのが自分のペースらしい。学生の頃は全く本を読まなかったのに。

さて、この『アヒルと鴨とコインロッカー』ですが、タイトルが長いっす。
しかも、「何で意味もなさげな3つの言葉がつながってるの?」と思いますが、それは物語の前半で半分分かり、クライマックスで全部分かります。

まずは感想。

正直、おもしろかったです。途中、どうでもよさそうなエピソードもあるようなきがしますが、そういうのも含めて最後につながって行くんですね。
それに、最後は意外性があってね。「おお、そうくるかね」って感じ。

物語の内容ですが、主人公の椎名は高校を卒業し、一人大学へ進学するために引っ越してきたアパートで、ヘンな隣人、河崎と出会うのです。河崎はどこか謎めいた男なのですが、彼から持ちかけられたのは「一緒に本屋を襲わないか」というもの。そこから物語がスタートします。

あとは、現在と2年前の描写が交互に描かれ、2年前の話は、河崎と、彼が昔付き合っていた彼女の琴美。その琴美と同居するブータン人のドルジの3人の物語。

物語は現在と2年前の出来事を相互にリンクさせつつクライマックスに向かうんです。

内容は詳しく書けませんが、いろんな伏線がつながっていきましたね。

さて、その『アヒルと鴨とコインロッカー』ですが、映画化されてるのですね。
詳細はWebを見ていただくとして、どんなカタチに仕上がってるのか気になりますが。

http://www.ahiru-kamo.jp/

(2007/07/01 読了)

『福音の少年』 by あさのあつこ

2007年07月01日 11時15分54秒 | Book Review
昨日の夜、というか、真夜中ですね。12時半くらいから読み始め、3時半くらいまでかかって読みました。

まず、感想。

あさのあつこの文体の特徴かもしれませんが、主要登場人物の内面に深く突っ込むということで、正直、読んでる途中で疲れてきてしまいます。その割りに、扱われている事件というか、本筋の流れにはあんまり食い込んでこないというか・・・

ま、彼女のお得意芸というところの、思春期の少年、少女のココロとかカラダの成長とその過程の葛藤、自己理解というのが上手くかきあげられています。

文庫版の帯には、「私が本当に書きたかった作品です」とされているので、彼女自身が今のところは一番チカラを入れた作品なのでしょう。相当チカラが入っていることが感じられるので、読者側も相当チカラを入れて読まないと、場面が理解できなくなりそうです。

さて、物語の内容ですが、とある田舎の街に秋葉というオッサンが来たところから始まります。なぜオッサンがこんな田舎の街に来たのか?オッサンがある少女を訪ねて行き着いたのがその街だったんです。
その後、作品はその少女、藍子の話に移り、藍子と同級生で彼氏の明帆。彼らと、藍子の幼馴染でやはり同級生の少年、陽の3人の微妙な関係の描写になります。
やがて、藍子の住むアパートが全焼するのですが、どうやらその裏には黒い事情があるらしいということで、明帆と陽がいつの間にかタッグを組んで解決しようとするんです。その最中に、秋葉と明帆、陽がつながり、さらに物語は佳境へとなるんですね。

あんまり詳しく内容を書くといけないのでコレぐらいにしておくとして、実は終わり方が「え?コレで終わり?」という内容なので、もしかしたらば続編があったり、というか、すでに出てたりするのかも。

話は違うのですが、昔、宗田理の『ぼくら』シリーズのように、アレとは事件のレベルが違いすぎますけど、個人的にはあんな感じに映ってしまいましたね。

それにしても、あさのあつこは読者にゆだねる部分が多いのかなぁ?ちょっとモヤモヤ感が残ってしまった作品でした。

(2007/06/30 読了)

溜まる一方です

2007年07月01日 00時03分10秒 | つれづれ日記
最近、本屋に行くと、衝動的に文庫本を買ってしまいます。

もともと、東野圭吾にはまりだしたので、彼の文庫本は衝動的に買ってしまっていたのですが、最近ではそれ以外も、本屋のオススメ的なものは買ってしまいます。

ということで、手元には読み始めていない文庫本が何冊も・・・

東野作品が6冊ほどと、あさのあつこの『福音の少年』と、伊坂幸太郎の『アヒルと鴨とコインロッカー』『チルドレン』ということで10冊もあります。

毎日通勤時間に読めばいいじゃんと思うのですが、なかなか読めず。平日の夜も翌日に響くから夜更かしできないし。

ということで、土曜日の夜が一番落ち着いて読めますね。