森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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党首討論というB級映画
今朝のNHKニュースは、昨日おこなわれた党首討論のもようを伝えていました。自民、民主の党首討論で、その内容のすべてが伝えられているわけではありません。なので即断は危険なのでしょうが、率直にいえば、B級映画をみせつけられた思いです。
9・11テロリズム以後、アメリカ社会での大きな変化の一つにメディア規制がありました。それについて「美しくないもの」の排除でふれましたが、放送自粛曲リストなるものがつくられ、そこには163曲にのぼる楽曲がふくまれていました。その中にはイマジンも。一方で、愛国主義的な報道や番組がふえました。
そればかりではありません。イラク戦争では従軍方式という一見、自由な報道ができるような錯覚に陥ることになるメディア対策が政府によってとられたのです。
その結果は、ご承知のとおりです。たとえば、累々ところがるイラク人の死体をテレビでみることはなく、観ることができたのはサダム・フセインの像が倒される映像でした。アメリカの殺戮は映像を通して伝えられなかった。切り落とされた重要な事実があったのです。
ここで党首討論一般を否定するつもりはありません。しかし、党首討論をB級映画といいました。
それは、安倍、小沢両氏がつくられた世界で、まさに同じことをちがった言葉で語っていたからにほかなりません。上にあげたアメリカのメディア対策とどこが異なるのでしょう。そんな強い疑問をもつのです。
安倍氏の発言を下記に記します。
参議院選挙は、今までの実績と今後進めようとしている政策を国民に問い、わたしと小沢代表のどちらが総理大臣にふさわしいかを考えていただく選挙だ。
一方の小沢氏。
何としても与野党逆転を果たして2大政党制的な議会制民主主義を定着させるスタートにしたい。
どうでしょう。私はまったく同じことをいっていると思います。
すなわち、今度の参院選が自民党と民主党のたたかいである、という強調です。違う政党ですから違う表現であることはもちろんです。
しかし、これには待ったをかけたい。小沢氏の発言が、まさにストレートに語っています。「2大政党制的な議会制民主主義を定着させるスタート」、これが財界の要求する基本的な方向であり、今回選挙にのぞむ支配層の位置づけでしょう。
小沢氏の言葉は、われわれ民主党も財界のお墨付きをいただける政党です、政権交代はこの2党にお任せください、と語っているにすぎません。
だから、今回の選挙は、二大政党制をこのまま許すのか、それともこれにストップをかけるのか、これが国民の選択に問われているということです。
小沢氏のいう与野党逆転という言葉は、おそらく二大政党制の中の民主党政権という真意のいいかえだと思えるわけです。
日本のメディアもその戦略の中にある。
けれど、自らの社会と運命を選択する主体は国民以外にはありません。
現状は、意見形成について著しい干渉を受けている、と思えてならない、極論すれば情報の操作の中に私たちはある (*)と思うわけですが、仮にそうであっても、そうであるからこそ、事実を見抜く力が問われていると考えるのです。
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9・11テロリズム以後、アメリカ社会での大きな変化の一つにメディア規制がありました。それについて「美しくないもの」の排除でふれましたが、放送自粛曲リストなるものがつくられ、そこには163曲にのぼる楽曲がふくまれていました。その中にはイマジンも。一方で、愛国主義的な報道や番組がふえました。
そればかりではありません。イラク戦争では従軍方式という一見、自由な報道ができるような錯覚に陥ることになるメディア対策が政府によってとられたのです。
その結果は、ご承知のとおりです。たとえば、累々ところがるイラク人の死体をテレビでみることはなく、観ることができたのはサダム・フセインの像が倒される映像でした。アメリカの殺戮は映像を通して伝えられなかった。切り落とされた重要な事実があったのです。
ここで党首討論一般を否定するつもりはありません。しかし、党首討論をB級映画といいました。
それは、安倍、小沢両氏がつくられた世界で、まさに同じことをちがった言葉で語っていたからにほかなりません。上にあげたアメリカのメディア対策とどこが異なるのでしょう。そんな強い疑問をもつのです。
安倍氏の発言を下記に記します。
参議院選挙は、今までの実績と今後進めようとしている政策を国民に問い、わたしと小沢代表のどちらが総理大臣にふさわしいかを考えていただく選挙だ。
一方の小沢氏。
何としても与野党逆転を果たして2大政党制的な議会制民主主義を定着させるスタートにしたい。
どうでしょう。私はまったく同じことをいっていると思います。
すなわち、今度の参院選が自民党と民主党のたたかいである、という強調です。違う政党ですから違う表現であることはもちろんです。
しかし、これには待ったをかけたい。小沢氏の発言が、まさにストレートに語っています。「2大政党制的な議会制民主主義を定着させるスタート」、これが財界の要求する基本的な方向であり、今回選挙にのぞむ支配層の位置づけでしょう。
小沢氏の言葉は、われわれ民主党も財界のお墨付きをいただける政党です、政権交代はこの2党にお任せください、と語っているにすぎません。
だから、今回の選挙は、二大政党制をこのまま許すのか、それともこれにストップをかけるのか、これが国民の選択に問われているということです。
小沢氏のいう与野党逆転という言葉は、おそらく二大政党制の中の民主党政権という真意のいいかえだと思えるわけです。
日本のメディアもその戦略の中にある。
けれど、自らの社会と運命を選択する主体は国民以外にはありません。
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*;「メディア不信」と情報を請求する権利
追;以下のNHKホームページに党首討論のもようを伝えた概要がまとめられています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/07/02/d20070702000010.html
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