森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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大学にも競争原理;こんな教育でよいのか
学生、大学関係者のみなさんにも結構、読んでいただいているようです。きょうは大学の教育、研究が危機に直面していることについて少しふれたいのです。この裏側には、「大学経営」という大学運営の実情があるのかもしれません。
今朝のNHKテレビがこれを伝えていました。
結論からいえば、大学に限らず教育の予算を削減していく今の教育行政には反対です。
「大学経営」といいましたが、すぐにお分かりのように教育を経営としてとらえる考え方がある。これも私立ではなく国立の話です。
これを、小泉構造改革以後の新自由主義という路線と重ね合わせると、大学にも例外なく競争原理、市場原理が持ち込まれているということです。
番組では、将来性のある学生の自由な発想を援助したいという、しごくもっともな教員としての本来の願いが思うようにならないジレンマが、率直に語られていました。
実績、あるいは成果によって、国立大学への補助金を配付していくというしくみ。すでに、このやり方は医療の分野など社会保障関係では随分依然から採られてきました。
当ブログでも、最近の基地再編にからむ補助金問題に言及してきましたので、読者の方ならお分かりだろうと思います。
競争をさせて、トータルで補助金額を減らす。血も涙もないやり口。泣くのは、研究と教育にあたる教員と、学びたいという本来の当然の要求をもつ学生です。
このやり方で補助金額が増えるのは東大ほか一部の大学しかありません。多くは減額に。番組では、弘前大学、三重大学を紹介していましたが、いずれも数10%も減額される。そのことによって学費は3倍にならざるをえないというナレーションがむなしく聞こえてなりませんでした。
競争原理を持ち込む手法の成否は、おそらく何十年もあとにはねかえってくるにちがいありません。
ごく単純に考えると、市場に役にたたない基礎研究やマイナーとされる分野の研究は、研究費もつかないことすら考えなくてはならないでしょう。市場の原理が教育・研究を駆逐するのです。基礎的な研究があって、幅広い分野で実績がつくられるのではないでしょうか。地道な研究をもとに世界的な研究成果もうまれてくるのではないでしょうか。
アンケートに寄せられた下記の意見(注)は今日の教育行政を鋭く衝いています。
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今朝のNHKテレビがこれを伝えていました。
結論からいえば、大学に限らず教育の予算を削減していく今の教育行政には反対です。
「大学経営」といいましたが、すぐにお分かりのように教育を経営としてとらえる考え方がある。これも私立ではなく国立の話です。
これを、小泉構造改革以後の新自由主義という路線と重ね合わせると、大学にも例外なく競争原理、市場原理が持ち込まれているということです。
番組では、将来性のある学生の自由な発想を援助したいという、しごくもっともな教員としての本来の願いが思うようにならないジレンマが、率直に語られていました。
実績、あるいは成果によって、国立大学への補助金を配付していくというしくみ。すでに、このやり方は医療の分野など社会保障関係では随分依然から採られてきました。
当ブログでも、最近の基地再編にからむ補助金問題に言及してきましたので、読者の方ならお分かりだろうと思います。
競争をさせて、トータルで補助金額を減らす。血も涙もないやり口。泣くのは、研究と教育にあたる教員と、学びたいという本来の当然の要求をもつ学生です。
このやり方で補助金額が増えるのは東大ほか一部の大学しかありません。多くは減額に。番組では、弘前大学、三重大学を紹介していましたが、いずれも数10%も減額される。そのことによって学費は3倍にならざるをえないというナレーションがむなしく聞こえてなりませんでした。
競争原理を持ち込む手法の成否は、おそらく何十年もあとにはねかえってくるにちがいありません。
ごく単純に考えると、市場に役にたたない基礎研究やマイナーとされる分野の研究は、研究費もつかないことすら考えなくてはならないでしょう。市場の原理が教育・研究を駆逐するのです。基礎的な研究があって、幅広い分野で実績がつくられるのではないでしょうか。地道な研究をもとに世界的な研究成果もうまれてくるのではないでしょうか。
アンケートに寄せられた下記の意見(注)は今日の教育行政を鋭く衝いています。
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注;番組の概要はここ⇒交付金減額 国立大学に危機感。NHKホームページから。
【関連エントリー】
教育貧困国ニッポン -格差拡大もたらす
「首相の命日」;首相が首相でなくなる日
平和主義者なので、人を殺すなどはしません。
最近のエントリーでふれましたが、このところ、日本とアメリカの、とくに政権の人気とその傾向が同じでダブってみえてくるのです。
