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[橋下市政]健康を奪い財政悪化招く敬老パス有料化
70歳以上の大阪市民が地下鉄・バスに無料乗車できる「敬老優待乗車証」(敬老パス)の一部有料化案について、橋下徹市長が23日、市議会委員会でその影響を尋ねられ、「(パスを使わず)歩くことで健康になる高齢者も出てくるのでは」と答弁した。
市議会内では、有料化で外出を控える高齢者が増えるのでは、という懸念も強く、「乱暴だ」との反発の声も上がった。
共産党の北山良三市議の質問に対し、「プラスになることもある。(パスのない)大阪府豊中市や八尾市のお年寄りは元気だ」などと答えた。北山市議は議会後、「パスを奪って『歩け』と言っているに等しい」と批判したが、橋下市長は「(有料化しても)すべての高齢者が閉じこもりにならない。冷静な議論をしたい」と意見を曲げなかった。
市は、見直しについて市民や市議会の意見を踏まえ、7月末に最終決定する。
(2012年5月23日22時10分 読売新聞)
橋下市長に「パス奪い歩けと言うのか」と批判
懸念されるのは、議会質問にもあるように、これまでバスをつかっていた高齢者が移動手段を利用しづらくなり外出する機会そのものが減る可能性です。外出の機会が減れば、高齢者のADL(日常生活動作)に悪影響を及ぼしかねないと考えるのが妥当だと思えます。
たとえば、長寿科学振興財団・国立長寿医療研究センターはつぎのようにのべています。
地域社会と積極的に関わりをもつ高齢者ほど健康余命が長いことが知られています。地域社会との関わりは「社会参加」、「社会活動」あるいは「社会的紐帯(ちゅうたい:固く結びつけるもの)」という領域とも共通しますが、その他にも「地域共生意識」、「近所づきあい」という要素を含んでいます。
……
高齢社会では制度、政策のみで安心した生活を送ることはできません。それらでカバーしきれない領域に高齢者や地域の力が必要なのです。その意味で「近所づきあい」にも目を向ける必要があります。
高齢者のふだんの「外出頻度」は総合的な健康指標の一つです。外出の機会が多い高齢者ほど身体・心理・社会的側面の健康度が高く、のちのちも健康度を維持しやすいという研究があります。
外出頻度の多寡(たか:量)にはいろいろな要因が影響しますが、地域での「近所づきあい」の有無もその要因の一つです。特に年齢が高くなり、からだが不自由になってくると近所周辺が外出先となります。そうした時期に「ご近所さん」があると外出の機会につながり「閉じこもり」が回避できるのです。
高齢社会において安心し充実して暮らす上で「地域社会」は重要な要素です。その意味で「地域共生意識」や「近所づきあい」は私たち自身が見直すべき課題といえるでしょう。
健康長寿ネット
「地域社会と積極的に関わりをもつ高齢者ほど健康余命が長いことが知られています」とした上で、引用のように外出の意義を認めています。外出の機会を減らすのではなく、増やしてこそ高齢者の健康を守れるのです。
「歩くことで健康になる高齢者も出てくる」と答える市長はどこにその根拠を求めるのでしょうか。またぞろ無責任な答弁を繰り返しているといわれてもしかたがありません。
高齢者の無料パスを取り上げることで、こうして高齢者の日常活動の低下を招くようになれば、高齢者の健康を守れないわけですから、その結果、医療費の増高にもつながります。財政支出削減を目的に提案している無料パス有料化のはずが、医療費の増大を引き起こすという逆説をはらんでいるともいえます。無料パスを有料化すれば健康悪化を招き、医療費を押し上げ財政悪化に導くというまさに負の循環が待っているとも推測されます。
この悪循環の中に高齢者を置いてよいのか。この是非が問われているのではないでしょうか。
全国にはない無料パスを今日まで継承してきたのであれば、それを維持できるようにするところにこそ地方自治体の存在意義があり、役割もまたあるように思えます。
住民の福祉の増進を図るためにも有料化案は撤回するのが地方自治法にのっとった態度だといえ、有料化で、健康をうばい、医療費も増大させ、財政も悪化させるという悪循環を選択するようなことはあってはなりません。
【関連エントリ】
「顔は僕を見て」という橋下市長の地方自治観
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健康に不安をかかえ、歩くことが困難な人が敬老パスで救われているというのに。この手を払いのけることがどんな意味をもつのか、そこに関心のかけらも橋下にはないといえそうです。
豊中は阪急バス、八尾なら近鉄でしょう(八尾は詳しくは無いですが、近鉄沿線ですので)
私が住んでいる「箕面市」も公営バスは無く
コミュニティバスとしてあくまでも実験(将来廃止するかもと倉田市長は言いますが、まず、廃止でしょう。
http://www.city.minoh.lg.jp/kurashi/koutuu/index.html
わざわざ、廃止前提で人気取りで買ったバス。
購入は箕面市ですが、阪急バスの物です。
http://bus.hankyu.co.jp/combus.html
http://www.city.minoh.lg.jp/koutuu/orangeyuzurubus.html#kaisuukentoukounyuubasyo
の通り、乗継にも料金が加算され、更にゆずるバス用の回数券や定期券が有りますが・・誰も買いません。
阪急バスの定期や回数券で間に合うのですから・・。
私の母親は「阪急グランドパス1年分4万」で乗っていますが、3ヵ月程で元を取る位、不便なのです。
箕面、豊中、車社会の市なので
70歳位なら自家用車や大型、中型バイクでかっ飛ばす
か家族に乗用車に乗せてもらうのが普通です。
私も大阪市内から阪神大震災で箕面に引っ越して
バイクを買った位バスの便が悪く、箕面市内の駅に行くのが始発7:30で、1時間1本有る無し、市役所に行くのも公共交通では1日仕事です。最寄の駅が他市、豊中、吹田とは・・。
大阪市内も場所によってはバスに乗って最寄駅へ行く場所やバスなら乗換えせずに行ける所も多いです。
電車とかになると乗換えや一旦迂回して他社線に乗換えて行くので、時間もお金も乗換えするのも「足」が
出ます。
全部の人が対象と言うのは、何でもコスト重視の橋下の浅知恵です。
歩いても良い事と悪い事が判っていない。
(時間の余裕がある人は歩くのも良いが、余裕が無い人は急いで下手をすれば転倒して骨折でもすれば・・
完治するまで時間が掛かれば・・
そこまで予測出来てないのは、思い付きでものを言う
悪い癖です。)
最近、お腹が出て来たので橋下市長自身「公用車を使わずに歩く事をお勧め致します」