久間氏の暴言は、支持率がひきつづき低下し、与党内からもきしみを象徴するような発言があいついでいる状況を考えると、自民党にとってある意味で命取りにもなりかねません。ましてや自民党の後退がメディアからの既定のものであるかのように報じられているのですから。
参院選を直前にして、安倍首相は野党の防衛相罷免要求にどう応えるのでしょうか。罷免するのか、それともかばい続け、やり過ごすのか。
どちらの道も自民党にとって厳しい選挙結果をもたらしかねない状況であることにちがいはないようです。
この状況には、以下の話がよく似合います。ブッシュを揶揄した笑い話です。
=====
ブッシュ大統領がある時、ホワイトハウスに占い師を呼んだ。その老婆はどんな未来でもピタリと適中させるという評判だった。ブッシュは占い師に聞いた。
「私がいつ死ぬのかわかるかね?」
占い師はしばらく考えていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「あなたが亡くなるのは、アラブ最大のお祭りの日です」
それを聞いたブッシュはすぐにアラブ研究者たちを集め、アラブ最大の祭日がいつなのかを調べさせた。その日さえわかれば、当日はテロ等を避けるために外出を控えることができるし、その日が近付いてきたら健康診断をきっちり受ければいいと考えたのだ。
しかし、研究者たちの答えはいずれもまちまちで、要領を得ないものばかりだった。ブッシュは再び、読んで聞いた。
「いったい、あなたの言うアラブ最大のお祭りの日というのは、いつのことなんだい?」
すると占い師は微笑を浮かべながらこう答えた。
「あなたの死ぬ日がアラブ最大のお祭りになるんですよ」
=====
少なくとも政権を取り巻く状況は、この話と同じようなものでしょう。
しかし、私はこれから話を一歩すすめたいと思うのです。
首相が首相でなくなる日がいわば命日ととらえるのなら、さしずめ参院選開票日が辞任を決定づけるという意味で、すなわち命日となる可能性もないわけではありません。だが、首相の命日で終わらせてはならない。
私が望むのは自民党政治の命日なのです。それが今回の参院選で可能だとは考えにくいわけですが、自民党と同じ枠組みの政党が増えたって自民党政治は依然つづくということです。
だから、二大政党ノーのエントリーをつづけるのです。
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注;引用「大統領の命日」は『世界反米ジョーク集』から。
最近のエントリーでふれましたが、このところ、日本とアメリカの、とくに政権の人気とその傾向が同じでダブってみえてくるのです。
久間氏の暴言は、支持率がひきつづき低下し、与党内からもきしみを象徴するような発言があいついでいる状況を考えると、自民党にとってある意味で命取りにもなりかねません。ましてや自民党の後退がメディアからの既定のものであるかのように報じられているのですから。
参院選を直前にして、安倍首相は野党の防衛相罷免要求にどう応えるのでしょうか。罷免するのか、それともかばい続け、やり過ごすのか。
どちらの道も自民党にとって厳しい選挙結果をもたらしかねない状況であることにちがいはないようです。
この状況には、以下の話がよく似合います。ブッシュを揶揄した笑い話です。
=====
ブッシュ大統領がある時、ホワイトハウスに占い師を呼んだ。その老婆はどんな未来でもピタリと適中させるという評判だった。ブッシュは占い師に聞いた。
「私がいつ死ぬのかわかるかね?」
占い師はしばらく考えていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「あなたが亡くなるのは、アラブ最大のお祭りの日です」
それを聞いたブッシュはすぐにアラブ研究者たちを集め、アラブ最大の祭日がいつなのかを調べさせた。その日さえわかれば、当日はテロ等を避けるために外出を控えることができるし、その日が近付いてきたら健康診断をきっちり受ければいいと考えたのだ。
しかし、研究者たちの答えはいずれもまちまちで、要領を得ないものばかりだった。ブッシュは再び、読んで聞いた。
「いったい、あなたの言うアラブ最大のお祭りの日というのは、いつのことなんだい?」
すると占い師は微笑を浮かべながらこう答えた。
「あなたの死ぬ日がアラブ最大のお祭りになるんですよ」
=====
少なくとも政権を取り巻く状況は、この話と同じようなものでしょう。
しかし、私はこれから話を一歩すすめたいと思うのです。
首相が首相でなくなる日がいわば命日ととらえるのなら、さしずめ参院選開票日が辞任を決定づけるという意味で、すなわち命日となる可能性もないわけではありません。だが、首相の命日で終わらせてはならない。
私が望むのは自民党政治の命日なのです。それが今回の参院選で可能だとは考えにくいわけですが、自民党と同じ枠組みの政党が増えたって自民党政治は依然つづくということです。
だから、二大政党ノーのエントリーをつづけるのです。
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注;引用「大統領の命日」は『世界反米ジョーク集』から。
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